美容室向けPOSレジとは、会計や売上管理に加え、予約・顧客管理など美容室の業務まで効率化できるシステムです。
ただし、サービスによって料金や機能が異なるため、選び方が重要です。
この記事では、美容室向けPOSレジの料金・機能・連携システムを比較しながら、美容室の条件・状況に合った選び方やおすすめサービスを紹介します。
サービスをすぐに比較したい方は、「美容室向けPOSレジの比較表 ▼」から確認できます。
美容室向けPOSレジとは
美容室向けPOSレジとは、会計や売上管理に加え、予約・顧客情報・施術履歴などを一元管理できるレジシステムです。一般的なPOSレジと異なり、電子カルテやスタッフ別の売上管理など、美容室特有の業務に対応しています。
美容室では、会計やレジ締めに時間がかかる、予約や顧客情報の管理が煩雑、スタッフや店舗ごとの売上を把握しにくいといった課題があります。
こうした課題を解決するため、個人経営の美容室からスタッフ数の多いサロン、複数店舗を展開する美容室まで幅広く導入されています。
美容室向けPOSレジの主な機能
美容室向けPOSレジには、会計・売上管理に加え、予約管理や顧客管理、電子カルテなどの機能があります。
シンプルに会計・売上管理があればいいのか、顧客・予約管理まで連携したいのかによって、選ぶべきサービスは異なるため、まずは店舗に必要な機能を確認してください。
| 機能 | できること |
| 会計・売上管理 | 施術や店販商品の会計に対応。メニュー別・スタッフ別の売上も自動集計 |
| 顧客管理 | 顧客の基本情報や来店履歴を記録。過去に利用したメニューも確認可能 |
| スタッフ管理 | スタッフ別の売上や施術件数を集計。指名数などの実績も確認 |
| 在庫管理 | 店販商品の販売と連動して在庫数を自動更新。在庫不足も確認 |
| 予約システム連携 | 外部予約システムの予約情報をPOSレジに反映し、予約内容と会計・顧客情報を連動 |
| 電子カルテ | 施術内容や使用薬剤を顧客ごとに記録。施術写真の保存にも対応 |
| 回数券・コース・ポイント管理 | 回数券やコースの残回数を管理。ポイントの付与や利用履歴も記録 |
| 複数店舗管理 | 全店舗の売上を一元管理。メニューや料金も本部から一括設定 |
美容室にPOSレジを導入するメリット
美容室にPOSレジを導入すると、会計やレジ締めの時間を短縮できるほか、接客の質やリピート率の向上、店舗運営の改善にも役立ちます。
会計・レジ締めにかかる時間を短縮できる
会計時の入力作業や閉店後の売上集計の手間が減り、会計からレジ締めまでの業務時間を短縮できます。
特に、混雑時の会計をスムーズに進められるほか、閉店後の作業負担も軽減されるため、スタッフの業務効率化や残業時間の削減につながります。
顧客情報をもとに接客の質を高められる
過去の施術内容や好みを踏まえたカウンセリングができるため、お客様一人ひとりに合わせた接客やメニュー提案につながります。
また、担当スタッフが変わっても情報を引き継げるため、接客の質を保ち、顧客満足度の向上が期待できます。
顧客データを再来店施策に活用できる
来店間隔や過去の利用メニューに応じて、お客様ごとに効果的な再来店の案内やキャンペーンを実施できます。
例えば、しばらく来店していないお客様にクーポンを配信するなど、再来店のきっかけをつくることで、リピート率や売上の向上につながります。
売上データを店舗運営の改善に活かせる
売れ筋メニューやスタッフごとの売上傾向が分かるため、メニュー構成の見直しやスタッフ配置、教育内容の改善につなげられます。
経験や勘だけに頼らず、売上データを根拠に店舗の課題を把握し、改善策を判断できる点がメリットです。
美容室向けPOSレジの2つのタイプと違い
美容室向けPOSレジは2つのタイプに分けられます。違いは、予約・顧客管理までPOSレジと連携してまとめるか、会計・売上管理を中心に使うかです。
| タイプ | 機能 | おすすめの美容室 |
| 1. 美容室向け機能が充実 | 会計・売上管理+美容室向け機能 | 会計から顧客情報までPOSレジでまとめて管理する |
| 2. 会計・売上管理機能が中心 | 会計・売上管理 | 予約・顧客管理は別システムで行う |
1. 美容室向け機能が充実したタイプ
美容室向け機能が充実したPOSレジは、会計・売上管理に加えて、予約管理や顧客管理、電子カルテ、スタッフ管理などに対応しています。
予約から施術、会計までまとめて管理する場合は、このタイプを選んでください。
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2. 会計・売上管理を中心に使うタイプ
会計・売上管理を中心に使うPOSレジは、レジ会計や売上集計を中心に管理します。
予約・顧客管理を別のシステムで行っている場合は、このタイプで十分です。
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おすすめの美容室向けPOSレジ|美容室向け機能が充実
予約管理や顧客管理、電子カルテ、スタッフ管理など、美容室の店舗運営に必要な機能が充実したPOSレジを紹介します。
予約から会計、施術履歴までまとめて管理したい店舗や、複数のシステムを一つにまとめたい店舗におすすめのタイプです。
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おすすめの美容室向けPOSレジ|会計・売上管理を中心
会計や売上集計など、POSレジの基本機能を中心に利用できるサービスを紹介します。
すでに予約システムや顧客管理システムを利用している店舗や、POSレジでは会計・売上管理を中心に行いたい店舗におすすめのタイプです。
無料で利用できるサービスもあるため、必要な機能を絞って導入コストを抑えたい個人の美容室や小規模店舗におすすめです。
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無料で使える美容室向けPOSレジはある?
美容室でも月額0円で使えるPOSレジがあります。会計・売上管理を中心に使う場合は、無料プランでも基本的なレジ業務に対応できます。
一方、電子カルテや施術履歴、スタッフ別の売上管理まで必要な場合は、有料プランや美容室向け機能が充実したPOSレジを選ぶ必要があります。
| POSレジ | 無料で使える主な機能・特徴 | 美容室で使う際の注意点 |
| STORESレジ | 会計・売上管理・商品管理など、POSレジの基本機能を月額0円で利用できる | スタッフごとの売上を記録・集計する機能や、ネットショップとの在庫連携には有料プランが必要 |
| Airレジ | 会計・売上管理・商品管理・在庫管理・顧客管理などを無料で利用できる | 電子カルテや施術履歴など、美容室向けの専用機能は標準搭載されていない |
| Square POSレジ | 会計・売上管理・商品管理・在庫管理・顧客管理・売上レポートなどを無料で利用できる | スタッフごとの売上追跡や詳細なスタッフ管理など、一部の機能は有料 |
無料で使えるPOSレジをさらに比較したい場合は、無料のPOSレジを比較!選び方や注意点まで解説を参考にしてください。
美容室向けPOSレジの選び方
美容室向けPOSレジを選ぶときは、現在使っている予約システムとの連携、必要な機能を使った場合の料金、店舗での使いやすさを比較しましょう。
今使っている予約・顧客管理システムとの連携を確認する
すでに予約システムや顧客管理システムを使っている場合は、導入するPOSレジと連携できるかを確認しましょう。
現在のシステムに不満がなく、スタッフも使い慣れている場合は、無理に入れ替えず、連携できるPOSレジを選ぶ方法があります。
一方、予約・顧客情報・会計を別々に管理していて管理が煩雑になっている場合は、POSレジ導入のタイミングで一つのサービスにまとめることも検討しましょう。
料金は「必要な機能を使った場合」で比較する
POSレジの料金は、無料・月額○円といった基本料金だけではなく、自分のお店で必要な機能を使った場合の料金で比較しましょう。
例えば、基本的なPOS機能は無料でも、予約管理や電子カルテ、複数店舗管理などを利用するには、上位プランへの変更やオプションの追加が必要な場合があります。
店舗で使いやすいか確認する
POSレジはスタッフが毎日使うため、機能だけでなく操作のしやすさも確認しましょう。
特に、予約・顧客情報の確認、施術後の会計、カルテの入力など、実際の店舗業務で頻繁に行う操作がスムーズに行えるかが重要です。
無料プランや無料体験、デモが用意されている場合は、実際の営業を想定して一連の操作を試してみましょう。
導入後のサポート体制を確認する
導入時の初期設定やデータ移行、利用開始後のトラブルまで対応できるサポート体制が必要です。問い合わせ方法、対応時間、初期設定サポートの有無が主な判断材料になります。
POSレジの不具合は会計業務に影響するため、店舗の営業時間中にサポートを受けられるサービスの方が安心です。
複数店舗の場合は店舗横断の管理機能を確認する
複数店舗を運営している場合は、各店舗の売上や顧客情報、スタッフ情報を本部でまとめて管理できるかが重要です。
今後の出店も想定するなら、店舗追加への対応や複数店舗向けの管理機能まで見ておく必要があります。
美容室向けPOSレジの必要機器と料金相場
美容室向けPOSレジは、無料~月額1万円台程度が料金の目安です。会計・売上管理だけなら無料プランでも十分ですが、予約管理や電子カルテなどを使う場合は有料プランが必要になることがあります。
また、POSレジの利用料とは別に、タブレットや決済端末などの機器代がかかる場合があります。
| 項目 | 費用の目安 | 必要になるケース |
| POSレジ利用料 | 無料~月額1万円台程度 | 会計・売上管理に加え、予約管理や電子カルテなどを使う場合 |
| iPad・スマホ・PC | 手持ちなら0円 ※新規購入なら5万~15万円程度 | POSレジに対応する端末がない場合 |
| キャッシュレス決済端末 | 無料~4万円程度 | クレジットカードやQRコード決済などを導入する場合 |
| レシートプリンター | 2万~5万円程度 | 紙のレシートを発行する場合 |
| キャッシュドロア | 5,000円~2万円程度 | 現金をレジで保管・管理する場合 |
手持ちのiPadやスマートフォンを活用すれば、初期費用・月額費用0円から導入できるサービスもあります。
キャッシュレス決済も導入する場合は、端末代に加えて決済手数料やPOSレジとの連携も確認します。詳しくは、美容室向けキャッシュレス決済端末の記事で比較しています。
予約・顧客管理までまとめる場合は、予約システムの料金やPOSレジとの連携も重要です。詳しくは、美容室・サロン向け予約システムの記事で比較しています。
美容室にPOSレジを導入するまでの流れ
導入するPOSレジを決めたら、申し込み・契約を行い、必要な機器を準備し、初期設定をします。キャッシュレス決済を導入する場合は審査が必要になることもあるため、余裕を持って準備を進めましょう。
1. 申し込み・契約をして必要な機器を準備する
導入するPOSレジに申し込み、利用するプランやオプションを契約します。
あわせて、iPadやスマートフォン、キャッシュレス決済端末、レシートプリンター、キャッシュドロアなど、店舗の運用に必要な機器を準備します。
キャッシュレス決済を利用する場合は、決済サービスへの申し込みや加盟店審査が必要になる場合があります。POSレジの利用開始日とあわせて、決済端末をいつから使えるかも確認しておきましょう。
2. 初期設定・データ移行を行う
POSレジを利用できるようになったら、施術メニューや料金、スタッフ、支払い方法などを登録します。
すでに顧客管理システムなどを利用している場合は、必要に応じて顧客情報や施術履歴などのデータを移行します。予約システムやキャッシュレス決済などと連携する場合も、この段階で設定しておきましょう。
データ移行の方法はサービスによって異なり、CSVで取り込める場合や、提供会社が移行をサポートしてくれる場合があります。
3. 操作テストをして利用開始する
営業で使い始める前に、実際の接客を想定してPOSレジを操作してみましょう。予約システムと連携している場合は、「予約を確認する → 顧客情報を呼び出す → メニューを確認する → 会計する → カルテや来店履歴を更新する」といった一連の流れを確認します。
現金やキャッシュレス決済で正しく会計できるか、レシートが発行されるか、売上が正しく集計されるかなども確認しておきましょう。
