Tap on Mobileとは?JMSの料金・手数料、メリット・デメリットを解説

Tap on Mobile(タップオンモバイル)は、Androidスマホを決済端末として使えるJMSのキャッシュレス決済サービスです。

Android端末に専用アプリをインストールすれば、専用のカードリーダーを別に用意せず、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済を受け付けられます。

現在はキャンペーンでAndroid端末を先着3,000台まで無料で提供しているため、対象となれば端末を新たに購入する必要もありません。

この記事では、Tap on Mobileの料金や対応決済、メリット・デメリット、専用端末との違い、キャンペーンまで解説します。

Tap on Mobile(タップオンモバイル)とは?Androidスマホが決済端末になるJMSのサービス

Tap on Mobile(タップオンモバイル)でのカード決済のシーン

Tap on Mobileは、株式会社ジェイエムエス(JMS)が提供するAndroid端末専用のキャッシュレス決済サービスです。

NFC(端末をかざして近距離でデータ通信する機能)を搭載した対応Androidスマートフォンやタブレットに専用アプリを入れ、カードやスマホを端末に近づけると決済ができます。

一般的なキャッシュレス決済では、スマートフォンとは別にカードリーダーや専用決済端末を設置する必要があります。

Tap on Mobileはスマホのモバイル通信またはWi-Fiを利用できるため、インターネット回線を新たに用意する必要もありません。

クレジットカードのタッチ決済に加えて、電子マネーやQRコード決済にも対応できます。

項目Tap on Mobile
サービス名Tap on Mobile(タップオンモバイル)
提供会社株式会社ジェイエムエス
初期費用0円
月額費用0円
決済手数料2.48%、3.24%
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード決済
対応ブランド数67種
必要な機器Androidスマートフォン・タブレットのみ
※所定の条件を満たす端末
※無料提供キャンペーン中
入金サイクル月2回または月6回

料金や対応ブランド、入金条件はJMS公式情報に基づきます。クレジットカード2.48%はJMS中小企業応援プログラムの適用条件を満たした場合の料率です。

決済操作もシンプルです。アプリで支払い方法を選び、金額を入力したら、顧客がカードやスマートフォンをAndroid端末にかざすだけで決済できます。 

Tap on Mobile(タップオンモバイル)の決済の流れ

Tap on Mobileの料金・決済手数料

Tap on Mobileは初期費用・月額費用ともに0円です。毎月固定で発生するサービス利用料はなく、主な費用はキャッシュレス決済が発生した際の決済手数料となります。

項目料金・手数料
初期費用0円
月額費用0円
クレジットカード
決済手数料
2.48%または3.24%
電子マネー
決済手数料
3.24%
QRコード
決済手数料
3.24%
入金回数通常:月2回
早期払い:月6回
振込手数料通常:0円
早期払い:198円(税込)/振込ごと

クレジットカードの2.48%は、JMS中小企業応援プログラムが適用された場合の料率です。適用されない場合は3.24%となります。

売上金の入金は、月2回と月6回から選べます。月2回では15日ごとの売上代金を15日後に振り込み、月6回の早期払いでは5日ごとの売上代金を5日後に振り込みです。

なお、Tap on Mobileを使うAndroid端末の通信費は別途必要です。現在はAndroid端末の無償提供キャンペーンがありますが、提供端末にもSIMカードは付属しないため、モバイルデータ通信環境を用意するか、Wi-Fiを利用しましょう。

Tap on Mobileで利用できる決済方法・ブランド

Tap on Mobileは、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済を合わせて67種類の決済ブランドに対応しています。

Tap on Mobileで利用できる決済方法・ブランド
決済方法主な対応ブランド
クレジットカードVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
電子マネーQUICPay+、iD、交通系IC(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)、nanaco、楽天Edy、WAON
QRコード決済PayPay、d払い、楽天ペイ、AEON Pay、Smart Code、Alipay+、WeChat Pay など

Tap on Mobileのメリット

専用の決済端末を購入せずに導入できる

Tap on Mobileの大きなメリットは、Android端末そのものをキャッシュレス決済端末として使えることです。

また、クレジットだけでなく、電子マネーやQRコード決済など複数のキャッシュレス決済に1台で対応できるため、決済手段ごとに端末専用のカードリーダーを準備する必要もありません。
レジスペースが限られる店舗や、持ち運べる決済端末をお探しの方にもおすすめです。

初期費用・月額費用0円で導入できる

Tap on Mobileは、端末費用・月額費用ともに0円です。固定費をかけず、決済が発生した際の手数料を中心とした料金体系で運用できます。

キャッシュレス決済の利用件数がまだ多くない店舗でも、毎月の固定費を増やさずに導入できます。

特に小規模な店舗やキャッシュレス決済を新たに始める事業者では、固定費がかからないのは大きなメリットです。

店内やイベント会場でも持ち運んで決済できる

Androidスマートフォンやタブレットを使うため、決済場所をレジカウンターに固定する必要がありません。

美容室の施術席、飲食店のテーブル、店頭販売、キッチンカーなど、その場所まで端末を持って移動できます。

1台で複数のキャッシュレス決済に対応できる

Tap on Mobileは、「クレジットカード」だけではなく、交通系ICやiD、QUICPay+などの「電子マネー」やPayPayなどの「QRコード決済」にも対応しています。

スマートフォン1台で主要なキャッシュレス決済をまとめて受け付けられるため、決済方法ごとに端末を増やす必要がありません。

ただし、電子マネーには利用端末の制約があります。電子マネーを含めて導入する場合は、申し込み前に対応機種を確認してください。

売上や入金情報をi.Landで一括で確認できる

i.LandとLINE公式アカウント

JMSでは、加盟店向けWebサービス「i.Land」で振込額・売上明細・契約情報をまとめて確認できます。PDFやCSVへの出力にも対応しており、売上や入金情報をオンラインで管理できます。

さらにJMS公式LINEとi.Landを連携すると、振込内容が確定した際にLINE通知を受け取れます。決済端末だけでなく、売上確認までJMSのサービス内でまとめられる点も特徴です。

Tap on Mobileのデメリット・注意点

利用できるAndroid端末に条件がある

Tap on Mobileは、Androidスマートフォンなら何でも使えるわけではありません。Android OS 10~15、NFCアンテナ搭載などの前提条件が定められています。QRコード決済にはカメラ機能も必要です。

また、電子マネーを利用する場合は対応端末がさらに限定されます。クレジットカードやQRコード決済で使えるAndroid端末でも、電子マネーまで対応するとは限りません。また、iPhoneには対応していません。

動作確認済み端末の最新情報は、下記の日本カードネットワークの資料で確認できます。

Tap on Mobile 動作確認済み端末を確認する

クレジットカードはタッチ決済・一回払いのみ

Tap on Mobileで受け付けられるクレジットカードは、タッチ決済に対応したカードだけです。ICカードを端末へ差し込む決済や磁気カードの読み取りには対応していません。支払い方法も一回払いに限られ、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス一括払いは対象外です。

高単価の商品やサービスを扱い、一回払い以外の支払い方法も用意する場合は、JMSの専用決済端末の方がおすすめです。

JMSの専用決済端末なら通常のカード読み取りに加えて、分割払いやリボ払いなどにも対応します。詳しい違いは後ほど比較します。

紙のレシートをその場で発行できない

Tap on Mobileにはプリンターがないため、紙レシートは発行できません。

ただし、電子レシートには対応しています。決済後は、画面に表示される二次元コードを顧客が読み取る方法、または顧客のメールアドレスへ送る方法で電子レシートを発行できます。

電子レシートだけで運用できる店舗では問題ありませんが、紙レシートをその場で渡したい場合は、プリンターを内蔵したJMSの専用決済端末を選びましょう。

POSレジとの連携には対応していない

Tap on MobileはPOSレジ連携に対応していません。POSレジで入力した会計金額を決済端末へ自動で受け渡す運用ではなく、Tap on Mobile側で決済を行う形になります。

POSレジと決済を連携したい場合もJMSの専用決済端末を選びましょう。

Tap on MobileとVEGA3000の違い

Tap on MobileとVEGA3000(JMSの専用決済端末)は、どちらもJMSおまかせサービスで選べるキャッシュレス決済方法です。

ここからはその違い、選び方を解説します。

Tap on MobileとVEGA3000の違い
比較項目Tap on MobileVEGA3000
端末タイプAndroidスマートフォン・タブレット専用マルチ決済端末
端末費用0円0円
月額費用0円Wi-Fi接続:0円
LTE接続:693円(税込)
対応ブランド数67種
(銀聯カード・J-Debitなど非対応)
71種
クレジットカードタッチ決済のみタッチ・ICカード・磁気カード
支払い方法一回払い一回・2回・分割・リボ・ボーナス
電子マネー⭕⭕
QRコード決済⭕⭕
紙レシート✖⭕
POSレジ連携✖⭕
持ち運び⭕⭕
主な利用シーン省スペース、席決済、店頭販売、キッチンカーレジ会計、高単価商材、紙レシート、POS連携

VEGA3000はプリンターとバーコードスキャナを内蔵し、本体だけで決済から売上票の印字まで行えます。POS+との連携にも対応しています。一方、Tap on Mobileは専用端末を増やさず、Android端末だけで決済できることが強みです。

スマホ1台で決済するなら「Tap on Mobile」

専用端末を増やさず、固定費を抑えてキャッシュレス決済を導入するならTap on Mobileがおすすめです。スマートフォンを持ち運べるため、レジ以外の場所で会計する店舗でも活用できます。

クレジットカードはタッチ決済・一回払いで問題なく、紙レシートやPOSレジ連携も不要であれば、Tap on Mobileの機能で十分です。

紙レシートやPOS連携が必要なら「VEGA3000」

紙レシート、カード差し込み、分割払い、POSレジ連携のいずれかが必要ならVEGA3000がおすすめです。Tap on Mobileで制限されている機能を専用端末で補うことができます。

VEGA3000もWi-Fi接続なら月額費用0円です。LTE回線を使う場合のみ、SIMカード利用料として月額693円(税込)がかかります。

Tap on Mobileがおすすめの事業者

Tap on Mobileは、専用端末を置かずにAndroid端末を持ち運べるため、決済する場所が固定されていない事業者やレジスペースが限られるお店におすすめです。

屋外で決済したいキッチンカー・イベント販売

キッチンカーやイベントや催事にも出店する事業者にはTap on Mobileがおすすめです。Android端末をそのまま持ち運べるため、屋外の販売場所でもキャッシュレス決済を受け付けられます。

なお、催事やイベントだけで営業する無店舗の販売形態はJMSおまかせサービスへ申し込めないため、実店舗や常設の営業拠点を持ち、イベント出店も行う事業者での利用が前提となります。

席でそのまま会計したい美容室・サロン

美容室やサロンでは、Android端末を施術席まで持っていけば、顧客がレジまで移動せずにその場で会計できます。

なお、エステサロンなどで特定継続的役務提供に該当する業態は、JMSおまかせサービスの申込対象外となるため、事前に契約条件の確認が必要です。

店頭や軒先でテイクアウト販売もしたい飲食店

店内営業に加えて店頭や軒先でテイクアウト販売を行う飲食店では、レジとは別の場所で会計が発生します。

Tap on MobileならAndroid端末を店頭まで持ち出し、その場でキャッシュレス決済を受け付けられます。

店内ではテーブルまで端末を持っていくテーブル会計もできるため、レジ以外で会計する機会が多い飲食店で活用できます。

省スペースでキャッシュレス決済を導入したい小規模事業者

レジカウンターが小さい店舗では、POSレジ、プリンター、決済端末などを並べるとスペースを取ります。

一方、Tap on Mobileで決済に必要な機器はAndroid端末だけなので、スマートフォン1台分のスペースでキャッシュレス決済を導入できます。

クレジットカード・電子マネー・QRコード決済を1台で扱えるため、複数の決済機器を設置する必要もありません。

Tap on Mobileのキャンペーン|Android端末無料+JCBギフトカード最大4,000円分

現在、Tap on Mobileの申し込みで対応Android端末の無償提供と、JCBギフトカード最大4,000円分を受け取れるキャンペーンが実施されています。

詳しい条件や期限などを解説します。

特典内容主な適用条件期限
Android端末
無償提供
対応Android端末1台JMSおまかせサービスで
Tap on Mobileを申し込む
先着3,000台
初回決済特典JCBギフトカード3,000円分・2026年10月31日までに申し込み
・Tap on Mobileで1回以上決済
決済は2026年12月31日まで
LINE連携特典JCBギフトカード1,000円分・上記3,000円分の条件を満たす
・LINEとi.Landを連携
2026年12月31日まで

JCBギフトカードの3,000円分のキャンペーンは、初めてJMSおまかせサービスに申し込みをした方が対象です。

Android端末の無償提供は審査結果によって適用されない場合があります。また、端末にSIMカードは付属していません。Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が可能なSIMカードは加盟店側で用意します。また、一定期間経っても利用せず、売上が確認できない場合などには、端末代金相当を請求される場合がある点もご注意ください。

キャンペーンは予告なく内容変更・終了となる場合があります。申し込み前に最新の条件を公式サイトでご確認ください。

Tap on Mobileの申し込み方法・導入までの流れ

Tap on MobileはJMSおまかせサービスのWeb申し込みから手続きを進めます。申し込みから利用開始までの基本的な流れは次の5ステップです。

  1. 仮登録
    Webフォームに基本情報を入力します。仮登録後、JMSから本登録用のメールが届きます。
  2. 本登録
    メールから本登録ページへ進み、必要事項を入力して必要書類をアップロードします。
  3. 加盟店審査
    各カード会社による加盟店審査が行われます。審査の過程で、追加書類の提出や申込内容の確認を求められる場合があります。 
  4. 利用開始案内を受け取る
    Tap on Mobileは、本登録完了から約4週間で利用開始の案内メールが送られます。キャンペーンでAndroid端末が提供される場合は、端末も3~4週間程度を目安に発送されます。
  5. アプリを設定して決済を開始する
    専用アプリをダウンロードして初期設定を行います。クレジットカード・電子マネーは初期設定完了後に開始できますが、QRコード決済はブランドによって追加審査があり、開始時期が異なります。

PayPay・d払い・楽天ペイ・AEON Payなどは追加審査のため、利用開始までさらに時間がかかる場合があります。すべての決済方法を同時に開始できるわけではない点は理解しておきましょう。

まとめ

Tap on Mobileは、Androidスマートフォンやタブレットをそのままキャッシュレス決済端末として使えるサービスです。初期費用・月額費用0円で、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応しています。専用端末を増やさず、持ち運びや省スペースを重視する場合はTap on Mobileがおすすめです。

一方、クレジットカードはタッチ決済・一回払いに限定され、紙レシートやPOSレジ連携にも対応していません。カード差し込み、分割払い、紙レシート、POSレジ連携が必要ならVEGA3000(JMSの決済端末)を選んでください。JMSの中でも、必要な機能によってスマホ型と専用端末型を明確に使い分けられます。

現在はAndroid端末の無償提供とJCBギフトカード最大4,000円分のキャンペーンも実施されています。申し込みを検討する場合は、キャンペーン期限と加盟条件を確認したうえで公式サイトから手続きを進めてください。