テイクアウト予約システムは、来店前に商品を注文し、受け取り日時や受け取り方法を指定できるオンライン注文システムです。サービスによって、事前決済、時間帯ごとの受付上限、在庫・品切れ管理、POSレジやキッチンプリンターとの連携、顧客・注文履歴管理などの機能が異なります。
比較で重要なのは、月額料金だけではありません。初期費用、注文ごとのサービス利用料、オンライン決済手数料、受取時間の設定、予約締切、在庫管理、注文導線がWeb・LINE・専用アプリのどれかまで確認する必要があります。
本記事では、テイクアウト予約システムの機能や導入メリット、選び方のポイントを解説し、おすすめサービスを比較して紹介します。
| サービス名 | 特徴 | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|---|
事前決済とPOS連携で受け渡しを効率化 |
お問い合わせ |
お問い合わせ |
|
自社アプリで予約注文・リピーター獲得の機能 |
お問合せ |
お問合せ |
|
自社アプリとLINEで注文、POSやキッチンに連携 |
0円 |
10,000円 |
|
低コストでシンプルにLINEで注文受付 |
9,800円(税抜) |
2,980円(税別) |
|
テイクイーツ |
無料開始できるテイクアウト特化 |
0円 |
30,000円 |
かんたん注文 |
LINE活用で店外注文を一元管理 |
お問合せ |
8,980円~ |
テイクアウト予約システムとは
テイクアウト予約システムとは、店舗外からスマートフォンやWebを使ってテイクアウト商品を注文し、店舗での受け取りに必要な日時・時間帯などを管理する仕組みです。オンライン決済、店舗支払い、注文通知、品切れ設定などの対応範囲はサービスによって異なります。
システムによっては、クレジットカードやPayPayによる事前決済にも対応しており、注文から支払いまでをオンライン上で完結できます。電話や店頭での注文対応を減らし、テイクアウト販売の流れを効率化できる点が特徴です。
テイクアウト予約の運用では「注文フォームがあるか」だけでなく、受取時間の指定、時間帯ごとの受付上限、予約締切、商品在庫、決済、店舗側の受注処理まで確認することが重要です。
モバイルオーダーとの違い
モバイルオーダーは、顧客がスマートフォンから注文する仕組みの総称として使われ、店内のテーブルオーダーと店外のテイクアウト注文の両方を含むサービスがあります。本記事は、そのうち「店舗外から注文し、店舗で受け取る」テイクアウト予約・Web注文に対象を限定します。
店内注文を含むモバイルオーダー全般を比較する場合は下記記事で比較してください。
注文導線はWeb・LINE・専用アプリに分かれる
テイクアウト注文の入口は、主にWebサイト、LINE、専用アプリです。Web型はURLやQRコードから注文画面へ進む方式で、Camel OrderはWebサービスであること、くるリピは注文サイトとアプリの両方に対応することを公式サイトで確認できます。LINE型では、リピッテや注文くんのようにLINE公式アカウント上で注文を受け付けるサービスがあります。
専用アプリは、アプリのダウンロードが必要になる一方、くるリピのようにプッシュ通知・クーポン・スタンプカード等を提供するサービスがあります。どの導線が適切かは、既存の顧客接点と必要機能で判断しましょう。
LINEを注文導線の中心にしたサービスを詳しく比較する場合は下記記事をご覧ください。
テイクアウト予約システムの主な機能
| 機能 | 確認内容 |
| 予約注文・受取時間設定 | 受取日、受取時間帯、最短受取時間、予約締切などを設定 |
| 注文数・在庫管理 | 商品、日付、時間帯ごとの受注上限や品切れを管理 |
| 決済 | オンライン事前決済、店舗支払いなどを設定 |
| 受注管理 | 注文通知、ステータス更新、注文一覧・伝票出力などを管理 |
| 顧客・注文履歴 | 顧客情報、注文履歴、再注文・販促に使うデータを管理 |
| 外部連携 | POSレジ、キッチンプリンター、決済、アプリ等と連携 |
テイクアウト予約システムを導入するメリット
電話・店頭以外の注文受付窓口を作れる
Web、LINE、アプリなどの注文画面を公開することで、電話や店頭とは別の注文受付窓口を用意できます。注文内容がデータとして管理されるサービスでは、商品・数量・受取日時を注文データとして確認できます。
受取時間に合わせて注文を管理できる
受取時間の指定や時間帯ごとの注文件数上限に対応するサービスでは、店舗側が受け取り予定を事前に確認できます。O:der ToGoでは受取時間間隔と時間帯ごとの注文件数上限、テイクイーツでは曜日・時間ごとの注文数上限、STORESでは受取時間と受付幅を設定できます。
事前決済に対応するサービスでは受け渡し時の会計を省ける
オンライン事前決済に対応するサービスでは、注文時に決済を完了できます。POS+ order & pay、くるリピ、Camel Orderなどは事前決済に対応しています。ただし、決済代行会社との別契約や決済手数料が必要になる場合があります。
【比較表】テイクアウト予約システム12選
決済手数料・サービス利用料は契約条件や決済会社により変わる場合があるため、契約前に最新見積もりを確認してください。
| サービス名 | 特徴 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 注文導線 | 受付日時指定 | 受付上限 | 在庫・品切れ | 事前決済 | POS・厨房連携 | その他機能 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前決済とPOS連携で受け渡しを効率化 |
お問い合わせ |
お問い合わせ |
お問い合わせ |
Web/アプリ |
〇 |
問合せ |
問合せ |
〇 |
〇 |
キッチンプリンターから注文内容を出力 |
|
自社アプリで予約注文・リピーター獲得の機能 |
お問合せ |
お問合せ |
決済手数料のみ※注文手数料なし |
Web/専用アプリ |
〇 |
問合せ |
〇 |
〇 |
〇 |
待ち時間設定 |
|
自社アプリとLINEで注文、POSやキッチンに連携 |
0円 |
10,000円 |
事前決済:最大6% |
Web/アプリ/LINE |
〇 |
問合せ |
問合せ |
〇 |
〇 |
予約商品の受付 |
|
初期・月額0円でPayPay対応のテイクアウト予約 |
0円 |
0円 |
3.6%+¥10 |
web |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
受取待ち時間設定 |
|
月額・初期費用・販売手数料0円 |
0円 |
0円 |
3.6% |
Web |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
店舗受取時間の設定 |
|
低コストでシンプルにLINEで注文受付 |
9,800円(税抜) |
2,980円(税別) |
問い合わせ |
LINE |
〇 |
〇 |
問合せ |
〇 |
〇 |
注文の受付・管理 |
|
かんたん注文 |
LINE活用で店外注文を一元管理 |
お問合せ |
8,980円~ |
1.98~3.74% |
LINE |
〇 |
問合せ |
問合せ |
〇 |
〇 |
注文状況・進捗をリアルタイム通知 |
テイクイーツ |
無料開始できるテイクアウト特化 |
0円 |
30,000円 |
サービス手数料1.4% |
Web |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
注文者による日時変更・キャンセル |
GATE |
顧客管理と予約をLINEミニアプリで |
問い合わせ |
問い合わせ |
約5% |
Web |
〇 |
問合せ |
問合せ |
〇 |
〇 |
受取時間の自動調整 |
O:der ToGo |
多店舗のテイクアウト運用に強い |
問い合わせ |
問い合わせ |
問い合わせ |
Web |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
最短受取時間 |
注文くん 店外モバイルオーダー |
受取日時指定で事前決済できる |
問い合わせ |
6,000円(税別) |
3.6% |
LINE |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
予約期限設定 |
L.B.B.Cloud |
店内注文からPOSまで一体管理 |
問い合わせ |
11,000円 |
3.6% |
Web/LINE |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
注文ステータス管理 |
テイクアウト予約システムの選び方|比較すべき7つのポイント
1. 受取時間・予約締切を店舗の調理時間に合わせて設定できるか
受取時間の間隔、最短受取時間、受付終了時間、後日予約の可否を確認します。O:der ToGoは受取時間間隔、最短受取時間、後日受取注文を設定でき、注文くんは受取日と予約期限を設定できます。
2. 時間帯ごとの受付上限・在庫・品切れを管理できるか
注文が集中する時間帯を管理する場合は、時間帯ごとの注文件数上限や在庫設定が必要です。テイクイーツは商品・日付・時間ごとの受注可能件数、STORESは受付幅と商品・オプションの一時停止、くるリピは店舗ごとの品切れを設定できます。
3. 月額だけでなく固定費+サービス利用料+決済手数料で比較する
料金体系はサービスごとに異なります。STORESは月額0円でもオンライン決済3.6%+10円/注文、POS+ order & payはWeb版の月額に加えて売上の2%のサービス利用料が必要です。公開価格がないサービスは見積もりで総額を確認します。
4. 事前決済と店舗支払いの両方が必要か確認する
事前決済のみ、店舗支払い併用、決済会社との別契約など条件が異なります。Camel Orderは店頭支払いと事前決済の両方、O:der ToGoは店頭決済・クレジットカード・d払い・PayPay・au PAYを設定対象として案内しています。
5. Web・LINE・専用アプリのどの注文導線を使うか決める
Web型はURLから注文、LINE型はLINE公式アカウントを入口に注文、専用アプリ型はアプリ内機能を利用します。既存顧客との接点に合わせ、会員登録・アプリダウンロードの有無も確認します。
6. POSレジ・キッチンプリンターと連携できるか確認する
既存POSや厨房機器と連携する場合は、対応製品と連携範囲を確認します。STORESはSTORES POSと注文・在庫・売上を同期し、Camel OrderはPOS・OES・キッチンプリンター連携を案内しています。
7. 複数店舗・顧客・注文履歴まで必要か確認する
多店舗運営やリピート施策まで行う場合は、店舗横断管理、顧客情報、注文履歴の管理範囲を確認します。くるリピは顧客情報と注文履歴の一元管理、テイクイーツは複数店舗管理を提供しています。
POS連携を重視して比較する場合は下記記事をご覧ください。
テイクアウト予約システム12選
おすすめのテイクアウト予約システムを紹介します。無料で導入できるものもあります。まずは使ってみてから本格導入を決めたい人には、初期費用・月額料金無料のものがおすすめです。
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テイクアウト予約システム導入前の注意点
「無料」でも決済手数料や予約機能の有料条件を確認する
STORESは月額0円でもオンライン決済手数料が発生します。Squareは無料プランで店舗受取に対応しますが、将来日時を指定する事前注文はプラス以上です。月額0円だけで判断せず、必要な予約機能と取引ごとの費用を確認してください。
商品・在庫・営業時間の更新ルールを決める
テイクアウト予約では、販売中の商品、品切れ、販売期間、休業日、受付時間をシステム上で管理します。更新担当者と更新タイミングが曖昧なままでは、Web上の販売条件と店舗の提供可否に差が生じるため、運用ルールを事前に定める必要があります。
時間帯ごとの受付上限を調理・受け渡し能力に合わせる
受取時間指定を導入する場合は、受取時間間隔と時間帯ごとの受付上限を店舗側で設定できるか確認します。O:der ToGo、テイクイーツ、STORESなどは時間・受付数に関する設定を提供しています。
LINE・アプリを使う場合は注文開始までの操作を確認する
LINE公式アカウントの友だち追加、専用アプリのダウンロード、Webページへの遷移など、注文導線はサービスによって異なります。既存の顧客接点と同じ導線を使えるか、注文前に追加操作が必要かを導入前に確認してください。
デリバリー注文の一元管理が目的なら専用システムを比較する
複数のフードデリバリーサービスから入る注文を1台の端末でまとめることが主目的の場合、検索意図は「テイクアウト予約システム」ではなく「デリバリー注文一元管理」に近くなります。本記事では各社の外部デリバリー受信機能を深掘りせず、専用記事へ分離します。
Uber Eats等を含む複数デリバリー注文の統合管理を比較する場合は下記記事で比較してください。
まとめ|料金だけでなく受取時間・在庫・注文導線まで比較する
テイクアウト予約システムは、オンラインで注文を受け付けるだけでなく、受取日時、注文上限、在庫、決済、受注処理を管理する仕組みです。比較では、月額料金と決済手数料に加え、受取時間・予約締切、時間帯別の受付上限、品切れ、Web・LINE・アプリの注文導線、POSやキッチンとの連携を確認してください。
無料プランを使う場合も、予約日時指定が有料機能ではないか、取引ごとの決済手数料がいくらかを確認します。公開料金がないサービスは、必要機能を整理したうえで見積もりを取り、同じ条件で総コストを比較してください。
