継続課金システムは、月額課金やサブスクリプション、会費、月謝、従量課金などを自動化できるサービスです。
継続課金システムを導入すれば、定期請求や決済回収を効率化し、経理や運営担当者の負担を軽減できます。
本記事では、継続課金システムの費用、手数料、対応できる課金方式を比較し、種類ごとにおすすめのサービスを紹介します。
| 種類 | おすすめの人 | おすすめサービス |
| 月謝・会費の決済と会員管理 | スクール、ジムなどで、会員情報・月額請求をまとめて運用したい | 月謝ペイ、月額パンダ、会費ペイ、STORES予約、Smart Hello |
| 従量課金など複雑な課金ルールに対応 | SaaSやBtoBで、利用量、段階制など複雑な課金ルールを設計したい | サブスクペイ、Paysys、Stripe Billing、Scalebase、サブスクONE |
| 定額請求だけをシンプルに導入 | 個人事業主、小規模事業者などで、複雑な契約管理や独自課金ルールが不要なケース | Square決済、サブスクペイ メールリンク決済 |

継続課金システムとは
継続課金システムとは、一度登録した決済情報をもとに、一定の周期で料金を継続的に請求・回収するシステムです。
塾・習い事・教室の月謝、ジムの会費、ファンクラブ、Webサービス・アプリなどのサブスクの利用料など、定期的な支払いが発生するサービスの多くで導入されています。
継続課金システムの仕組み
継続課金システムでは、顧客が初回申込時にクレジットカードや口座振替などの支払い方法を登録し、事業者が設定したスケジュールに沿って料金を自動で請求します。

一度支払い方法を登録すれば、顧客が毎回決済操作をする必要はありません。たとえば、申込時にクレジットカードを支払い方法として登録し、毎月25日を請求日に設定すると、翌月以降も毎月25日に5,000円が自動で決済されます。
また、決済状況はシステム上で確認でき、サービスによっては決済失敗時の再請求や未払い管理にも対応しています。
継続課金・月額課金・都度課金の違い
継続課金、月額課金、都度課金の大きな違いは、料金を請求するタイミングと周期です。
| 課金方式 | 請求方法 |
| 継続課金 | 毎月、2カ月ごと、年1回など、あらかじめ決めた周期で繰り返し請求する |
| 月額課金 | 継続課金の一種で、月謝や月額制サービスのように毎月料金を請求する |
| 都度課金 | ECでの商品購入や単発サービスの利用など、購入・利用のたびに請求する |
月額課金は継続課金に含まれますが、継続課金は毎月の請求だけを指すものではありません。年額課金や数カ月ごとの請求なども含まれます。
継続課金システムは、月額課金や年額課金などの定期的な請求に対応します。サービスによっては、利用量に応じて料金が変わる従量課金や、単発の都度課金にも対応できます。
継続課金システムでできること
継続課金システムでは、料金の自動回収だけでなく、顧客・契約情報の管理、請求書の発行、未払いへの対応まで行えます。代表的な機能は次のとおりです。
| 機能 | できること |
| 定期請求・自動決済 | 月額・年額・従量課金などの料金体系を設定し、決めた周期で料金を自動的に請求・決済する |
| 顧客・契約管理 | 顧客情報と料金プラン、契約期間、開始日、解約状況などをまとめて管理する |
| 請求書発行・送付 | 請求内容に応じて請求書を発行し、メールなどで顧客へ送付する |
| 入金・未払い管理 | 顧客ごとの入金状況や未払い、決済失敗などを確認する |
| 再請求・督促 | 決済失敗時に再請求を行い、支払期限や決済方法の更新などを顧客へ案内する。サービスによっては再請求や督促メールを自動化できる |
搭載されている機能はサービスによって異なります。決済機能に特化したサービスもあれば、請求書発行、顧客・契約管理、未払い対応までまとめて行えるシステムもあります。
継続課金システムで利用できる決済方法
継続課金システムで代表的な決済方法は、クレジットカードと口座振替です。
| 決済方法 | 特徴 |
| クレジットカード | 登録したカードに対して、毎月・毎年など設定したタイミングで自動決済できる |
| 口座振替 | 登録した銀行口座から、毎月の指定日に料金を自動で引き落とせる |
どちらも一度支払い情報を登録すれば、その後は顧客が毎回手続きすることなく料金を回収できます。
注目の決済サービス
継続課金システムを導入する4つのメリット
継続課金システムを導入する主なメリットは次の4つです。
- 請求業務のミスや漏れを減らせる
設定した料金と請求スケジュールに沿って自動処理されるため、請求漏れや入力ミスを防げます。 - 未払いへの対応を効率化できる
未払いを一覧で確認でき、サービスによっては再請求や督促も自動化できます。 - 顧客が自分で毎回支払う手間がなくなる
毎月自分で振り込んだり、現金を持参したりする必要がなくなります。 - 経理業務を効率化できる
請求額や決済結果をまとめて確認でき、入金確認や消込の作業を簡略化できます。
継続課金システムの種類とおすすめの業種
継続課金システムは、決済以外にどこまでの機能が必要かによって大きく3タイプに分けられます。
| 種類 | おすすめサービス |
| 月謝・会費の決済と会員管理 | 月謝ペイ、月額パンダ、会費ペイ、STORES、Smart Hello |
| 従量課金など複雑な課金ルールに対応 | サブスクペイ、Paysys、Stripe Billing、Scalebase、サブスクONE |
| 定額請求だけをシンプルに導入 | Square決済、サブスクペイ、VeriTrans4G |
会員情報や契約まで管理するなら1つ目、利用量によって料金が変わるなら2つ目、毎月決まった金額を回収するだけなら3つ目を選びます。
1. 月謝・会費の決済と会員管理をまとめて行えるタイプ
月謝や会費を自動で回収しながら、会員情報、契約内容、支払い状況などをまとめて管理できるタイプです。サービスによっては、予約、回数券、入退館などの管理にも対応します。
継続的に料金を回収しながら会員ごとの契約や利用状況も管理する業種におすすめです。
- スクール・学習塾
- ジム・フィットネス
- サロン
- 各種会員制サービス
下記の記事では月謝や会費で使えるサービスを詳しく比較しています。
2. 従量課金など複雑な課金ルールに対応するタイプ
利用量に応じた従量課金や「基本料金+従量料金」など、複雑な料金体系を設定できるタイプです。利用量に応じた料金計算や、複数の料金プランにも対応します。
利用時間や使用量によって請求額が変わるサービスにおすすめです。
- SaaS・クラウドサービス
- クラウドストレージ
- 通信・データ利用サービス
- レンタルスタジオ
- ウォーターサーバー
下記の記事ではサブスク決済システムを詳しく比較しています。
3. 定額請求だけをシンプルに導入できるタイプ
毎月・毎年など決まった金額を継続して回収することに機能を絞ったタイプです。決済リンクやフォームを作成し、顧客へ送るだけで継続課金を始められるサービスもあります。
会員管理や従量課金などが不要で、定額料金の回収だけを行う以下のような業種におすすめです。
- オンライン講座
- コンサルティング
- オンラインコミュニティ
- 定額制のオンラインサービス
継続課金システムの比較ポイント
継続課金システムを選ぶ際は、料金だけでなく、課金方式や決済方法、外部システムとの連携なども確認します。特に次の6つを確認すると、自社に必要なサービスを判断できます。
対応する決済方法
顧客が利用する決済方法に対応しているかを確認します。スクールやジムなど口座振替の利用が多い業種では、カード決済だけでは運用できない場合があります。
定額・従量課金など課金方式への対応
継続課金システムによって、対応する課金方式が異なるため自社のサービスにの書き方式に合ったサービスを選びましょう。
毎月同じ料金を請求するだけなら定額課金で十分ですが、利用量によって金額が変わるサービスでは従量課金への対応が必要です。年額料金や複数プランを設定する場合も、必要な料金体系を作れるか確認します。
課金方式の種類▼
主な課金方式は次のとおりです。
- 定額課金(毎月・毎年など決まった金額を請求する)
- 従量課金(利用時間や使用量に応じて料金を計算する)
- 段階制課金(利用量の段階に応じて料金や単価が変わる)
- 定額+従量課金(基本料金に利用量に応じた料金を加算する)
各課金方式の違いや仕組みは、継続課金とは?種類を解説で詳しく解説しています。
請求サイクルの柔軟性
自社の契約に合わせて請求日や周期を設定できるかを確認します。毎月だけでなく、毎週、3カ月ごと、年1回などに対応するサービスもあります。
外部システム・API連携
会計ソフトやCRM、会員管理システム、自社サービスと連携できるかを確認します。API連携に対応していれば、自社のWebサービスやアプリと決済機能をつなげることも可能です。
セキュリティ対策
クレジットカード情報を扱うため、PCI DSS(カード情報を安全に扱う国際基準)への準拠、3Dセキュア(カード利用者の本人認証)、不正利用対策を確認します。カード情報を自社で保持せずに決済できる仕組みがあるかも重要です。
導入・運用サポート
初期設定や決済連携の支援、導入後の問い合わせ対応を確認します。システム連携が必要な場合は、技術サポートの有無や問い合わせ方法、対応時間まで確認します。
継続課金システムを比較|月謝・会費の決済と会員管理におすすめ
月謝や会費を継続して回収しながら、会員情報や契約内容、支払い状況などもまとめて管理できる継続課金システムを紹介します。スクール、ジム、サロンなどの会員制ビジネスにおすすめです。
| サービス名 | イメージ | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | カード決済 | 口座振替 | コンビニ決済 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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個別見積 |
個別見積 |
決済:2.5%~ |
〇 |
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0円 ※無料 |
0円 ※無料 |
3.5%+100円/件 |
〇 |
〇 |
〇 |
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無料アカウント登録 |
0円~ |
4.9%+99円※税込 |
〇 |
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0円 ※無料 |
0円 ※無料 |
2.5%~+150円/件 |
〇 |
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導入費用割引キャンペーン実施中! |
10,000円~ |
VISA・Mastercard:3.00% |
〇 |
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✕ |
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継続課金システム|従量課金などの課金ルールを設計できるタイプ
利用量に応じて請求額が変わる課金ルールを設計できるタイプです。従量課金・段階制・超過料金など、複雑な計算が必要なケースに対応できます。BtoBサービスやSaaSなど、標準的な月額請求では対応できない場合に検討すべきタイプです。
| おすすめのサービス | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 対応する課金方式 | API・CSV連携 | 特徴 |
| サブスクペイ | 要見積もり | 要見積もり | カード 2.5%~+7円/件 | 定額・従量・定額+従量 | API・CSV | 顧客ごとに毎月異なる金額を設定でき、 定額料金と追加利用分を組み合わせた請求にも対応 |
| Paysys(ペイシス) | 0円 ※BtoB限定プラン | 要見積もり | 1.99%~ ※BtoB限定プラン | 定額・従量・スポット | API・CSV | 毎月・毎年・3カ月ごとなどの継続課金と、 毎月金額が変わる従量課金に対応 |
| Stripe Billing | 0円 | 0円 | カード 3.6%+Billing 0.7% | 定額・従量・定額+従量など | API | 従量課金、段階制、基本料金+超過料金など 幅広い料金モデルを設計可能 |
| Scalebase | 要見積もり | 要見積もり | カード 2.6%~ ※Scalebaseペイメント利用時 | 定額・従量・定額+従量など | API・CSV | 利用実績と契約条件をもとに料金を自動計算し、 請求まで一元管理 |
| サブスクONE | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 定額・従量・定額+従量など | API・ファイル連携 | 課金周期、日割り、段階制、個別料金、割引など 細かな課金条件を設定可能 |
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Stripe Billing

- 定額・従量課金に対応
- API・ノーコードで導入可能
- 請求回収を自動化
Stripe Billingは、サブスクリプションや従量課金を柔軟に管理できる課金システムです。API連携とノーコード設定の両方に対応しており、SaaS、アプリ、EC事業者におすすめです。決済から請求、回収まで一元管理できます。
| 項目 | 料金 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 手数料 | Billing取引額の0.7%、国内カード決済3.6%、コンビニ決済3.6%、PayPay3.98%、銀行振込1.5%など |
Scalebase

- 契約から請求まで一元管理
- 複雑な従量課金に対応
- 導入支援が充実
Scalebaseは、BtoB向けサブスクリプション事業の契約管理や請求管理を効率化できるクラウドサービスです。複数プランや従量課金、個別契約など複雑な料金体系を扱うSaaS企業やサブスク事業者におすすめです。
| 項目 | 料金 |
| 初期費用 | 個別見積もり |
| 月額費用 | 個別見積もり |
| 手数料 | 要問い合わせ |
公式サイト:https://scalebase.com/
サブスクONE

- 課金・契約管理を一元化
- 複雑な料金設計に対応
- 外部システム連携が豊富
サブスクONEは、サブスクリプション事業に必要な契約管理、課金管理、請求業務をまとめて管理できるクラウドサービスです。従量課金や法人向け料金など複雑な課金モデルを採用する企業におすすめです。
| 項目 | 料金 |
| 初期費用 | 50万円~ |
| 月額費用 | 29.8万円/月~(税別) |
| 手数料 | 要問い合わせ |
公式サイト:https://subscone.com/
継続課金システムを比較|定額請求だけをシンプルに導入できる
毎月・毎年など決まった金額を継続して回収する機能をシンプルに導入できるサービスを紹介します。会員管理や複雑な料金計算が不要で、定額料金の回収を中心に行うサービスにおすすめです。
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継続課金システムの導入方法
継続課金システムは、申し込み・審査、課金設定、決済環境の準備、動作確認の順で導入します。サービスによって詳細は異なりますが、基本的な流れは次のとおりです。
1. システムに申し込み、加盟店審査を受ける
利用するサービスへ申し込み、会社情報や販売する商品・サービスなどを登録します。クレジットカード決済を導入する場合は加盟店審査があり、必要書類の提出を求められることがあります。
2. 課金プランと請求条件を設定する
審査・契約後、月額・年額・従量課金などの料金プラン、請求日、請求周期、利用する決済方法を設定します。
3. 顧客が支払うための決済環境を用意する
導入するシステムの種類によって、必要な設定が異なります。
- 月謝・会費の決済と会員管理をまとめるタイプの場合
料金コース、請求日、クレジットカード・口座振替などの決済方法、会員情報を登録します。顧客が自分で登録できる入会申込フォームを作成できます。 - 従量課金など複雑な課金ルールを設定できるタイプの場合
料金計算のルールを設定し、APIやCSVで利用量データを取り込めるように自社サービスや業務システムと連携します。 - 定額請求だけをシンプルに導入できるタイプの場合
月額・年額などの料金と請求条件を設定し、決済リンクや決済フォームを作成します。作成したURLをメールやSNSで送るほか、Webサイトに設置して申し込みを受け付けます。
4. テスト決済を行い、運用を開始する
本番前に決済を実行し、初回決済、2回目以降の継続課金、決済失敗時の処理、メール通知などを確認します。正常に処理されることを確認したら運用を開始します。












