電子決済(デジタル決済)とは|種類・導入方法とメリット・市場規模・シェア・決済端末&代行サービス比較25選

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電子決済(デジタル決済)とは

電子決済(デジタル決済)とは商品やサービスの代金を支払う際に、現金を使わずにデータ決済で処理を行う仕組みを指します。主な電子決済の種類にはクレジットカード決済や電子マネー決済などがあり、QRコードやICカードなど交通系電子マネーも含まれます。

キャッシュレスという言葉を耳にする機会も増え、電子決済サービスの導入を検討ているEC事業者や店舗も多いのではないでしょうか。

今回は電子決済の市場規模や注目の理由に触れながら、種類や導入方法を解説していきます。また後半ではキャッシュレス導入におすすめの決済端末や決済代行サービスを紹介します。

注目の決済サービス

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おすすめの決済サービス

日本における電子決済の状況・キャッシュレス支出の比率

電子決済の市場規模を紹介する前に、日本における電子決済の状況とキャッシュレス支出の比率をみてみます。2016年時点では日本では「現金」を使っている人が多く、クレジットカード決済を中心に徐々に伸びてはいますが、最終的な支出比率は20%前後です。

キャッシュレス支払い額と民間最終消費支出に占める比率
一般社団法人キャッシュレス推進協議会 – キャッシュレス・ロードマップ2019

主要国な先進国がおおよそ40〜50%利用率で、日本での利用率はまだまだ低いことがわかります。

各国のキャッシュレス決済比率の状況
一般社団法人キャッシュレス推進協議会 – キャッシュレス・ロードマップ2019

労働人口の減少や生産性工場の観点からこの状態を脱却していくため、政府の「キャッシュレス・ロードマップ 2019」によると、2025年までに電子決済比率を4割程度にまで引き上げるという目標を掲げています。

電子決済・キャッシュレス決済・デジタル決済の違いは?

「キャッシュレス決済」は、現金以外のあらゆる支払い方法を含む最も幅広い概念です。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、現金を使わない方法であればすべて含まれます。

次に、「電子決済」は、取引情報を電子的に処理する決済方法全般を指します。「キャッシュレス決済」の一部で、現金を使用しないだけでなく、電子的に処理されることが条件となります。

最後に、「デジタル決済」は、インターネットやモバイルアプリを介して行われる決済方法です。インターネットを前提とするため、「電子決済」のさらに限定的な概念と言えます。例えば、スマホアプリを使ったQRコード決済や、オンラインショッピングでのクレジットカード決済などが代表例です。

電子決済(デジタル決済)の市場規模・注目の背景

電子決済が注目されている理由として、オリンピックと政府が推進するキャッシュレス対応の背景があります。ここでは電子決済の市場規模と背景を整理しながら、解説していきます。

126兆円へ、電子決済の市場規模

国内の電子決済の市場規模は約82兆円に伸びており、2019年には約90兆円の市場規模に拡大しています。

矢野経済研究所 – 国内キャッシュレス決済市場規模推移と予測

2020年には東京オリンピックが開催され、外国人観光客に対応する必要があるため、キャッシュレスで決済が可能になるように整備が行われています。

近年増加傾向にある中国からのインバウンド顧客。中国ではQRコード決済も普及しており、クレジット関連の決済と合わせてQR決済も普及し今後は2兆円をこえる市場規模まで成長が見込まれています。

注目の背景・政府も推進するキャッシュレス対応

上述でも触れたようにキャッシュレス推進の背景には、海外からの観光客と大きく関係しています。経済産業省は2025年に開催される日本国際博覧会に向けて、キャッシュレス比率を現在の約2倍にあたり40%に引き上げる目標を掲げています。

キャッシュレス推進に向けた具体的な方策案

具体的なキャッシュレス推進の施策は上記の5つです。課題別の推進施策にわかれており、特に環境整備という点で店舗でキャッシュレスができるような端末やサービスの推進・導入に関する補助金などもあります。事業者側が積極的に利用できるメリットも多くなることがわかります。

電子決済の4つの種類・シェア

電子決済の方法別のシェア・利用率

平成29年度の総務省の調査結果によると、インターネットで決済する際の方法は「クレジットカード払い」が69.5%と最も高く次いで、「コンビニエンスストアでの支払い」(38.7%)、「代金引換」(35.3%)、「銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替」(28.8%)となっています。

コンビニ決済や代引決済の場合もついで利用者が多いですが、利用年齢層としては高い年齢から利用されています。キャリア決済や電子マネーはキャッシュレスで話題になっていますが、若年層での利用にとどまっていますが今後の浸透に注目です。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、電子決済の中でも最も普及している決済方法です。以前までは決済代行会社の支払いにかかる手数料やクレジットカード会社に支払う手数料の高さで、小規模店舗は導入することができませんでしたが、最近では低い手数料で契約ができるクレジットカード会社や決済代行会社が増加しており、個人事業主や小企業でも導入することが可能になりました。

QRコード決済

QRコード決済は「PayPay 」などの決済アプリをダウンロードしてデータとして支払う決済方法です。店舗・ユーザー側共に導入が簡単でコストがかからないため、すぐに取り入れることが可能です。

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電子マネー決済

電子マネー決済は「交通」や「コンビニ」など、さまざまな場所で使える決済方法です。電子マネー決済には「プリペイド型」と「ポストペイ型」に分かれており、ICチップを読み込ませることで簡単に決済が完了することが可能です。

スマホ・モバイル決済

スマホ・モバイル決済は専用の端末にかざすことで決済することができる方法です。店舗で専用端末を用意しなければいけませんが、ユーザーは簡単に決済することが可能なため、手軽で利用しているユーザーが増加しています。

電子決済の3つの支払い方式の仕組み・種類

プリペイド方式

プリペイド方式は、先に電子マネーのチャージや購入を済ませた後に商品を購入することが可能な先払い方式です。Suikaやnanacoなどが代表例として挙げられます。

リアルタイムペイ方式(即時払い)

リアルタイムペイ方式は銀行口座とひもづけることで決済をした際に即時払いが可能な方式です。決済をした時点で、口座から引き落とされる仕組みです。

ポストペイ方式(後払い)

ポストペイ方式はクレジットカードと同様に後ほど請求が来る後払い方式です。専用アプリをダウンロードしておけば、財布やチャージをせずに利用することが可能なため、手軽で便利な決済方法です。

電子決済導入の4つのメリット

政府の推進などもで注目されている電子決済ですが、店舗事業者などの具体的なメリットはどのようなものがあるでしょうか。4つのポイントを解説していきます。

訪問外国人も囲い込み販売機会の拡大

地域ブランディング研究所 – 訪日外国人の予測推移

日本に訪問をする外国人は毎年増加しており、2020年度には4,000万人を超えると予想されています。

国外ではキャッシュレスが普及し、日本より一般的になっています。キャッシュレス対応をしている店舗では、外国人観光客の消費も獲得ができるため、大きな機会拡大を見込むことができます。

レジ会計業務の効率化・人件費の削減

電子決済を導入するメリットとしてレジ会計業務の効率化・人件費の削減をすることが可能です。

現金の決済では、レジ会計業務の時間が長くなり、お釣りの用意をしたりレジが混みやすくなります。しかし、電子決済を導入することで、売上を一括管理することが可能になり、手間や業務コストを削減することができます。

販売情報の蓄積によるマーケティング施策の展開

電子決済にすることでPOSシステムと連動を行うと顧客がどの商品を多く購入しているのか売上の詳細を分析することが可能です。

販売情報の蓄積から分析を行い、マーケティング施策を立てることができます。企業によって顧客層が異なり、ニーズに合わせた商品を販売することが重要ですが、電子決済にすることでニーズを見つけやすいメリットがあります。

ポイント還元によるリピーター獲得

電子決済を導入するメリットはポイントを活用したリピーター施策が挙げられます。現金ではなくキャッシュレスで決済することで、ポイントを付与し再来店につなげることもできます。

また中国からの観光客で越境ECを活用したい理由の中には、気に入った製品を帰国しても購入したいという声もあります。実店舗の売上だけでなく、オンラインでの売上拡大にも期待ができます。

電子決済(デジタル決済)導入の3つのデメリット

電子決済(デジタル決済)の導入は、メリットばかりではありません。どのようなデメリットがあるのか知っておくことも大切です。

ここでは3つのデメリットを紹介します。

従業員教育に時間とコストがかかる

-新たな支払い方法を導入すると、従業員はこれまでと異なる操作や手順を覚える必要が出てきます。例えば、レジでの操作方法、決済端末の使用方法、エラー発生時の対応など、覚えることは多岐に渡るでしょう。特に、従業員の年齢層やITリテラシーに幅がある場合は、個々のレベルに合わせた丁寧な指導が求められます。

電子決済を初めて導入する場合は、店舗の状況に合ったものから段階的に導入していくことをおすすめします。例えば、顧客層に若者が多い店舗であればQRコード決済を、客単価が高い店舗であればクレジットカード決済を優先的に導入するなど、ターゲットに合わせた導入を検討しましょう。

導入や運用にコストがかかる

電子決済は決済ごとに決済手数料が発生します。これはクレジットカード会社や電子マネー事業者などに支払う手数料で、決済金額に対して一定の割合で発生します。デジタル決済を導入している事業者において、最も不満が生まれやすいのが手数料です。

導入済みの電子決済サービスに関する不満な点のアンケート結果
出典:PR TIMES|SMBC GMO PAYMENT株式会社

手数料の金額はサービスによって異なるため、事前に確認が必要です。新規加盟店向けの手数料無料キャンペーンが行われていることもあるので、複数のサービスを比較検討することをおすすめします。

手数料以外にも、電子決済を導入するための初期費用も必要となります。例えば、クレジットカードリーダーやQRコードリーダーなどの専用端末の購入費や設置費用、システム導入費用などが挙げられます。コストは導入する決済方法やサービス、店舗の規模などによって大きく異なるため、事前にしっかりと見積もりを取ることが重要です。

システム障害が発生すると利用できなくなる

電子決済システムはインターネット回線や決済システムを利用するため、システム障害が発生すると利用できなくなるリスクがあります。システム障害が発生すると、顧客に不便を強いるだけでなく、店舗側の売上にも影響が出ます。障害発生時に現金での対応ができなければ、レジ業務が完全に停止してしまうこともあります。

そのため、導入時には決済事業者のサポート体制や障害発生時の対応マニュアルなどを確認し、トラブルに備えることが重要です。万が一の事態に備えて、現金支払いなど他の決済手段も併用し、柔軟な対応ができるようにしておきましょう。

電子決済導入の2つの方法

マルチ電子決済端末の店舗設置

マルチ電子決済端末の店舗設置は以前までは導入費用が高く、小規模店舗では導入することができませんでしたが、近年では比較的安価に導入ができるようになりました。

クレジットカード決済やキャリア決済、電子マネー決済など導入をした後に審査が通れば複数の決済方法を導入することが可能です。

決済代行サービス会社への依頼

決済代行サービス会社を利用することで、直接契約をする必要がなく審査に必要な書類などを用意する必要がありません。決済代行サービス会社が対応をしている決済を依頼することで、簡単に導入することができる方法です。

おすすめの決済代行サービス一覧はこちら。

電子決済(デジタル決済)の選び方

電子決済(デジタル決済)は、種類によって特徴が異なります。自店舗に合ったものを導入するためには、選び方を把握しておくことが大切です。

ここでは電子決済(デジタル決済)の選び方を解説します。

コスト – 機能やサポート体制も含めて総合的に判断する 

電子決済の導入には、初期費用、月額費用、決済手数料などのコストがかかり、サービスの種類や業種、店舗の規模によって異なります。例えば、クレジットカード決済端末の導入には数万円の初期費用が必要となる場合があり、QRコード決済では決済手数料が売上の数%かかるのが一般的です。

手数料が安いサービスを選んでも、必要な機能がオプションで追加料金が発生したり、サポート体制が不十分でトラブル発生時に対応に時間がかかったりすると、結果的にコストが高くなります。目先の費用だけに捉われず、機能やサポート体制も含めた総合的な評価を行うことが大切です。

操作性 – どのような人でも使いやすいサービスを選ぶ

電子決済サービスを選ぶ際には、従業員とお客様双方にとって操作性の高いサービスを選ぶことが重要です。お客様にとって操作性が良いということは、年齢やITリテラシーに関わらず、誰でも直感的にスムーズに決済できるということです。分かりやすい画面表示やシンプルな操作方法で、ストレスなく支払いを完了できるサービスを選びましょう。

従業員にとっても、操作が簡単で分かりやすいことは重要です。直感的で使いやすいインターフェースのサービスを選ぶことで、会計処理がスムーズになります。

決済方法 – 自店舗の顧客が普段利用している決済方法を導入する

電子決済サービスを導入する際は、顧客が普段利用している決済方法に対応しているかを確認することが重要です。自店舗や会社の顧客が普段利用している決済方法を導入することで、利用率の向上につながります。

顧客の多くがクレジットカードを利用する店舗であれば、クレジットカード決済端末を導入することは必須といえるでしょう。一方で、若年層が多い店舗では、QRコード決済や電子マネーに対応することで、顧客の利便性を高め、購買意欲を高める効果が期待できます。

端末の種類 – 自店舗の規模や業種に合ったものを選ぶ

電子マネーの決済端末には据置型とモバイル型があり、それぞれ特徴が異なります。据置型は店舗のレジ付近に設置し、POSシステムと連携できることが多く、在庫管理や売上管理の効率化に役立ちます。モバイル型は持ち運びができる小型端末で、レジカウンター以外でも決済が可能です。

小規模な店舗や移動販売などでは、持ち運びが可能なモバイル端末が便利です。一方、大型店やスーパーなどでは、据え置き型で処理能力の高い端末が適しています。

サポート体制 – 万が一のときにどのようなサポートがあるか確認する

電子決済システムは導入後に不明点やシステムトラブルが発生した際、しっかりしたサポート体制があるかどうかも重要です。迅速かつ的確なサポートを受けられる体制が整っているかを確認しましょう。

具体的には、電話やメール、チャットなど、問い合わせ方法の種類や対応時間、対応スピードなどを確認する必要があります。また、トラブル発生時の対応マニュアルやFAQが充実しているかどうかも重要なポイントです。

店舗におすすめのマルチ決済端末の価格比較

ここでは店舗向けのマルチ電子決済端末を10選で紹介します。導入費用や手数料も決済端末によって異なるため、参考にしてみてください。

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小規模店舗もキャッシュレス対応を

電子決済を導入することで、訪日外国人の囲い込みにも繋がり売上拡大につながります。日本でも政府がキャッシュレス促進のロードマップを引き、導入補助やなども施行されているため、ぜひ店舗でのキャッシュレスをはじめましょう。

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