銀聯カード対応の決済端末おすすめ7選!手数料・料金を比較

訪日中国人の来店が多い店舗では、銀聯カードへの対応が販売機会を左右します。

この記事では、銀聯カードに対応している決済端末7選を紹介し、決済手数料、月額料金、入金サイクル、POSレジ連携などを比較します。

銀聯カードとは?

銀聯カードとは、中国の決済ネットワーク「UnionPay(銀聯)」に対応したカードです。中国国内を中心に広く普及しており、日本でも訪日中国人が多い店舗で決済手段として導入されています。

銀聯カードにはデビットカードやクレジットカードなどがあり、店舗側は銀聯に対応した決済端末を導入することでカード決済を受け付けられます。

特に中国人観光客の来店が多い飲食店、ホテル、小売店、観光施設では、銀聯カードへの対応によって決済手段の選択肢を増やせます。

銀聯対応の決済端末を導入するメリット

銀聯対応の決済端末を導入する最大のメリットは、訪日中国人観光客の決済ニーズに対応し、販売機会の損失を防げることです。さらに、現金管理の負担軽減や会計業務の効率化にもつながります。

訪日中国人観光客の取りこぼしを防げる

銀聯カードに対応することで、訪日中国人観光客の支払い方法を増やし、販売機会の損失を防げます。

銀聯カードは中国で広く普及している決済ブランドです。日本円の現金やほかの国際ブランドのカードを持っていない旅行者でも、銀聯カードがあれば支払いを受け付けられます。

特に、観光地の飲食店や土産物店、百貨店、家電量販店など、中国人観光客の来店が多い店舗では、銀聯対応が売上機会の拡大につながります。

ほかのキャッシュレス決済と同じ端末で対応できる

銀聯カードは、VisaやMastercardなどの国際ブランドと同じ決済端末で対応できる場合があります。

銀聯専用の端末を追加する必要がなければ、レジ周辺の機器を増やさずに決済手段を拡充できます。また、AlipayやWeChat PayなどのQRコード決済にも対応する端末を選べば、中国人観光客の多様な支払い方法をカバーできます。

ただし、銀聯への対応状況や追加契約の有無、決済手数料はサービスによって異なります。すでに決済端末を導入している店舗では、現在の契約で銀聯カードを受け付けられるか確認してください。

現金を使わずスムーズに会計できる

銀聯カード決済では、日本円への両替や釣り銭の受け渡しが不要になるため、会計業務を効率化できます。

外国人観光客との現金決済では、日本円の金額確認や紙幣・硬貨の受け渡しに時間がかかることがあります。銀聯カードに対応していれば、端末で決済金額を確認し、カードによる支払いを受け付けられます。

特に、会計が集中する飲食店や観光施設では、現金対応の時間を減らすことで、レジ業務の負担軽減につながります。

現金管理の手間やリスクを軽減できる

銀聯カード決済を導入すると、現金の取り扱いが減り、釣り銭の準備やレジ締め作業、現金の紛失・盗難リスクを軽減できます。

現金決済では、釣り銭の過不足確認や売上金の集計、入金作業などが必要です。銀聯カードによる売上は決済データとして記録されるため、現金管理の業務負担を減らせます。

ただし、カード決済には決済手数料が発生するため、現金管理の削減効果と導入コストの両方を考慮する必要があります。

銀聯カード対応している決済端末おすすめ7選を比較

銀聯カード対応の決済端末は、月額料金がかからないサービスから、通信回線やプリンターを内蔵した月額制の端末まで幅があります。

費用を抑えるならSquareまたはAirペイ、POSレジとの連携を重視するならスマレジ PAYGATE POS、据え置き型ならstera packが有力候補です。屋外や客席で会計する店舗では、通信回線を内蔵したPayCAS Mobileも選択肢に入ります。

サービス端末初期費用月額料金銀聯カード決済手数料入金周期POSレジ連携
AirペイiPadまたはiPhone連携型0円0円3.24%月3回または月6回Airレジ
Square ターミナルプリンター内蔵一体型39,980円0円3.25%最短即日
最短翌営業日
または週1回
Square POSレジ
Square リーダースマートフォン連携型4,980円0円3.25%最短翌営業日
または週1回
Square POSレジ
stera pack据え置き型一体端末0円1年間0円
2年目以降3,300円
3.24%月2回、月6回
などから選択
連携可否を個別確認
スマレジ PAYGATE POS4GLTE、プリンター内蔵型0円キャンペーン3,300円2.90%月2回スマレジ POS
JMSおまかせサービス Webプラン4GLTE、プリンター内蔵型
VEGA3000シリーズ
0円0円3.24%月2回または月6回スマレジ、POS+など
PayCAS Mobile4GLTE、プリンター内蔵型個別見積もり個別見積もり個別見積もり月2回対応POSを個別確認

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銀聯カード対応の決済端末の選び方

銀聯カードへの対応だけで端末を決めると、月額料金や入金条件、周辺機器の費用で想定以上の負担が発生します。

決済端末は、総コスト、店舗での会計方法、対応ブランド、POSレジ連携、契約条件の順で比較してください。この5項目を確認すれば、候補を明確に絞れます。

初期費用だけでなく総コストで比較する

端末代が0円でも、月額料金や通信費が継続的に発生するサービスがあります。反対に端末を購入するサービスでも、月額料金が0円なら、長期利用では総額を抑えられる場合があります。

総コストは端末価格だけでは決まりません。契約前に確認する費用は次の5つです。

  • 決済端末と周辺機器の購入費用
  • 月額料金と通信回線費用
  • 銀聯カードの決済手数料
  • 売上金の振込手数料
  • 解約金と端末返却費用

例えば、銀聯カードの月間決済額が100万円の場合、手数料3.24%なら月額32,400円、2.90%なら月額29,000円です。差額は月3,400円、年間では40,800円になります。

ただし、手数料率が低くても月額料金が発生するサービスがあります。月間決済額が少ない店舗は固定費0円を優先し、決済額が大きい店舗は手数料率を優先するのが基本です。

店舗の会計方法に合わせて端末を選ぶ

決済端末は、会計を行う場所から選んでください。レジカウンターだけで会計する店舗と、客席や屋外で会計する店舗では、必要な端末が異なります。

端末形式別途必要な機器プリンター
カードリーダー型スマートフォンまたはタブレット別途用意
据え置き型原則として端末のみ内蔵型が多い
モバイル一体型原則として端末のみ内蔵
POSレジ一体型端末またはタブレット機種による

固定レジで利用するなら、通信が安定する据え置き型が基本です。

客席会計、移動販売、イベント出店では、SIMとバッテリーを内蔵したモバイル端末を選んでください。

カードリーダー型は導入費用を抑えられますが、スマートフォンやタブレット、通信環境、レシートプリンターを別途用意する場合があります。端末単体の価格ではなく、会計に必要な機器一式で比較することが重要です。

銀聯カード以外の対応決済も確認する

訪日客向けの決済環境を整えるなら、銀聯カードだけでは不十分です。中国本土やアジア圏では、QRコード決済も広く利用されています。

確認する決済手段は次の4種類です。

  • 銀聯カード
  • 銀聯QR
  • Alipay+
  • WeChat Pay

銀聯カードと銀聯QRは、同じ「銀聯」という名称でも決済方式と契約が異なります。Squareは銀聯カードに対応していますが、QRコード決済の対応ブランドには銀聯QRが含まれていません。一方、Airペイ、スマレジ PAYGATE POS、PayCASは銀聯QRにも対応しています。

訪日客の来店が多い店舗では、銀聯カード、銀聯QR、Alipay+、WeChat Payを1台で処理できるかを確認してください。決済手段ごとに端末を増やすと、レジ周りが煩雑になり、売上管理も分散します。

POSレジとの連携方法を確認する

POSレジと決済端末を連携すると、POSレジに入力した会計金額が決済端末へ自動転送されます。金額を二度入力する必要がなくなり、入力ミスとレジ締め時の差額を防げます。

AirペイはAirレジ、スマレジ PAYGATE POSはスマレジ POSと連携できます。JMSのVEGA3000 Mobile2は、スマレジやPOS+などとの連携に対応していますが、別途連携費用が発生します。

すでにPOSレジを利用している店舗は、現在のPOSレジと連携できる端末を選んでください。連携できない端末へ変更すると、決済金額の二度打ちや売上データの突き合わせが必要になります。

入金サイクルと契約条件を確認する

決済手数料だけでなく、売上金が口座へ入るまでの日数も重要です。入金が月1回のサービスでは、仕入れや人件費の支払い前に資金が不足する可能性があります。

契約前には次の4項目を確認してください。

  • 入金回数と締め日
  • 振込手数料
  • 最低利用期間
  • 中途解約時の費用

Squareは最短翌営業日、Airペイは月3回または月6回です。stera packは複数の入金サイクルから選択でき、スマレジ PAYGATE POS、JMS、PayCASは基本的に月2回入金です。

契約期間も必ず確認してください。スマレジ PAYGATE POSは短期解約時に違約金が発生します。料金が同程度なら、入金回数が多く、契約期間の制限が少ないサービスを選んでください。

導入期間とサポート体制を確認する

銀聯カードは、決済サービス本体とは別にブランド審査が行われる場合があります。端末が到着しても、銀聯カードの審査が終わるまでは決済を受け付けられません。

導入前に確認する項目は次の4つです。

  • 銀聯カードの審査期間
  • 端末の発送時期
  • 初期設定の方法
  • 故障時の問い合わせ時間

Squareの銀聯カード審査は通常1〜3営業日です。stera packは申込完了から約2週間〜2か月、スマレジ PAYGATE POSは決済ブランドによって1〜2か月、PayCASは審査に通常2〜5週間かかります。

繁忙期に利用を開始する場合は、少なくとも2か月前に申し込んでください。QRコード決済も同時に申し込む場合は審査が長期化することがあるため、さらに余裕を持った申請が必要です。

営業時間が長い飲食店や宿泊施設では、24時間対応のサポートを優先してください。stera packとスマレジ PAYGATE POSは24時間365日の電話受付に対応しています。

銀聯カード対応の決済端末にかかる費用

銀聯カード対応の決済端末にかかる費用は、初期費用、月額料金、決済手数料、通信費、振込手数料の5つです。

費用項目主な内容
初期費用端末代、登録料、設置費
月額料金サービス利用料、端末利用料
決済手数料売上金額に対する料率
通信費SIM、インターネット回線
振込手数料売上金の口座振込費用

比較時に最も重要なのは、毎月の銀聯カード売上を含めた総コストです。次の計算で年間費用を出してください。

年間総コスト = 初期費用 + 年間月額料金 + 年間決済手数料 + 通信費 + 振込手数料

銀聯カードの決済手数料は、今回比較したサービスでは2.90%から3.25%です。月額料金は0円から3,300円程度ですが、PayCASのように個別見積もりとなるサービスもあります。

月間の銀聯カード売上が少ない店舗では、SquareやAirペイ、JMSのような月額料金0円のサービスが総コストを抑えます。月間売上が大きい場合は、月額料金が発生しても決済手数料2.90%のスマレジ PAYGATE POSが有力です。

銀聯カードは既存の決済端末に追加できる?

現在の決済端末が銀聯カードに対応していれば、追加申請だけで利用できる場合があります。ただし、すべての端末へ後から追加できるわけではありません。

現在の契約状況必要な対応
契約会社と端末が銀聯カードに対応ブランド追加申請と加盟店審査
※端末の変更は不要
契約会社は対応しているが端末が非対応ブランド追加申請と端末交換
※端末の変更が必要
契約会社が銀聯カード非対応対応サービスへの新規申込
※端末の新規購入が必要

まず、現在契約している決済会社へ、端末型番を伝えて銀聯カードの追加可否を確認してください。対応端末であっても、加盟店審査や端末設定の更新が必要です。

例えば、JMSではVEGA3000シリーズが銀聯カードに対応していますが、Android端末を利用するTap on Mobileでは銀聯カードを取り扱えません。Squareでも、銀聯カードに対応する端末と決済方法が指定されています。

確認前に新しい端末を購入してはいけません。現在の端末へ追加できれば、端末代や設置作業を抑えられます。追加できない場合に限り、新規契約または端末交換を進めてください。

銀聯カード対応の決済端末を導入する流れ

銀聯カード対応の決済端末は、申し込み後すぐに利用できるとは限りません。加盟店審査とブランド審査があるため、繁忙期から逆算して準備してください。

  1. 銀聯カード対応サービスを比較する
    初期費用、月額料金、銀聯カードの手数料、入金サイクル、POSレジ連携を比較し、候補を1社に絞ります。
  2. 必要書類を準備して申し込む
    本人確認書類、口座情報、店舗の外観と内観の写真、営業許可証、Webサイトなどを準備します。必要書類は業種によって異なります。
  3. 加盟店審査と銀聯カードの審査を受ける
    事業内容、店舗情報、取扱商品、販売方法などが審査されます。追加資料を求められた場合は、早急に提出してください。
  4. 端末を受け取り初期設定を行う
    Wi-Fiや有線LANへの接続、アカウント設定、POSレジ連携、レシート設定を行います。
  5. テスト決済後に利用を開始する
    少額で決済と取消処理を行い、レシート印刷と売上管理画面への反映を確認します。問題がなければ店頭へ銀聯のステッカーを掲示します。

審査期間はサービスによって数営業日から2か月程度です。コード決済も同時に申し込むと、利用開始日が決済ブランドごとに分かれる場合があります。