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  • 飲食店のstera pack導入事例!キャッシュレス比率80%イザカヤSAKETORAのリアルな感想

    飲食店のstera pack導入事例!キャッシュレス比率80%イザカヤSAKETORAのリアルな感想

    飲食店でキャッシュレス決済端末を導入する場合、操作性や通信速度、設置後の運用が気になる方も多いのではないでしょうか。

    今回は、キャッシュレス比率が約80%の「イザカヤ SAKETORA」さんに、stera pack導入の経緯や実際の使用感、決済端末を選ぶ際に重視すべきポイントを伺いました。

    イザカヤ SAKETORAのように1日に何回も決済端末を使用しているからこそ分かるメリットだけでなく、レジ配置によって感じる不便な点についても紹介します。

    イザカヤ SAKETORAの店舗概要

    イザカヤ SAKETORAは、池尻大橋駅から徒歩圏内にある、季節の食材を使った創作和食と日本酒を楽しめる居酒屋です。常時30種類以上の日本酒をそろえ、お酒と相性の良い干物や魚料理などを提供しています。大きな窓を備えた開放感のある店内にカウンター席とテーブル席を設け、POSレジにはAirレジ、キャッシュレス決済端末にはstera packを使用しています。 

    項目店舗情報
    店舗名イザカヤ SAKETORA
    業種飲食店
    創業2016年
    席数29席
    席の内訳カウンター9席、テーブル20席
    従業員数約10名
    客単価約5,000円
    キャッシュレス比率約80%
    利用中の決済端末stera pack
    利用中のPOSレジAirレジ
    URL食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131705/13207165/
    Google Map:https://maps.app.goo.gl/8rFhuJFTDF4YxN1b6

     物件オーナーのおすすめでstera packを導入

    イザカヤ SAKETORAの内観写真

    イザカヤ SAKETORAがstera packを導入したきっかけは、店舗物件を管理するオーナーからのおすすめでした。

    以前の物件では別の決済サービスを使っていましたが、イザカヤ SAKETORAがこの物件に入居したタイミングで、決済端末をstera packに切り替えました。

    キャッシュレス決済比率は約80%

    イザカヤ SAKETORAの内観写真

    イザカヤ SAKETORAでは、会計全体の約80%がキャッシュレス決済です。キャッシュレス決済のなかでは、クレジットカードが多く利用されています。

    SAKETORAのように客単価が約5,000円を超える飲食店では、現金を持ち歩かずにクレジットカードで支払う利用客がほとんどではないでしょうか?

    stera packは操作が簡単で通信速度も良好

    イザカヤ SAKETORAのstera packの画面

    実際の使用感について伺ったところ、店長さんからは「操作が簡単」との回答がありました。

    決済時の通信速度についても問題は感じておらず、日常の会計業務もスムーズに利用できています。キャッシュレス比率が約80%の店舗にとって、決済時の通信が安定していることは重要です。

    端末の操作が複雑な場合、新しく入ったスタッフへの説明や会計時の確認作業が増えます。イザカヤ SAKETORAでは約10名の従業員が勤務していますが、どのスタッフもstera packの操作にすぐに慣れたとのことです。

    導入時は設置対応があり店舗側の負担はなかった

    導入時には、stera packの担当者が直接お店を訪問して端末の設置を行いました。

    店長さんによると、設置に関して店舗側の負担はほとんどなかったとのことです。

    キャッシュレス決済端末は、端末が届いた後に初期設定や通信設定が必要です。設定に不安がある店舗では、設置時のサポート対応範囲も確認してください。

    特に、初めてキャッシュレス決済を導入する店舗や、機器の設定に慣れたスタッフがいない店舗では、導入時のサポート内容が重要です。

    レシートロールを無料で受け取れる点も評価

    イザカヤ SAKETORAでは、stera packからレシートロールを無料でもらえる点も評価しています。

    忘れがちですが、レシートロールなどの消耗品も必要です。1回あたりの金額は小さくても、キャッシュレス決済の件数が多い店舗では継続的な負担になります。

    端末本体や決済手数料だけでなく、消耗品の費用まで確認することで、導入後に発生するコストを把握できます。

    Airレジとは連携せずに使用

    イザカヤ SAKETORAではPOSレジとしてAirレジを使用していますが、stera packとは連携していません。

    キャッシュレスで支払いを受ける際に、Airレジのお会計金額を見て、それをstera packに入力して決済する運用です。

    POSレジと決済端末を連携すると、会計金額を端末へ手入力する作業を省けます。一方で、連携しない状態でもキャッシュレス決済自体は受け付けられます。

    レジの配置によっては端末の向きを変える必要がある

    stera packの使用感については、メリットだけでなく不便に感じている点も伺いました。

    不便な点として教えてもらったのは、暗証番号入力やサインのタイミングで端末を動かす必要があるということです。

    stera packには、スタッフ用と利用客用の2つの画面があります。しかし、イザカヤ SAKETORAの会計スペースはスタッフと利用客が正面で向き合う配置ではありません。そのため、暗証番号の入力やサインのたびに端末を利用客側へ動かし、操作後に元の位置へ戻しています。店舗担当者は、この動作を会計時の不便な点として挙げました。 

    決済端末を選ぶ際は、機能や料金だけでなく、実際の会計スペースに設置した際の操作動線も確認してください。

    カウンターの奥行きや利用客との位置関係によって、端末の使いやすさは変わります。導入前に端末の設置場所を決め、スタッフ側と利用客側の双方から操作しやすいかを確認することが重要です。

    stara packのお客さま側画面が壁側に向いてしまうため、タッチや差し込みをしてもらうときは右へ90度回転する必要がある。

    1台で複数のキャッシュレス決済に対応できる

    これから決済端末を導入する店舗へのアドバイスとして、イザカヤ SAKETORAの店長さんは、1台で複数の決済方法に対応できる点を挙げていました。

    クレジットカード、電子マネー、QRコード決済で端末が分かれていると、支払い方法に応じて機器を使い分けなければなりません。レジ周辺に設置する機器も増え、スタッフが操作を間違える原因になります。

    複数の決済方法を1台で受け付けられる端末であれば、会計スペースを圧迫せず、決済時の操作も統一できます。

    イザカヤ SAKETORAのようにキャッシュレス比率が高い飲食店では、対応できる決済方法の数と使いやすさが重要とのことでした。

    月額費用より決済手数料を含めた総コストを重視

    決済端末を選ぶときに、使いやすさよりも重視すべき点として、店長さんは「決済手数料」を挙げています。

    「月額費用がかかっても、トータルコストで考えると決済手数料が安いほうがお得だと思う」とおっしゃっていました。

    その点、stera packはクレジットカード手数料は1.98%~利用できるため、お得にクレジットカード決済ができます。

    店長さんのおっしゃる通り、キャッシュレス決済の利用件数や売上金額が多い店舗では、月額費用よりも決済手数料の差が総コストに大きく影響します。

    たとえば、月額費用が無料でも決済手数料が高ければ、キャッシュレス売上が増えるほど負担も増加します。反対に、月額費用が発生しても決済手数料が低ければ、決済金額によっては年間コストを抑えられます。

    そのため、決済端末を比較する際は、次の全ての費用を合計して確認してください。

    • 月額費用
    • 決済手数料
    • 端末代金
    • 振込手数料
    • 消耗品費
    • 解約時に発生する費用

    キャッシュレス比率が高い店舗ほど、決済手数料を含めた総コストで比較する必要があります。月額費用の有無だけで判断してはいけません。

    stera packを利用したイザカヤ SAKETORAの評価

    今回のインタビューでは、会計の約80%をキャッシュレス決済が占めるイザカヤ SAKETORAに、stera packの使用感を伺いました。最後に、実際に利用している店長の評価を振り返ります。

    まず、良い評価として挙げられたのは以下の点です。

    • 操作が簡単で、スタッフが問題なく利用できる
    • 決済時の通信速度に不満がない
    • レシートロールを無料で受け取れる
    • 導入当時は設置対応があり、店舗側の作業が少なかった
    • 1台で複数のキャッシュレス決済を受け付けられる
    • 決済手数料が安い

    一方、いまいちな評価として挙がったのは以下の点です。

    • 暗証番号の入力やサインのたびに、端末を利用客側へ動かす必要がある

    店長さんの評価から分かる通り、レジの配置によっては、暗証番号の入力やサインのたびに端末を利用客側へ動かし、操作後に元の位置へ戻す必要がある点は注意が必要です。しかし、操作は簡単で通信速度にも不満がなく、レシートロールを無料で受け取れる点、会計の約80%をキャッシュレス決済が占めるお店でも、リーズナブルで使いやすい決済端末と評価されていました。 

    店舗情報

    池尻大橋駅近くの「イザカヤSAKETORA」は、季節の食材を生かした創作和食と、全国から仕入れる常時30種類以上の日本酒を楽しめる居酒屋です。名物は、干物クリエイターが手がける酒肴。日本酒は量を選べるため、少しずつ飲み比べもできます。大きな窓のある開放的でおしゃれな店内には、カウンター席とテーブル席を用意。一人飲みからデート、仕事帰りの食事、仲間との宴会まで幅広く利用できます。

    項目内容
    店舗名イザカヤ SAKETORA
    業種飲食店
    所在地〒154-0001 東京都世田谷区池尻3丁目21−29 
    営業時間月~木:17:00~0:30
    金・土:17:00~1:00
    定休日日曜日
    公式SNShttps://www.instagram.com/izakaya_saketora/
    https://www.facebook.com/SAKEBARTORA/
    https://x.com/BarSake https://www.instagram.com/izakaya_saketora/

    ※本記事は、イザカヤ SAKETORAへのインタビュー内容をもとにOREND編集部が構成、編集しています。掲載内容は取材時点の情報です。

  • 飲食店の顧客管理システムおすすめ12選比較!4タイプの選び方を解説【2026年版】

    飲食店の顧客管理システムおすすめ12選比較!4タイプの選び方を解説【2026年版】

    飲食店の顧客管理は、予約や会計の記録を残すだけの作業ではありません。顧客の好みや来店履歴を接客へ反映し、満足度を高めて再来店と口コミにつなげる経営施策です。紙やExcelでの管理に限界を感じた店舗は、予約、POSレジ、販促、多店舗管理のどこに課題があるかを整理し、必要な機能を備えたシステムへ移行する段階に入っています。

    この記事でわかること
    • 飲食店の課題に応じた顧客管理システム4タイプの違い
    • 12サービスの対応範囲、料金、連携機能の比較
    • 紙やExcelから移行し、現場へ定着させる運用方法

    飲食店の顧客管理とは?顧客満足度と売上を高める仕組み

    飲食店の顧客管理とは、予約情報、来店履歴、注文内容、客単価、好み、アレルギーなどを記録し、次回の接客や再来店施策へ活用する取り組みです。

    情報を集めること自体が目的ではありません。前回の注文や要望をスタッフが把握し、顧客ごとの対応精度を高めることで、満足度が上がります。満足した顧客が再来店し、口コミや紹介が増える。この循環が店舗の評判と売上を押し上げます。

    管理する情報活用場面経営上の効果
    予約日時、人数、経路予約受付、席配置、キャンセル対応予約業務の効率化と機会損失の削減
    来店回数、最終来店日常連客の把握、休眠顧客の抽出再来店率の向上
    注文内容、客単価商品提案、メニュー分析客単価と販売効率の改善
    好み、座席、記念日顧客ごとの接客顧客満足度と口コミの向上
    アレルギー、苦手食材予約時と提供前の確認安全な提供と情報共有

    顧客管理システムを導入するメリットと検討すべき飲食店

    顧客管理システムを導入すると、予約や会計のたびに情報が蓄積され、担当者が変わっても同じ水準の対応を続けられます。特に、次の課題がある店舗は導入を優先する段階です。

    • 顧客の好みや注意事項を一部のスタッフしか把握していない
    • 電話、グルメサイト、自社サイトの予約情報が分散している
    • 注文履歴や客単価を顧客別に確認できない
    • 来店後のLINE配信やクーポン施策を実施できていない
    • 店舗ごとに顧客情報が分かれ、本部で分析できない

    店舗規模ではなく、顧客情報を複数人で共有するか、データを接客や販促に活用するかが導入判断の基準です。

    なぜ失敗する?導入前に知りたい挫折パターン

    顧客管理システムが定着しない原因は、機能不足より運用設計の欠如です。多機能な製品を選んでも、現場の業務に組み込めなければ情報は蓄積されません。

    挫折パターン起こる問題導入前の対策
    入力項目を増やしすぎる忙しい時間帯に登録されず、
    情報が欠ける
    最初は氏名、連絡先、
    来店履歴、注意事項に絞る
    POSレジや予約台帳と連携しない二重入力が発生し、
    現場が使わなくなる
    既存システムとの連携範囲
    を契約前に確認する
    導入目的を決めていないデータを蓄積するだけで
    施策へ使われない
    再来店率や予約業務時間
    などの目標を決める
    入力ルールがスタッフごとに異なる表記揺れや重複で
    検索と分析が機能しない
    登録項目、入力担当、
    更新時点を統一する

    飲食店向け顧客管理システム4つの基本タイプと選び方

    飲食店向けシステムは、中心となる業務によって4タイプに分かれます。機能数ではなく、現在最も大きい課題から選ぶと判断がぶれません。

    タイプ主な役割このタイプを選ぶ店舗
    予約台帳中心型電話、Web、
    グルメサイト予約
    と顧客台帳を一元管理
    予約比率が高く、来店前に
    顧客情報を確認する店舗
    POSレジ一体型会計と同時に注文履歴、
    利用金額、来店情報を蓄積
    購買データを接客、商品分析、
    会員施策へ使う店舗
    販促特化型来店や注文データをもとに
    LINEなどで再来店を促進
    新規客は獲得できても
    リピート率に課題がある店舗
    複数店舗データ統合型全店舗の顧客情報を本部で
    統合し、権限と施策を管理
    多店舗、複数ブランド、
    共通会員制度を運営する企業

    飲食店の顧客管理システムおすすめ比較

    最初に、12サービスが4つの課題をどこまでカバーするかを確認します。◎は中心機能、○は標準機能または主要機能、△は外部連携や追加契約を前提とする対応です。実際の範囲は契約プランと連携サービスで変わるため、星取表で候補を絞り、タイプ別の詳細比較で条件を確認します。

    サービス予約と顧客情報会計履歴再来店施策多店舗統合主なタイプ
    トレタ予約台帳◎△△○予約台帳中心型
    ebica◎○△◎予約台帳中心型
    レストランボード◎○○△予約台帳中心型
    Resty◎△△○予約台帳中心型
    スマレジ△◎○○POSレジ一体型
    POS+ food○◎◎◎POSレジ一体型
    Square△◎○○POSレジ一体型
    Airレジ○◎△△POSレジ一体型
    ユビレジ△◎△○POSレジ一体型
    ダイニー○◎◎○販促特化型
    TableCheck◎○○◎複数店舗統合型
    GATE◎○◎◎複数店舗統合型

    星取表は対応範囲の確認に使い、最終判断は料金、既存システムとの連携、サポート、運用負担まで含めて行います。

    予約台帳中心型の顧客管理システムおすすめ比較

    予約台帳中心型は、予約受付と同時に顧客台帳を更新し、来店前から過去履歴や注意事項を確認する仕組みです。予約経路が複数ある店舗、コース店、高単価店では最初に検討するタイプです。

    サービス名おすすめの店舗初期費用月額費用無料利用グルメサイト
    連携
    電話予約
    対応
    自社予約
    ページ
    席・
    空席管理
    顧客台帳・
    メモ
    POSレジ連携複数店舗対応
    トレタ予約台帳予約件数が多く、顧客情報を
    接客へ活用する店舗
    問い合わせ問い合わせ問い合わせ○○○○○○○
    ebica複数のグルメサイトと
    電話予約をまとめる店舗
    問い合わせ問い合わせなし○○○○○○○
    Restaurant Board費用を抑えて予約台帳と
    顧客管理を始める店舗
    0円0円あり○○○○○Airレジ連携△
    Resty自社サイト、Google、
    LINEからの予約を増やす店舗
    問い合わせ問い合わせ問い合わせ○○○○○○○

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    POSレジ一体型の顧客管理システムおすすめ比較

    POSレジ一体型は、会計時に顧客を紐付け、注文内容、利用金額、来店回数を自動で蓄積します。入力作業を増やさずに購買データを集めたい店舗では、このタイプが基本です。

    サービス名おすすめの店舗初期費用月額費用無料利用顧客登録方法注文履歴客単価・
    来店頻度
    会員証・
    ポイント
    予約台帳連携販促機能複数店舗管理サポート
    スマレジ売上分析と顧客管理を
    段階的に拡張する店舗
    0円から0円から無料プラン、
    無料トライアルあり
    会計時登録、
    会員連携
    ○○○○○○電話、導入支援
    POS+ food注文、会計、顧客管理を
    まとめる中規模以上の店舗
    問い合わせ問い合わせなし会計、
    会員機能
    ○○○○○○導入、運用支援
    Square POSレジ初期費用を抑えて決済と
    顧客管理を導入する店舗
    0円0円からあり決済時、
    顧客リスト
    ○○△△○○オンラインサポート
    Airレジ無料POSレジと予約台帳を
    連携する小規模店舗
    0円0円あり会計時、
    顧客情報登録
    ○○△Restaurant Board連携△△オンラインサポート
    ユビレジiPad POSとオーダーシステム
    を一体運用する店舗
    問い合わせ月額6,900円からなし会計時、
    顧客メモ
    ○○△○△○電話、導入支援

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    販促特化型の顧客管理システムおすすめ比較

    販促特化型は、来店や注文データを自動で顧客IDへ紐付け、LINEなどで再来店を促す仕組みです。顧客登録と配信を別々に運用せず、注文から効果測定まで一つの流れにする点が重要です。

    確認項目おすすめの店舗初期費用月額費用無料プラン顧客情報の取得方法来店履歴注文履歴LINE連携顧客の絞り込みメッセージ配信クーポン配信アンケート効果測定POSレジ連携複数店舗対応
    ダイニーモバイルオーダーとLINEを利用し、
    注文後の再来店施策まで自動化する店舗
    問い合わせ問い合わせなしQR注文とLINE連携
    による会員化
    ○○○来店回数、
    来店時期、
    注文内容など
    ○○○配信後の来店や
    注文データを確認
    ダイニーPOSを
    中心に連携
    ○

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    複数店舗データ統合型の顧客管理システムおすすめ比較

    データ統合型は、店舗ごとに分かれた予約、来店、注文、会員情報を本部へ集約します。複数店舗で共通の接客や販促を行う場合は、単なる共有機能ではなく、名寄せ、権限、店舗別分析まで確認します。

    サービス名おすすめの企業初期費用月額費用主な管理データ店舗横断の
    顧客台帳
    名寄せ本部分析店舗別権限会員・
    ランク管理
    予約・
    POS連携
    販促機能データ出力導入支援
    TableCheck高単価店、ホテルレストラン、
    国内外に複数店舗を展開する企業
    問い合わせ問い合わせ予約、来店、顧客、
    決済、キャンセル履歴
    ○○○○○○○○○
    GATE予約、注文、販促、顧客情報を
    外食向け基盤で統合する企業
    問い合わせ問い合わせ予約、注文、顧客、
    LINE、販促履歴
    ○○○○○○○○○

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    顧客管理システムを導入して現場へ定着させる手順

    サービスを選んだ後は、既存データと現場業務を整理してから運用を始めます。全機能を一度に使うのではなく、最優先の課題に必要な項目から開始することが定着の条件です。

    1. 導入目的と測定指標を決める
    2. 既存データを整理して移行する
    3. 入力項目、担当者、更新時点を統一する
    4. 一部スタッフまたは一店舗で試験運用する
    5. 利用状況と再来店率を確認して改善する

    紙やExcelの顧客情報を整理して移行する

    移行前に、氏名、電話番号、メールアドレスの形式を統一し、重複と古い情報を整理します。紙のメモをすべて転記する必要はありません。今後の接客、安全管理、再来店施策で使う情報だけを移します。元データはバックアップを取り、取り込み後に件数と主要項目を照合します。

    入力項目と更新ルールをスタッフ間で統一する

    予約受付時、来店時、会計時、問い合わせ対応時に何を登録するかを決めます。自由記述が多いと表記が揃わず、検索と分析が機能しません。選択式のタグを使い、注意事項だけを短いメモで残す設計が基本です。

    業務場面登録する情報担当確認時点
    予約受付氏名、連絡先、人数、アレルギー予約担当予約確定時
    来店・接客好み、座席、個別対応ホール担当退店前
    会計顧客と伝票の紐付け会計担当会計時
    問い合わせ・クレーム内容、対応、次回注意点責任者対応完了時

    閲覧権限と個人情報の管理ルールを決める

    顧客情報は、全スタッフが同じ権限で扱うものではありません。一般スタッフは接客に必要な情報の閲覧と更新、店長は出力と削除、本部は全店舗の分析というように役割を分けます。退職者のアカウントは即日停止し、共有端末にはパスコードと自動ロックを設定します。販促へ利用する情報は、利用目的と配信停止方法も明確にします。

    再来店率とシステムの利用状況を定期確認する

    導入効果は、登録件数ではなく店舗成果で判断します。毎月確認する指標を絞り、入力されていない項目や使われていない機能は削ります。運用負担を減らしながら、接客と再来店へ使われる情報だけを残します。

    指標確認内容改善判断
    顧客登録率会計件数のうち顧客が紐付いた割合低い場合は登録導線を見直す
    情報更新率来店後にメモや履歴が更新された割合入力項目と担当を減らす
    再来店率一定期間内に再訪した顧客の割合対象客と施策内容を見直す
    配信反応率配信から予約、来店につながった割合配信対象、時期、特典を変更する

    まとめ

    飲食店の顧客管理システムは、自店舗で最も大きい課題からタイプを決めると選択を誤りません。

    予約業務と顧客メモをまとめるなら予約台帳中心型、注文履歴と客単価を自動で蓄積するならPOSレジ一体型、LINEなどで再来店を促すなら販促特化型、全店舗の情報を本部で管理するならデータ統合型を選びます。

    サービス導入後は、入力項目を絞り、既存システムとの二重入力をなくし、更新ルールと権限を決めます。顧客情報が接客と販促へ使われて初めて、顧客満足度、リピート率、口コミ、売上の改善につながります。

  • キャンセルポリシーとは?意味や例文、キャンセル料の決め方を解説

    キャンセルポリシーとは?意味や例文、キャンセル料の決め方を解説

    予約制のサービスを運営していると、直前キャンセルや無断キャンセルによって売上や業務に大きな影響が出ます。飲食店であれば食材や席、サロンであれば施術枠、宿泊施設であれば客室、スクールであれば講師や教材の準備が無駄になることもあります。

    こうしたトラブルを防ぐために必要なのが、キャンセルポリシーです。キャンセルポリシーを事前に明示しておけば、利用者との認識違いを防ぎ、キャンセル料の請求や返金対応の基準を整理できます。

    ただし、キャンセル料は自由にいくらでも設定できるものではありません。消費者との契約では、平均的な損害を超える部分のキャンセル料が無効になる場合があります。そのため、金額の根拠、事前の明示、利用者の同意まで含めて設計することが重要です。

    この記事では、キャンセルポリシーの意味、記載すべき項目、キャンセル料の決め方、作成時の注意点、業種別の例文まで解説します。

    キャンセルポリシーとは?意味と役割を解説

    キャンセルポリシーとは、予約や申込みをキャンセルする際の条件を定めたルールです。無料でキャンセルできる期限、キャンセル料が発生する時期、返金の条件、キャンセルの連絡方法などを明記します。

    キャンセルポリシーの役割は、単にキャンセル料を請求することではありません。予約前に条件を示し、店舗側と利用者側の認識をそろえることが本来の目的です。ルールが曖昧なままだと、キャンセルが発生した際に「聞いていない」「知らなかった」といったトラブルにつながります。

    予約制のサービスでは、予約が入った時点で席、部屋、人員、材料、時間枠などを確保します。キャンセルによってその枠を再販売できなければ、店舗側には損失が発生します。キャンセルポリシーは、こうした損失を抑えながら、利用者にも公平なルールを示すために必要です。

    また、キャンセルポリシーを契約条件として扱うには、利用者が予約前に内容を確認できる状態にしておく必要があります。予約完了後に初めて伝えるのではなく、予約前の明示と同意取得まで整えておきましょう。

    キャンセルポリシーが必要な理由

    キャンセルポリシーが必要な理由は、予約キャンセルによる損失を減らし、利用者とのトラブルを防ぐためです。特に当日キャンセルや無断キャンセルは、再予約を受け付ける時間がほとんどありません。その結果、店舗側は売上機会を失います。

    キャンセルポリシーを設けていない場合、キャンセル料を請求する理由を利用者に個別に説明しなければなりません。そのため、実際に発生した損害や、予約時の案内内容を個別に確認する必要があります。 利用者側も、どこまでなら無料なのか、返金されるのか、いつまでに連絡すればよいのかを判断できなくなります。

    キャンセルポリシーが必要な理由は次のとおりです。

    キャンセルポリシーが必要な理由
    • 売上損失を防ぐため
    • 無断キャンセルを抑えるため
    • キャンセル料や返金をめぐるトラブルを防ぐため
    • スタッフの対応基準を統一するため
    • 他の利用者に公平な予約機会を提供するため

    予約枠は、予約制サービスにとって商品そのものです。ひとつの枠が無断で使われなければ、その時間を希望していた別の利用者も機会を失います。キャンセルポリシーは、店舗側だけでなく、ルールを守って利用している顧客を守る意味もあります。

    キャンセルポリシーに記載すべき項目

    キャンセルポリシーには、キャンセル時に利用者が確認すべき情報を漏れなく記載します。重要なのは、店舗側が伝えたいことを並べることではなく、利用者が予約前に判断できる情報を明確にすることです。

    特に、キャンセル期限、キャンセル料、返金条件、連絡方法、例外対応は必ず明記しましょう。これらが曖昧だと、実際にキャンセルが発生した際にトラブルへ発展します。

    キャンセルポリシーは長く書けばよいものではありません。予約前に理解できる簡潔さと、トラブル時に判断できる具体性の両方が必要です。

    キャンセル期限とキャンセル料

    キャンセル期限とキャンセル料は、キャンセルポリシーの中でも特に重要です。利用者が知りたいのは、いつまでなら無料でキャンセルでき、いつから料金が発生するのかという点です。

    たとえば「前日からキャンセル料が発生します」と書くだけでは、前日の何時からなのかが分かりません。「ご予約日前日の18時以降はキャンセル料が発生します」のように、日付と時間を明記します。

    上記はあくまで設定例です。当日キャンセルや無断キャンセルで100%と定めるケースはありますが、常に有効になるわけではありません。キャンセル料は、同種の契約で通常生じる平均的な損害の範囲で説明できる金額にすることが重要です。

    返金条件と支払い方法

    事前決済を導入している場合は、返金条件を必ず明記します。無料キャンセル期間内であれば全額返金するのか、キャンセル料を差し引くのか、返金までに何営業日かかるのかを記載します。

    返金時に振込手数料や決済手数料が発生する場合は、事前に明示したうえで、実費相当額として扱うのが基本です。「手数料はお客様負担」とだけ書くと、何をどこまで差し引くのかが不明確になります。

    キャンセル料を後日請求する場合は、請求方法も決めておきます。銀行振込、クレジットカード決済、予約システム経由の決済など、利用者が支払う方法を明確にします。

    支払期限も重要です。「キャンセル日から7日以内にお支払いください」のように具体的に記載すれば、未払い時の案内も進められます。遅延損害金を設ける場合は、消費者契約法上の上限にも注意が必要です。参考:第9条(消費者が支払う損害賠償の額を予定する条項等の無効)

    連絡方法と例外対応

    キャンセルの連絡方法は、利用者が迷わないように正式な窓口を決めます。電話、メール、予約システム、LINEなど複数の窓口がある場合でも、キャンセル受付として有効な方法を明記します。

    電話のみで受け付ける場合は、受付時間も必要です。予約システムで受け付ける場合は、何日前までシステム上でキャンセルできるのかを説明します。

    災害、公共交通機関の停止、医師の診断を伴う急病など、利用者側では避けられない事情への対応も決めておきます。すべてを無料にする必要はありませんが、例外対応の対象条件と確認方法を明記しておくことで、現場判断がばらつくことを防げます。

    キャンセル料の決め方

    キャンセル料は、店舗側の損失と利用者への納得感の両方を考えて決めます。単に高く設定すればキャンセルを防げるわけではありません。根拠のない高額なキャンセル料は、利用者の不信感やクレームにつながります。

    消費者との契約では、解除に伴う違約金や損害賠償額の予定について、平均的な損害を超える部分が無効となる場合があります。そのため、キャンセル料は「他店がそうしているから」ではなく、自社でどの程度の損失が発生するかをもとに考える必要があります。

    予約日までの日数

    キャンセル料は、予約日までの日数に応じて段階的に設定する方法が一般的です。予約日が近づくほど、店舗側は再予約を受け付ける時間が短くなります。そのため、直前になるほどキャンセル料を高くする設計には合理性があります。

    たとえば、3日前までは無料、前日は50%、当日は100%という形にすると、利用者にも基準が伝わります。無断キャンセルについては、再販売の機会が失われるため、100%と定めるケースがあります。

    この料率は一例です。実際には、サービス内容、予約単価、準備コスト、再販売の可能性を踏まえて、平均的な損害の範囲で設定します。

    サービス内容と平均的な損害

    キャンセル料は、サービス内容と平均的な損害をもとに考える必要があります。事前準備が少ないサービスと、材料や人員をあらかじめ確保するサービスでは、キャンセルによる影響が異なります。

    飲食店のコース予約では、人数分の食材を事前に仕入れることがあります。サロンでは、施術者の時間枠を確保しているため、直前キャンセルがあると別の予約を入れられません。宿泊施設では、客室を販売できなかったこと自体が損害になります。スクールでは、講師や教材、会場の準備が無駄になる場合があります。

    キャンセル料を設定するときの注意点

    キャンセル料を設定する際は、金額だけでなく、明示方法と同意取得まで含めて設計します。キャンセル料が合理的な金額でも、事前に利用者へ伝えていなければトラブルになります。

    法律上も、消費者との契約ではキャンセル料を無制限に設定できるわけではありません。契約解除に伴う違約金や損害賠償額の予定について、事業者に生じる平均的な損害を超える部分が無効となる場合があります。

    そのため、キャンセル料は「キャンセル防止のために高くする」という考え方ではなく、通常生じる平均的な損害を説明できる範囲で設定することが重要です。

    設定前に確認すべき項目は次のとおりです。

    設定前に確認すべき項目
    1. 平均的な損害に対して妥当な金額か
    2. 予約前にキャンセル料を確認できるか
    3. 利用者の同意を取得しているか
    4. 例外対応のルールを決めているか
    5. スタッフ全員が同じ案内をできるか

    この5点を確認しておけば、キャンセル料をめぐる認識違いを大きく減らせます。

    高すぎるキャンセル料に注意する

    キャンセル料を高く設定しすぎると、利用者の不信感につながります。特に、予約日まで十分な日数があるにもかかわらず高額なキャンセル料を設定している場合は、納得を得られません。

    法律上も、消費者との契約ではキャンセル料を無制限に設定できるわけではありません。契約解除に伴う違約金や損害賠償額の予定について、事業者に生じる平均的な損害を超える部分が無効となる場合があります。

    キャンセル料は、同種契約で通常生じる平均的な損害や、再販売の難しさをもとに決めるべきです。当日キャンセルと1週間前のキャンセルでは、店舗側に通常生じる損害が異なります。もし同じキャンセル料を設定するなら、その根拠を説明できる必要があります。

    予約前に明確に明示する

    キャンセル料を請求する根拠を整えるには、利用者が予約前に条件を確認できる状態が必要です。予約完了後に初めてキャンセル料を知らせる形では、トラブルを防げません。

    予約ページ、申込フォーム、決済画面、確認メールなど、利用者が予約する前に必ず目にする場所に掲載します。オンライン予約では、予約ボタンの近くにキャンセルポリシーへのリンクを設置し、確認漏れを防ぐことが重要です。

    文面も複雑にしすぎないことが大切です。「当日キャンセルは100%」「前日18時以降は50%」のように、利用者がすぐ判断できる表現にします。ただし、料率だけでなく、対象条件や例外対応もあわせて示しましょう。

    利用者の同意を得ておく

    キャンセルポリシーは、掲載するだけでなく、利用者の同意を得る仕組みを作ることが重要です。オンライン予約であれば、「キャンセルポリシーに同意する」のチェックボックスを設ける方法があります。

    電話予約の場合は、予約時に口頭で説明し、予約確認メールやSMSでキャンセルポリシーを送付します。店頭予約であれば、申込書や案内書に記載しておくと記録が残ります。

    同意の記録が残る仕組みを作れば、後から「知らなかった」と言われるリスクを抑えられます。

    キャンセルポリシーの例文

    キャンセルポリシーは、業種や予約内容によって書き方が変わります。ここでは、飲食店、サロン、宿泊施設、スクールで使える例文を紹介します。

    以下の例文は、一般的な予約キャンセルを想定した文面です。キャンセル料は、業種、予約内容、契約期間、事前準備の有無、再販売の可能性によって妥当な金額が変わります。特に、サロン、スクール、エステ、語学教室、学習塾などで長期契約、月謝制、回数券制、前払い契約を扱う場合は、消費者契約法や特定商取引法の規制を確認したうえで文面を作成してください。

    飲食店のキャンセルポリシー例

    以下は、飲食店のコース予約と席のみ予約を想定したキャンセルポリシーの例文です。

    ——————————

    当店では、食材の仕入れやお席の確保を行ったうえで、お客様をお迎えする準備をしております。直前のキャンセルや無断キャンセルは、他のお客様のご案内機会を失うことにもつながるため、以下のとおりキャンセルポリシーを定めております。ご予約前に必ずご確認ください。

    キャンセルや人数変更をご希望の場合は、ご予約日前日の18時までに、お電話または予約確認メールに記載のキャンセルフォームよりご連絡ください。営業時間外にいただいたご連絡は、翌営業日の受付扱いとなります。

    コース予約のキャンセル料は、前日18時以降のキャンセルでコース料金の50%、当日キャンセルでコース料金の100%、無断キャンセルでコース料金の100%を申し受けます。人数変更の場合も、減少した人数分について同様のキャンセル料が発生します。

    席のみ予約の場合は、キャンセル料を原則としていただいておりません。ただし、ご連絡のないまま予約時間を15分以上過ぎた場合は、無断キャンセルとして予約を取り消します。

    予約時間に遅れる場合は、分かった時点で店舗までご連絡ください。ご連絡がある場合でも、当日の予約状況によってはご利用時間を短縮させていただく場合があります。遅刻による利用時間の延長は承っておりません。

    無断キャンセルが繰り返される場合など、合理的な理由があるときは、今後のご予約をお断りすることがあります。

    災害、公共交通機関の停止、医師の診断を伴う急病など、やむを得ない事情がある場合は、キャンセル料の免除または日程変更を行うことがあります。該当する場合は、できるだけ早めに店舗までご連絡ください。

    ——————————

    飲食店では、コース予約と席のみ予約で損害の内容が異なります。コース予約は仕入れや仕込みが発生するため、人数変更の扱いまで明記しておくと運用が安定します。

    サロンのキャンセルポリシー例

    以下は、美容サロン、エステサロン、整体院など、施術予約を想定した例文です。

    ——————————

    当サロンでは、お客様一人ひとりに十分な施術時間を確保するため、予約制で営業しております。直前のキャンセルや無断キャンセルが発生すると、同じ時間帯を希望されていた他のお客様をご案内できなくなります。円滑な運営のため、以下のキャンセルポリシーへのご理解とご協力をお願いいたします。

    ご予約の変更またはキャンセルは、予約日前日の営業時間内までにご連絡ください。ご連絡は、お電話、予約システム、公式LINEにて受け付けております。予約システムで変更できない場合は、お電話または公式LINEよりご連絡ください。

    前日の営業時間終了後から当日のキャンセルは、施術料金の50%をキャンセル料として申し受けます。ご連絡のない無断キャンセルについては、施術料金の100%をキャンセル料として請求いたします。

    ご予約時間に遅れる場合は、必ず事前にご連絡ください。ご予約時間を10分以上過ぎた場合、施術時間を短縮して対応することがあります。ご連絡がないまま15分以上経過した場合は、無断キャンセルとして扱う場合があります。施術時間を短縮した場合でも、予約時のメニュー料金を頂戴します。

    体調不良、感染症が疑われる症状、災害、交通機関の停止など、やむを得ない事情がある場合は、状況を確認したうえで、日程変更またはキャンセル料の免除をご案内する場合があります。 無理にご来店されず、早めにご相談ください。

    キャンセル料が発生した場合は、当サロン指定の決済方法または銀行振込にてお支払いをお願いいたします。返金や請求時に振込手数料が発生する場合は、事前に明示した実費相当額をご負担いただく場合があります。

    ——————————

    なお、回数券、月額契約、長期コース、前払い契約などは、通常の予約キャンセルとは別のルールが必要になる場合があります。契約期間や金額によっては特定商取引法の対象となることがあるため、個別の契約条件を確認したうえで案内文を作成してください。

    サロンでは、施術者の時間そのものが売上に直結します。遅刻や施術時間の短縮、体調不良時の扱いを明記しておくことで、当日の判断に迷わなくなります。

    宿泊施設のキャンセルポリシー例

    以下は、ホテル、旅館、民泊、貸別荘などを想定したキャンセルポリシーの例文です。

    ——————————

    当施設では、お客様に安心してご宿泊いただくため、ご予約ごとに客室を確保しております。宿泊日が近づいてからのキャンセルは、他のお客様への再販売が難しくなるため、以下のとおりキャンセル料を定めております。ご予約前に必ずご確認ください。

    ご宿泊予約のキャンセル料は、宿泊日の7日前から発生します。宿泊日の7日前から4日前までのキャンセルは宿泊料金の30%、3日前から前日までのキャンセルは宿泊料金の50%、当日キャンセルおよび無断不泊は宿泊料金の100%を申し受けます。

    複数泊のご予約をキャンセルする場合は、予約全体の宿泊料金をもとにキャンセル料を算出します。複数部屋をご予約の場合は、キャンセルされた部屋数分についてキャンセル料が発生します。

    事前決済済みのご予約については、キャンセル料および事前に明示した実費相当の手数料を差し引いた金額を返金します。返金処理には、決済会社や金融機関の処理状況により数営業日かかることがあります。

    台風、地震、公共交通機関の運休など、宿泊施設への到着が著しく困難な事情が発生した場合は、キャンセル料の免除または日程変更をご案内する場合があります。該当する場合は、状況が分かり次第ご連絡ください。

    ——————————

    宿泊施設では、宿泊日までの日数によって再販売の可能性が変わります。複数泊、複数部屋、事前決済の扱いまで書いておくと、金銭トラブルを防げます。

    スクールのキャンセルポリシー例

    以下は、単発講座、レッスン、セミナーなどを想定したキャンセルポリシーの例文です。月謝制、回数券制、長期講座、高額コースの中途解約については、別途ルールを確認する必要があります。

    ——————————

    当スクールでは、講師の手配、教材準備、会場確保を行ったうえでレッスンを実施しております。受講者の皆様に公平に学習機会を提供するため、予約のキャンセルおよび振替について以下のルールを定めています。

    レッスンのキャンセルまたは日程変更は、レッスン開始時刻の24時間前までに、会員専用ページまたはメールにてお手続きください。期限内にキャンセル手続きを行った場合は、別日程への振替受講が可能です。

    レッスン開始時刻の24時間前を過ぎてからのキャンセル、またはご連絡のない欠席については、レッスン1回分を消化したものとして扱います。この場合、受講料の返金および振替受講は承っておりません。

    単発講座の場合、開催日の3日前までのキャンセルは受講料を全額返金します。開催日の2日前から前日までのキャンセルは受講料の50%、当日キャンセルおよび無断欠席は受講料の100%をキャンセル料として申し受けます。

    教材を発送済みの場合は、教材費、送料、決済手数料など、事前に明示した実費相当額を差し引いた金額を返金します。教材の返品が必要な場合は、未使用の状態で当スクール指定の方法にて返送をお願いいたします。

    講師都合や会場都合によりレッスンを中止する場合は、全額返金または別日程への振替をご案内します。災害や交通機関の停止などにより受講が困難な場合は、キャンセル料の免除または振替をご案内する場合があります。

    ——————————

    なお、語学教室、学習塾、パソコン教室、家庭教師、美容医療、エステティックサービスなどで、一定の契約期間や金額を超える契約を扱う場合は、特定商取引法の特定継続的役務提供に該当することがあります。その場合、クーリング・オフや中途解約に関する規制があるため、通常のキャンセルポリシーとは分けて確認してください。

    スクールでは、キャンセル料だけでなく、振替、欠席、教材費、休会や退会の扱いまで整理する必要があります。月謝制、回数券制、単発講座では条件が変わるため、サービス形態ごとに文面を分けると明確です。

    まとめ

    キャンセルポリシーとは、予約キャンセル時の条件、キャンセル料、返金、連絡方法などを定めるルールです。予約制サービスでは、直前キャンセルや無断キャンセルによって売上や業務に大きな影響が出るため、事前に明確なルールを作る必要があります。

    作成時は、キャンセル期限、料金、返金条件、連絡方法、支払い方法、遅刻時の扱い、例外対応を具体的に記載します。キャンセル料は、同種契約で通常生じる平均的な損害をもとに設定し、利用者が予約前に確認できる場所へ掲載することが重要です。

    また、オンライン予約、事前決済、回数券、月謝制、長期契約を扱う場合は、消費者契約法や特定商取引法の確認も欠かせません。単発予約のキャンセルと、継続契約の中途解約では、必要なルールが変わります。

    キャンセルポリシーは、店舗側の損失を防ぐだけでなく、利用者とのトラブルを防ぐための重要な案内文です。予約ページや予約確認メールに明記し、同意を得る仕組みまで整えておきましょう。

  • 居酒屋向けPOSレジおすすめ14選!料金・注文機能・選び方を比較

    居酒屋向けPOSレジおすすめ14選!料金・注文機能・選び方を比較

    居酒屋のレジ選びでは、導入コストや毎月の固定費を抑えることはもちろん、会計処理だけでなく、ホールの注文から厨房(キッチン)までがスムーズに連携できる機能性が何より重要です。

    ただ、すべての連携を網羅しようとすると毎月の費用が負担になり、かといって安さだけで選ぶと注文の伝達やお会計が手作業になって現場が回らなくなるため、何を基準に選ぶべきか迷ってしまうケースは少なくありません。

    この記事では、居酒屋に人気のレジ比較や、失敗しない選び方を分かりやすく網羅しています。

    居酒屋向けPOSレジとは

    居酒屋向けPOSレジとは、会計と同時に商品名、数量、金額、販売日時などを記録し、テーブルごとの注文や売上を管理できるレジです。ハンディ端末やモバイルオーダーと連携すれば、ホールで受けた注文を厨房へ直接送信できます。

    一般的なレジスターとの違いは、会計金額を計算するだけでなく、注文から調理、会計、売上集計まで同じデータで管理できることです。注文内容の再入力を減らし、伝達漏れや会計ミスを防げることが、居酒屋でPOSレジを導入する大きなメリットです。

    居酒屋向けPOSレジの主な機能

    居酒屋では追加注文が多く、料理とドリンクで提供場所も分かれます。POSレジを比較するときは、会計機能だけでなく、次の機能を確認してください。

    機能主な内容居酒屋で確認すべきポイント
    会計・売上管理商品登録、割引、レシート発行、売上集計個別会計、伝票分割、複数の支払方法を併用できるか
    テーブル・伝票管理席ごとの注文履歴と会計状況の管理テーブル移動、結合、伝票移動に対応しているか
    メニュー・コース管理単品、コース、飲み放題メニューの登録制限時間、ラストオーダー、追加料金を設定できるか
    オーダー連携ハンディ、モバイルオーダー、テーブルオーダーとの連携すべての注文を同じ伝票へ反映できるか
    キッチン連携キッチンプリンターやディスプレイへの注文送信料理とドリンクで出力先を分けられるか
    キャッシュレス連携POSレジから決済端末への金額送信会計金額の二重入力を防げるか
    在庫・原価管理商品や原材料の在庫数、原価の管理酒類や食材を管理できるか、外部システムが必要か
    売上分析商品別、時間帯別、曜日別、担当者別の集計客単価、注文数、人気メニューを確認できるか
    複数店舗・スタッフ管理店舗別売上、権限、勤怠情報の管理本部から各店舗の状況を確認できるか

    特に重要なのは、テーブル管理、オーダー連携、キッチン連携、コース管理、個別会計です。基本的な会計機能が無料でも、これらは有料プランや追加サービスになる場合があります。

    POSレジの種類|居酒屋の選び方

    POSレジは、タブレット型、ターミナル型、PC型の3種類に分けられます。店舗規模だけで決めず、注文方法、必要な周辺機器、導入予算、保守体制から選んでください。

    種類特徴利用される店舗
    タブレット型POSレジタブレットへPOSアプリを入れて利用する。サービスによってはハンディ、モバイルオーダー、キッチン機器とも連携可能初期費用を抑える店舗、1店舗から複数店舗まで
    ターミナル型POSレジ専用端末と周辺機器を一式で導入し、設置や保守もまとめて依頼できる大きな初期投資が可能な大型店、チェーン店、複数店舗
    PC型POSレジパソコンへ専用ソフトを入れ、店舗の運用に応じて周辺機器を組み合わせる既存のパソコンを活用する店舗

    一般的な居酒屋では、タブレット型POSレジが最初の候補です。端末を省スペースで設置でき、必要な機能を追加しながら運用できます。ハンディ連携はターミナル型に限らず、タブレット型でも利用できます。

    ターミナル型は、機器の選定、設置、初期設定、保守をまとめて依頼できる点が強みです。店舗数が多く、全店の機器構成とサポートを統一するチェーン店では、ターミナル型も有力な選択肢です。

    【比較表】居酒屋向けPOSレジ一覧

    居酒屋向けのレジを比較する場合は、月額料金だけでは判断できません。レジ本体の料金が安くても、キッチンプリンター、注文用端末、決済端末、サポート費用を加えると総額が変わります。まずは候補ごとの特徴を一覧で確認しましょう。

    [orend-pos-register-explorer]
    {
    “categoryId”: “00047”,
    “sort”: “recommended”,
    “initialDisplayMode”: “table”,
    “tableOrientation”: “vertical”,
    “showFilterBar”: true,
    “showCompareButton”: true,
    “initialVisibleCount”: 11,
    “tableRows”: “rating,feature,initialCost,monthlyCost,freePlan,supportedDevices,support,cashlessPaymentTerminalIntegration,multiStoreManagement,customerManagement,orderEntry,orderWithOptions,orderManagement,tableManagement,splitPayment,kitchenIntegration,inventoryManagement”
    }
    [/orend-pos-register-explorer]

    気になるサービスは下記の詳細解説を読んでみましょう。

    居酒屋向けPOSレジの比較ポイント

    居酒屋向けPOSレジは、月額料金だけで決めてはいけません。テーブル管理、注文連携、コース運用、厨房連携、導入後のサポートを同じ条件で比較してください。

    テーブル・伝票管理に対応しているか

    テーブルごとの注文履歴、人数、入店時刻、会計状況を一覧で確認できるか調べます。宴会や団体利用がある店舗では、テーブルの結合や移動、別伝票への注文移動も必要です。

    たとえば、2卓を結合した団体客が会計時にグループごとの支払いを希望する場合、テーブル結合と伝票分割の両方を使用します。席の移動から個別会計まで同じ伝票で処理できることが必須です。

    ハンディやモバイルオーダーと連携できるか

    ホールスタッフが注文を受ける店舗ではハンディ、客自身がスマートフォンから注文する店舗ではモバイルオーダーとの連携を確認します。タブレット型POSレジでも、対応サービスを選べばハンディやテーブルオーダーを利用できます。

    たとえば、ハンディとモバイルオーダーを併用する場合は、両方の注文が同じテーブルの伝票へ反映されなければなりません。注文経路が増えても、POSレジと厨房で一元管理できる構成を選んでください。

    飲み放題・コース・個別会計に対応しているか

    飲み放題やコースを提供する店舗では、開始時刻、制限時間、ラストオーダー、注文可能メニューを設定できるか確認します。単品注文を追加した場合に、コース料金と同じ伝票で会計できることも必要です。

    たとえば、コース参加者と単品注文の利用者が同じテーブルにいる場合、人数別または商品別に会計を分けます。飲み放題の時間管理と伝票分割を両方確認することが、居酒屋のレジ選びでは欠かせません。

    キッチンプリンターやディスプレイと連携できるか

    注文を厨房へ送る方法は、紙のキッチン伝票とキッチンディスプレイに分かれます。小規模店ではプリンター1台でも運用できますが、厨房とドリンク場が分かれる店舗では、商品カテゴリーごとに出力先を設定できる機能が必要です。

    たとえば、フードは厨房、ドリンクはカウンターへ自動送信すると、スタッフによる伝票の振り分けが不要になります。注文の取消や数量変更も各出力先へ反映されるか確認してください。注文内容だけでなく、変更情報まで厨房と共有できることが重要です。

    必要な機器とサポートを含む総額を確認する

    POSレジの費用には、アプリ利用料だけでなく、タブレット、レシートプリンター、キャッシュドロア、ハンディ端末、キッチン機器、設置費用が含まれます。オーダー機能や電話サポートが有料オプションになるサービスもあります。

    たとえば、月額無料のPOSレジでも、ハンディ5台とキッチンプリンターを追加すれば、機器費用とオーダー機能の利用料が発生します。電話窓口の受付時間、遠隔操作、訪問保守、故障時の端末交換も確認が必要です。初期費用と36か月分の固定費、周辺機器、オプション、サポートを合計した総コストで比較してください。

    おすすめの居酒屋向けPOSレジ14選比較

    居酒屋向けのレジを詳しく解説します。

    [orend-pos-register-explorer]
    {
    “categoryId”: “00047”,
    “sort”: “recommended”,
    “initialDisplayMode”: “card”,
    “showFilterBar”: false,
    “pageSize”:14,
    “showCompareButton”: true
    }
    [/orend-pos-register-explorer]

    居酒屋のPOSレジ導入にかかる費用

    居酒屋のPOSレジ導入費用は、POSアプリの料金だけでは決まりません。注文方法と厨房設備によって必要な端末数が変わるため、次の項目を分けて見積もります。

    費用項目主な内容確認事項
    初期設定・導入費用アカウント設定、メニュー登録、設置、操作研修自社設定か、訪問設定を依頼するか
    POSレジ利用料会計、売上管理、商品管理などの基本プラン無料プランで必要機能を利用できるか
    POS端末・周辺機器タブレット、専用端末、プリンター、キャッシュドロア購入、レンタル、既存機器の利用可否
    オーダー関連費用ハンディ、モバイルオーダー、テーブルオーダー端末台数と月額オプション料金
    キッチン関連費用キッチンプリンター、ディスプレイ、ルーター出力場所と必要台数
    サポート費用電話、遠隔操作、訪問保守、端末交換対応時間と追加料金

    POSレジ導入の総コストは、初期費用、月額料金、周辺機器、オプション、サポートの合計です。

    無料のPOSアプリでも、タブレットやプリンターを所有していなければ機器代が発生します。見積書では、POSレジ本体とオーダー機能、周辺機器、設置・保守を分けて確認してください。

    居酒屋のレジ導入で使える補助金、助成金

    居酒屋がPOSレジを導入する場合、補助金や助成金を活用できる可能性があります。代表例として、2026年はデジタル化、AI導入補助金のインボイス枠で、インボイス制度に対応した会計、受発注、決済機能を持つソフトウェアや、それに関連するハードウェアが補助対象として扱われています。

    ただし、ハードウェアだけの申請はできません。POSレジ、モバイルPOSレジ、券売機、タブレット、プリンターなどが対象になる場合でも、補助対象のソフトウェアと一緒に導入することが前提です。制度ごとに対象経費、申請条件、申請期限、交付決定前の契約可否が異なるため、契約前に必ず確認してください。

    補助金を使う場合は、導入したいPOSレジが補助金の対象ツールとして登録されているか、申請サポートを受けられるかを先に確認しましょう。補助金は導入後に申請すればよい制度ではありません。多くの制度では、申請、採択、契約、導入の順番が重要になります。

    居酒屋にPOSレジを導入する方法・流れ

    POSレジは、サービスを契約して端末を置くだけでは運用できません。注文方法と店内設備を整理し、実際の営業を想定したテストまで完了させます。

    注文方法と必要な機能を整理する

    最初に、スタッフがハンディで注文を取るのか、モバイルオーダーやテーブルオーダーを導入するのか決めます。テーブル数、ピーク時のスタッフ数、厨房とドリンク場の位置、個別会計の頻度も整理してください。

    現在の注文受付から会計までの流れを書き出し、手作業を残す部分とシステム化する部分を決めます。この段階で必要機能を確定すると、不要なオプションを減らせます。

    2~3サービスから見積もりを取る

    候補を2~3サービスに絞り、同じ機器構成と機能条件で見積もりを依頼します。POS端末、ハンディ台数、キッチン機器、オーダー機能、設置、研修、サポートを分けた見積書を取得してください。

    月額料金だけで比較すると、周辺機器や有料オプションの差を判断できません。同じ利用期間で総額を計算し、契約期間と解約条件まで確認することが必要です。

    商品・席・コース情報を登録する

    契約後は、商品名、価格、税率、カテゴリー、トッピング、コース、飲み放題メニューを登録します。店内のテーブル配置、席番号、注文の出力先、スタッフ権限も設定してください。

    料理とドリンクでプリンターを分ける場合は、商品カテゴリーと出力先を対応させます。営業開始前に商品、席、厨房機器の設定を完成させることが必要です。

    注文から会計までテストする

    開店前に、初回注文、追加注文、数量変更、取消、品切れ、テーブル移動、伝票結合、個別会計までテストします。現金とキャッシュレス決済の会計、レシート発行、レジ締め、売上集計も確認してください。

    インターネットが切れた場合の操作と復旧後のデータ同期も試します。通常営業だけでなく、注文変更と障害発生時の操作まで確認してから運用を開始してください。

  • 食品の消費税0%で飲食店はどうなる?外食への影響・実務負担・今取るべき対策を解説

    食品の消費税0%で飲食店はどうなる?外食への影響・実務負担・今取るべき対策を解説

    食品の消費税を0%にする議論は、生活者にとっては家計支援策としてわかりやすいテーマです。日本では2019年10月の消費税率10%への引き上げと同時に、酒類・外食を除く飲食料品へ8%の軽減税率が導入されており、制度自体はすでに現行制度の延長線上にあります。財務省も、軽減税率の対象を「飲食料品(酒類・外食を除く)」と整理しています。

    ただし、飲食店の立場から見るとこの制度は逆風になることが予想されます。店内飲食が10%のままで、食品小売や中食に近い領域だけが0%になるなら、スーパーの食材、総菜、弁当、冷凍食品などの相対価格が下がるため、日常利用の外食には押し下げ圧力がかかりやすくなります。この記事では、飲食店経営者や店舗責任者の視点から、食品の消費税0%が売上、粗利、税務実務にどう響くのかを整理し、現場で取りやすい対策まで掘り下げます。

    食品の消費税0%が飲食店に影響する理由

    このテーマを飲食店の視点で見ると、まず押さえるべきなのは「食品0%=外食にも追い風」という見方が成り立ちにくい点です。日本では2019年10月の消費税率10%への引き上げと同時に、酒類・外食を除く飲食料品へ8%の軽減税率が導入されました。つまり、制度上はすでに「食品優遇・外食除外」の構造があり、食品0%はその差をさらに広げる議論として理解するのが自然です。

    この前提に立つと、食品0%で強くなるのは、まずスーパー、ドラッグストア、コンビニ、総菜、弁当、冷凍食品、ミールキット、食品ECといった「店外で食事を調達する手段」です。店内飲食が10%のままであれば、消費者は同じ予算の中で、外食よりも多くの食事回数や量を食品小売側で確保しやすくなります。したがって、食品0%は外食需要を直接押し上げる政策というより、日常利用の外食に対して相対的な押し下げ圧力をかけやすいと推測されます。

    特に影響を受けやすいのは、価格と利便性で比較されやすい業態です。たとえば、ランチ主体の定食業態、ファミリーレストラン、日常使いのカフェ、低〜中価格帯の麺・丼・洋食業態は、総菜や弁当、冷凍食品と代替されやすい面があります。反対に、記念日需要、高価格帯レストラン、接待利用、専門性の高い店、滞在価値や体験価値が強い店舗は、価格以外の要素で選ばれやすいため、相対的に影響が小さくなる余地があります。つまり、食品0%の影響は外食全体に一律ではなく、「食事機能」で選ばれる店ほど強く受けやすいと整理することが妥当でしょう。

    飲食店にとって重要なのは、「景気全体にプラスか」ではなく、「自店の競争相手がどこまで広がるか」を見ることです。食品0%が実現した場合、競争相手は近隣の飲食店だけではありません。スーパーの惣菜売場、コンビニの弁当棚、食品ECの定期便まで含めて、食事需要の取り合いになる可能性があります。そのため、自店が価格で選ばれているのか、体験や専門性で選ばれているのかを早めに見極めておくことが、今後の打ち手を考える出発点になります。

    食品の消費税0%で飲食店の客数・客単価・粗利はどう変わるのか

    飲食店の経営に落とし込むと、最初に警戒すべきなのは客数の変化です。2024年の単身世帯では、月間消費支出が16万9,547円、そのうち食料は4万3,941円で、食料比率は25.9%でした。食費は家計の中で比重が高く、食品価格の変化が行動に反映されやすい支出項目です。しかも、一般世帯に占める1人世帯割合は38.0%に達しており、単身世帯は外食と中食を柔軟に使い分けやすい層でもあります。こうした市場では、食品0%の効果は「食事量の急増」より、「どこで食事を調達するか」の見直しとして表れやすいと考えられます。

    このとき起こりやすいのは、外食を完全にやめる動きではなく、外食頻度を少し減らし、その分を中食やまとめ買いで埋める行動です。たとえば、週5回のランチ外食が週3〜4回になり、残りを弁当、総菜、冷凍食品で補う形です。日常利用の外食では、このような「少しずつの置き換え」が積み重なるだけでも客数への影響は小さくありません。反対に、記念日や接待のような用途では、価格差よりも体験価値が優先されやすいため、需要が比較的安定しやすいと考えられます。ここでも重要なのは、自店の売上がどの利用動機に支えられているかを見直すことです。

    客単価の面では、単純な値上げもしづらく、単純な値下げも危険です。食品小売や中食の税込価格が下がると、消費者は外食価格をより強く比較するようになります。一方で、外食は人件費、賃料、光熱費の固定負担が大きく、価格だけで対抗すると利益率が傷みやすい構造です。そのため、飲食店に必要なのは安売りではなく、価格以外の比較軸を増やすことです。出来立て感、専門性、健康感、提供スピード、接客、空間、地域らしさなどを全面に出すと、「中食より少し高いが、それでも行く理由」をつくりやすくなります。これは公的統計が直接示す数字ではありませんが、税率差が広がる局面で外食が取るべき合理的な方向性です。

    粗利では、売上減だけでなく税務面の負担にも注意が必要です。消費税は、売上に係る税額から仕入れに係る税額を控除して納税額を計算します。たとえば現行制度で、食材を108円(税込、うち消費税8円)で仕入れ、店内飲食として220円(税込、うち消費税20円)で販売する場合、納税額は12円です。他方、仕入価格が同額の108円に据え置かれたまま、その中に控除対象税額が含まれない前提では、売上側の税額20円から差し引ける仕入税額がないため、納税額は20円になります。したがって、控除対象税額のない仕入れを同額で受け入れる前提では、飲食店単体の納税負担は重くなると言えます。これは一般論ではなく、この前提条件のもとで成立する設例です。

    食品消費税8%食品消費税0%
    仕入価格108円
    (うち消費税8円)
    100円
    (うち消費税0円)
    販売額220円
    (うち消費税20円)
    220円
    (うち消費税20円)
    納税額12円20円

    ※ これは、仕入価格が変わらず100円のままで、かつ仕入税額控除の対象額がない場合を想定した試算例です。実際の税負担は、実際の負担増減は、仕入価格や価格転嫁の有無、課税区分などにより異なります。

    ここで経営上の示唆になるのは、売上構成を一つの数字だけで見ないことです。店内飲食、持ち帰り、デリバリー、物販・惣菜では、売上高だけでなく、粗利率、人件費率、販促費のかかり方が違います。食品0%の議論が進む局面では、どのチャネルが客数を守り、どのチャネルが利益を削りやすいかを、日頃から分けて把握しておく必要があります。総売上だけで判断すると、制度変更が起きたときに対応が遅れます。

    飲食店が押さえるべき税務・実務上の論点

    食品0%でまず現場に降りてくるのは、集客よりも管理負担かもしれません。日本では軽減税率の導入によって、標準税率10%と軽減税率8%の複数税率対応が必要になり、2023年10月からはインボイス制度も始まりました。財務省は、軽減税率制度の実施により複数税率となったため、税額を正確に計算する仕組みとしてインボイス制度が導入されたと説明しています。食品0%と店内飲食10%が併存するなら、税率差はさらに大きくなり、現場の判定ミスが与える影響も大きくなります。

    実務上の論点は、レジでの会計操作だけでは終わりません。店内飲食、持ち帰り、デリバリー、物販・惣菜を正確に区分し、POSの商品マスタ、会計ソフトの設定、証憑保存、インボイス記載の整合性まで揃える必要があります。たとえば、同じ商品でも利用形態が変わるだけで税率区分が変わる運用になれば、レジ現場の確認手順から見直しが必要です。誤分類は納税額の誤りだけでなく、チャネル別採算の誤認にもつながるため、制度が固まってから動くのでは遅れます。

    この負担を抑えるには、チャネル別管理を早めに整えるのが有効です。店内、持ち帰り、デリバリー、物販ごとに、売上だけでなく粗利、人件費、販促費まで見える化しておくと、制度変更があっても影響をすぐ試算できます。実務では、税率区分と経営管理の区分がズレると判断が難しくなるため、できるだけ同じ単位で見られる設計に寄せるのが望ましいです。POSベンダーや会計事務所と連携し、税率マスタと売上区分の見直しを事前に洗い出しておくと、後からの改修コストを抑えやすくなります。

    あわせて、簡易課税の適用可否や、証憑フローの見直しも検討テーマに入ります。ここは制度の最終設計によって必要な対応が変わるため、現時点で断定は避けるべきですが、「食品0%は単なる値下げの話ではなく、税務実務の再設計を伴う」という認識は持っておいた方が安全です。飲食店にとって制度変更はニュースではなく、オペレーションの問題として先回りで考える必要があります。

    海外事例から見る食品減税の影響

    海外事例は、日本の制度をそのまま予測する材料ではありませんが、食品減税がまずどこに効きやすいかを考える手がかりにはなります。ポイントは、スペインもドイツも、外食需要の直接分析ではなく、主として食品小売価格への転嫁を見た研究だという点です。したがって、ここから言えるのは「食品減税はまず小売価格へ作用しやすい」ということであり、「外食需要が何%落ちる」といった話ではありません。

    スペインでは、2022年末に高インフレ対策として、選択された基本食品に一時的なVAT引き下げが導入されました。Banco de Españaの研究は、ウェブスクレイピングで収集したスーパーマーケット価格を分析し、減税の価格転嫁は比較的速く進んだと報告しています。研究では、導入初期に高い転嫁率が観測され、時間の経過とともにほぼ完全転嫁へ近づいたと整理されています。また、政策導入時の政府見積もりでは、家計負担を13.2億ユーロ軽減する想定が示されました。対象が基本食品に絞られていたため、消費者が値下がりを認識しやすく、小売側も価格へ反映しやすかったと読むのが妥当です。

    ドイツでは、2020年の一時的VAT引き下げについて、ifo経済研究所がスーパーマーケット価格を分析し、価格は平均で約1.3%低下し、減税分の約70%が消費者へ転嫁されたと報告しています。また、競争が強い商品群ほど転嫁率が高かったことも示されています。スペインより部分転嫁にとどまった背景には、時限措置だったこと、対象範囲がより広かったこと、商品群ごとの競争状況の差があると考えられます。つまり、税率を下げても、自動的に同じ幅だけ価格が下がるわけではありません。

    飲食店の立場から海外事例を見ると、注目すべきなのは「減税の恩恵がどこに出やすいか」です。スペインやドイツの事例では、まず食品小売の価格に変化が表れました。つまり、食品減税が実施されると、生活者は店内飲食より先に、スーパーの食材、総菜、弁当、冷凍食品など、日常の食事コストが下がったと感じやすい構造です。飲食店にとって重要なのは、減税そのものの是非ではなく、こうした価格変化によって、日常食の比較対象がさらに強くなる点にあります。その結果、日常利用の外食は、中食や食品小売とこれまで以上に比較されやすくなり、客数や利用頻度に影響が及ぶ可能性があります。だからこそ、食品0%の議論は、外食に直接メリットがあるかどうかではなく、どの競合チャネルが強くなり、自店がどの価値で選ばれるかを見直す材料として捉える方が実務的です。

    日本市場では、なぜ中食・食品小売へのシフトが起きやすいのか

    日本市場では、食品0%の恩恵が中食や食品小売へ流れやすい条件がすでに揃っています。第一に、単身化です。前述の通り、1人世帯は一般世帯の38.0%を占めています。単身世帯は毎日フル自炊に寄り切るわけでもなく、外食だけに依存するわけでもありません。総菜、冷凍食品、簡便食、弁当、持ち帰りを組み合わせる生活スタイルが一般化しているため、価格差が開いたときに需要が動きやすい土壌があります。

    第二に、食品ECの浸透です。2024年の二人以上世帯では、ネット通販利用世帯比率が55.3%、月平均支出が24,928円、支出構成では食料が21.0%で最大でした。つまり、食品は店舗だけでなくECでも日常的に買われています。食品0%が実施されれば、恩恵はスーパーやコンビニだけではなく、EC食品にも広がりやすく、飲食店の競争相手はさらに広がります。価格競争の相手が「近くの外食店」だけではない点は、経営判断としてかなり重要です。

    第三に、足元の物価環境があります。総務省統計局の2025年平均CPIでは、食料は前年比6.8%上昇でした。食品価格の上昇が続く局面では、生活者はまず日常食コストを見直しやすくなります。食品0%は、その見直しを後押しする方向に働く可能性があります。結果として、まとめ買い、総菜、冷凍食品、EC食品などが相対的に選ばれやすくなり、日常利用の外食には押し下げ圧力がかかりやすい、という読みが自然です。

    この構造を踏まえると、飲食店は「外食市場の中だけ」で競争を考えるべきではありません。日常食の選択肢全体の中で、自店がどこに位置しているかを捉え直す必要があります。ランチで競合しているのは、隣の定食店だけではなく、コンビニ弁当、スーパー総菜、冷凍パスタ、食品ECの定期便かもしれません。ここを見誤ると、対策がずれます。

    食品の消費税0%を見据えて飲食店が今から取るべき対策

    飲食店が今から準備するなら、最優先は店内飲食以外の受け皿を持つことです。持ち帰り専用商品、惣菜・弁当、予約受取、まとめ注文、冷凍商品の販売、デリバリー専用メニューなどを整えると、店外へ流れやすい需要を自社内で吸収しやすくなります。特に、ランチや日常使いが主力の店では、店内売上だけに依存するモデルのままだと、制度変更の影響をまともに受けやすくなります。価格競争で追いかけるより、需要の取りこぼしを減らす設計の方が現実的です。

    次に、価格ではなく価値で比較される設計に変えることが重要です。たとえば、同じランチでも、「安い」だけではスーパー総菜や弁当に勝ちにくくなります。そこで、提供スピード、出来立て感、健康感、ボリュームの満足度、接客、店内の居心地、専門性の高さといった要素を前に出すと、「この店で食べる理由」がつくりやすくなります。客単価を守るには、価格をいじるよりも、比較軸をずらす方が効果的です。これは抽象論ではなく、値下げ競争に入ると利益率が傷みやすい外食の構造を踏まえた現実的な打ち手です。

    さらに、会員化と再来店導線の強化も有効です。LINE会員、アプリ、回数券、定額パス、会員限定クーポン、事前注文などを通じて来店理由をつくっておくと、価格差だけで離脱されにくくなります。日常利用の外食では、1回ごとの来店価値だけでなく、「なんとなく使う習慣」を持てるかどうかが大きく響きます。そこを仕組みで支えると、価格差が広がっても利用頻度の落ち込みを和らげやすくなります。

    最後に、税務と採算の管理精度を上げておくことが欠かせません。店内飲食、持ち帰り、デリバリー、物販ごとに売上、粗利、人件費、販促費を分けて見られるようにし、POS設定、税率マスタ、証憑フロー、会計ソフトの連携を点検しておくべきです。制度変更はニュースではなく、経営の前提が変わる合図です。現場が混乱する前に、数字と運用の両面で備えておく店ほど、有利に動けます。

    飲食店経営者がこのテーマで本当に見るべきポイント

    このテーマで大事なのは、政策に賛成か反対かを先に決めることではありません。まず必要なのは、自店がどのチャネルと競合しているかを具体的に把握することです。価格で選ばれやすい店なのか、体験や専門性で選ばれている店なのかで、食品0%の影響は変わります。競争相手が外食チェーンだけだと思っていると、スーパー、中食、EC食品への需要流出を見落としやすくなります。

    もう一つ重要なのは、制度変更を「一時的なニュース」として流さないことです。食品0%は、飲食店にとって景気に良いか悪いかという抽象的な話ではなく、どの売上が守られ、どの利益が削られやすいかを見極めるテーマです。客数、客単価、粗利、納税負担、オペレーション負荷まで含めて、自店への影響を事前に試算できるかどうかで、制度変更時の対応力は大きく変わります。

    経営者として見るべきポイントを一つに絞るなら、「自店は価格で選ばれているのか、価値で選ばれているのか」です。もし価格で選ばれている比率が高いなら、食品0%の議論が進むほど中食や食品小売との競争が厳しくなりやすいでしょう。逆に、価格以外の価値で選ばれている店なら、影響を受けにくい部分をさらに強化する余地があります。制度変更そのものを止めることはできませんが、自店の競争軸を見直すことは今からでもできます。

    まとめ

    食品の消費税0%は、家計支援策としては理解しやすい一方、飲食店にとっては単純な追い風ではありません。日本ではすでに「食品優遇・外食除外」の制度構造があり、食品0%はその差をさらに広げる可能性があります。その結果、食品小売、中食、持ち帰り、EC食品の価格競争力が高まり、日常利用の外食には相対的な押し下げ圧力がかかりやすくなります。

    加えて、仕入価格が同額に据え置かれたまま控除対象税額がない前提では、飲食店単体の納税負担が重くなるケースもあります。区分経理、POS、インボイス、採算管理の負担も増えるため、このテーマは単なる税率変更ではなく、飲食店の競争環境と経営管理の前提を変える論点です。だからこそ、今のうちに受け皿チャネルを整え、価格ではなく価値で選ばれる設計へ寄せ、税務と採算の管理精度を上げておく意味があります。食品0%の議論は、飲食店にとって市場の変化を先読みする材料として扱うのが現実的です。 

  • 食品の消費税0%になったら外食は減る?消費者調査で見えた行動変化

    食品の消費税0%になったら外食は減る?消費者調査で見えた行動変化

    食品の消費税0%で外食回数はどう変わるのか

    食品の消費税0%になったときの外食回数の変化

    食品の消費税が0%になった場合の外食回数については、「ほとんど変わらない」と回答した人が47.8%で最多となった。一方で、「やや減る」(20.0%)と「大きく減る」(11.2%)を合わせると31.2%にのぼり、外食回数が減少すると考える層も一定数存在する結果となっている。

    これに対し、「やや増える」(6.6%)と「大きく増える」(2.2%)を合わせた増加層は8.8%にとどまり、外食回数が増えると考える人は少数派であることがわかる。

    この結果から、食品の消費税が0%になっても外食回数は大きく変化しないと考える人が多い一方で、外食を控える方向に動く層が一定規模で存在しており、全体としては外食回数の増加にはつながりにくい可能性が示唆される。

    項目割合人数
    ほとんど変わらない47.8%239人
    やや減る20.0%100人
    大きく減る11.2%56人
    やや増える6.6%33人
    大きく増える2.2%11人
    わからない12.2%61人
    外食回数の変化(n=500)

    外食頻度が高い層でも外食回数は減少傾向

    外食頻度が高い層の食品の消費税0%になったときの外食回数の変化

    外食頻度が高い層における外食回数の変化を見ると、「ほとんど変わらない」と回答した人が51.0%で過半数を占めた。一方で、「やや減る」「大きく減る」を合わせると35.9%となり、約3人に1人が外食回数を減らすと回答している。

    また、「やや増える」「大きく増える」を合わせた増加層は12.4%にとどまっており、外食回数が増えると考える人は少数派である。

    この結果から、外食を日常的に利用している層においても、食品の消費税が0%になった場合には外食回数を見直す動きが一定程度見られることがうかがえる。

    項目割合人数
    ほとんど変わらない51.0%74人
    やや減る26.2%38人
    大きく減る9.7%14人
    やや増える9.7%14人
    大きく増える2.8%4人
    わからない0.7%1人
    外食回数の変化(外食を週1度以上する方のみ n=145)

    外食にかける支出はどう変化するのか

    食品の消費税0%になったときの外食にかける支出の変化

    食品の消費税が0%になった場合の外食支出については、「ほとんど変わらない」と回答した人が58.0%で過半数を占め、最も多い結果となった。「やや低くなる」(11.4%)と「今より低くなる」(5.6%)を合わせた減少層は17.0%、「やや高くなる」(9.4%)と「今より高くなる」(2.0%)を合わせた増加層は11.4%にとどまっている。

    外食回数では「減る」と回答した人が3割を超えていたのに対し、支出については「変わらない」が過半数を占めており、回数ほど大きな変化は見られない。

    この結果から、外食の利用頻度は減少しても、1回あたりの支出は大きく変えない傾向がある可能性が示唆される。

    項目割合人数
    ほとんど変わらない58.0%290人
    やや低くなる11.4%57人
    今より低くなる5.6%28人
    やや高くなる9.4%47人
    今より高くなる2.0%10人
    わからない13.6%68人
    外食支出の変化(%)(n=500)

    外食頻度が高い層では支出は維持傾向

    外食頻度が高い層の食品の消費税0%になったときの外食にかける支出の変化

    外食頻度が高い層における外食支出の変化を見ると、「ほとんど変わらない」と回答した人が57.2%で過半数を占めた。「やや減る」「大きく減る」を合わせた減少層は25.8%、「やや増える」「大きく増える」を合わせた増加層は14.1%となっている。

    同層では外食回数について約3割が「減る」と回答している一方で、支出については過半数が「変わらない」としており、利用頻度と支出の間に乖離が見られる。

    この結果から、外食頻度が高い層では外食回数を見直す動きがある一方で、1回あたりの支出は維持される傾向があり、外食はより選択的な消費へとシフトしている可能性がうかがえる。

    項目割合人数
    ほとんど変わらない64.1%93人
    やや高くなる15.2%22人
    やや低くなる11.7%17人
    今より高くなる5.5%8人
    今より低くなる1.4%2人
    わからない2.1%3人
    外食支出の変化(外食を週1度以上する方のみ n=145)

    外食の選び方はどう変わるのか

    食品の消費税0%になったときお店選びで重視すること

    食品の消費税が0%になった場合の外食店選びについては、「味が良い」と回答した人が35.4%で最も多く、「価格が安い」(26.2%)、「コストパフォーマンスが良い」(26.0%)、「専門性がある」(25.6%)がこれに続いた。

    一方で、「立地が良い」(13.6%)や「雰囲気が良い」(8.6%)は1割前後にとどまっている。

    この結果から、外食の選択においては味の良さを中心に、価格やコストパフォーマンスといった実利要素も重視されており、付加価値よりも「満足度と納得感のバランス」が重視される傾向が見られる。

    項目割合人数
    味35.4%177人
    価格26.2%131人
    コスパ26.0%130人
    専門性25.6%128人
    立地13.6%68人
    雰囲気8.6%43人
    特に変わらない29.2%146人
    選ぶポイント(全体 n=500 複数回答)

    外食頻度が高い層も「味」を重視

    外食頻度が高い層が食品の消費税0%になったときお店選びで重視すること

    外食頻度が高い層における外食店選びでは、「味が良い」と回答した人が50.3%で最も多く、「専門性がある」(31.0%)、「コストパフォーマンスが良い」(30.3%)がこれに続いた。

    一方で、「価格が安い」は28.3%にとどまり、全体傾向と比べて優先度が下がる結果となっている。また、「立地」(15.9%)や「雰囲気」(11.7%)は1〜2割程度にとどまった。

    この結果から、外食頻度が高い層では単なる価格の安さよりも、味や専門性といった満足度を重視する傾向が強く、外食においてより質の高い体験を求める意識がうかがえる。

    項目割合人数
    味50.3%73人
    専門性31.0%45人
    コスパ30.3%44人
    価格28.3%41人
    立地15.9%23人
    雰囲気11.7%17人
    特に変わらない14.5%21人
    選ぶポイント(外食を週1度以上する方のみ n=145 複数回答)

    代わりに増える食事のスタイル

    食品の消費税0%で代わりに増える食事スタイル

    食品の消費税が0%になって外食が減ったときに増える代わりの食事としては、「自炊」が40.6%で最も多い結果となった。これに「惣菜」(19.0%)、「弁当」(18.4%)、「冷凍食品」(16.2%)が続いており、内食に関連する選択肢が上位を占めている。

    一方で、「テイクアウト」は12.2%、「デリバリー」は6.0%にとどまっており、外食サービスを別の形で利用する動きは限定的である。

    この結果から、外食が減少した場合、その需要はテイクアウトやデリバリーに置き換わるのではなく、自炊を中心とした内食へと直接シフトする傾向が見られる。

    項目割合人数
    自炊40.6%203人
    惣菜19.0%95人
    弁当18.4%92人
    冷凍食品16.2%81人
    テイクアウト12.2%61人
    デリバリー6.0%30人
    外食の回数は変わらない35.8%179人
    置き換え先ランキング(n=500 複数回答)

    食品の消費税0%は外食需要にどのような影響を与えるのか

    食品の消費税が0%になった場合、外食回数については約3割が「減る」と回答しており、外食利用の減少傾向が一定程度見られる。一方で、外食にかける支出は「変わらない」が58.0%で過半数を占め、利用頻度ほど大きな変化は見られない。

    また、外食が減少した場合の代替行動としては「自炊」が40.6%で最も多く、惣菜や弁当などを含めた内食へのシフトが中心となっている。一方で、テイクアウトやデリバリーといった外食サービスの代替利用は限定的にとどまっている。

    さらに、外食店の選択においては「味」が最も重視される一方で、「価格」や「コストパフォーマンス」といった実利要素も重視されており、外食の機会が限られる中で満足度の高い選択を求める傾向が見られる。

    これらの結果から、食品の消費税0%は外食回数の減少と内食へのシフトを通じて外食需要を一定程度縮小させる可能性がある一方で、外食はより選択的な消費へと変化し、質を重視する利用へと移行していく可能性が示唆される。

    調査概要

    調査名:食品の消費税0%でみなさんの外食はどう変わる?意識調査
    調査地域:全国
    有効回答数:500人
    調査方法:インターネット調査(アンケートモニターを対象に実施)
    調査:QiQUMO
    調査期間:2026年3月

    調査結果の利用条件

    ①情報の出典元として「https://orend.jp」のリンクをつけて「OREND(オレンド)」の名前を明記をお願いします。

    ②ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置をお願いします。
    食品の消費税0%になったら外食は減る?消費者調査で見えた行動変化 | OREND(オレンド)

    OREND(オレンド)について

    OREND(オレンド)は、「新しいお店のつくり方」をテーマに、店舗経営に役立つ情報を発信しているメディアです。

    キャッシュレス決済端末やPOSシステム、予約システム、ネットショップ、ECコンサルサービスなど、お店の運営に欠かせないツールやサービスの選び方を、わかりやすく解説しています。
    これまでに、飲食店や美容室・サロン、整体・接骨・鍼灸院、アパレル、小売店などの店舗ビジネスを運営している方や、EC業界・個人事業主の方々に多く利用されています。
    「どのシステムを選べばいいかわからない」「導入したらどんなメリットがあるの?」といった疑問に答えながら、実際の導入事例や最新のトレンドも交えて、お店づくりをサポートしています。

    最新の情報をチェックしたい方は、ぜひORENDの公式サイトをご覧ください。

    URL:https://orend.jp/

  • デリバリーおすすめ3選を比較【2026年】料金・手数料・特徴を徹底比較

    デリバリーおすすめ3選を比較【2026年】料金・手数料・特徴を徹底比較

    フードデリバリーは、スマホから飲食店の商品を注文し、自宅や職場などに届けてもらえるサービスです。

    代表的なサービスにはUber Eats ・出前館・Rocket Nowがありますが、商品価格や配達料、サービス料、クーポン、対応エリアなどが異なります。そのため、単純に知名度だけで選ぶのではなく、自分の利用目的に合わせて比較することが重要です。

    また、飲食店にとってフードデリバリーは、料理を配送するだけでなく、店舗に来店しない顧客へ商品を販売するための集客・販売チャネルでもあります。

    この記事では、前半で利用者向けのおすすめフードデリバリーを比較し、後半では飲食店・店舗事業者が導入する場合の手数料や選び方まで解説します。

    ※menuは2026年9月30日でデリバリー・テイクアウトサービスを終了予定です。そのため、本記事のおすすめランキングからは除外しています。Woltも日本では2026年3月4日にサービスを終了しています。

    この記事でわかること
    • 比較表でフードデリバリーおすすめサービスの比較
    • 手数料や割引クーポン、対応エリアによる選び方のポイント
    • 全国配送可能なフードデリバリーサービスの特徴整理

    フードデリバリーおすすめ3社を比較

    フードデリバリーを選ぶときは、配達料だけではなく、最終的な支払総額・利用できる店舗・クーポンや会員特典まで比較しましょう。

    サービス名 特徴 おすすめな人 配達手数料 割引クーポン サービス料 少額注文・配達手数料 最低注文金額 支払い方法


    Uber Eats

    幅広い店舗・商品から選びやすい

    選択肢を重視したい人

    50〜550円程度
    ※距離・需給で変動

    affjpeats926
    最初の4回の注文が50%OFF!※

    注文代金の10%

    150円※700円未満

    なし

    クレジット・デビットカード
    PayPay、Apple Pay、楽天ペイ
    現金、Uberギフト/クレジット


    出前館

    全国で利用しやすく地域店舗も豊富

    国内店舗から選びたい人

    0〜500円程度
    ※距離変動型

    あり

    なし

    300円※800未満

    店舗により

    クレジットカード
    スマホ決済
    キャリア決済
    現金、請求書払い
    出前館ポイント


    Rocket Now

    「お店と同価格」対象店舗あり

    追加料金を抑えたい人

    0円

    不明

    なし

    150円※1,200円未満

    1,200円

    クレジットカード
    PayPay

    ※最初の4回の注文が50%OFF!各注文につき最大1,500円割引。利用条件あり。(最低注文金額:1,500円)クーポンコードは毎月変わります。

    Uber Eats のサブスク「Uber One」は2026年8月時点で月額698円・年額5,598円となっており、条件を満たす対象注文では配達手数料やサービス料が0円になります。

    Rocket Nowはサブスクへの加入なしで送料・サービス料0円を掲げています。

    料金や利用できる店舗は住所・注文内容などによって変わるため、最終的には各アプリの注文画面で確認してください。

    目的別|おすすめのフードデリバリーはどこ?

    どのサービスがおすすめかは、「何を重視するか」によって変わります。

    料金・安さを重視するならRocket Now

    配達料やサービス料を抑えたい場合は、Rocket Nowが有力な候補です。

    Rocket Nowでは利用者向けに送料・サービス料0円を打ち出しているほか、「お店と同価格」の対象店舗では店頭と同じ商品価格で注文できます。

    ただし、フードデリバリーの安さは配達料だけでは判断できません。
    基本的には、支払総額=商品価格+配達料+サービス料+その他手数料-クーポン等で考える必要があります。

    「送料無料」でも商品価格が他社より高ければ、最終的な支払額は高くなる可能性があります。同じ店舗が複数アプリにある場合は、注文確定前の総額を比較するのが確実です。

    店舗・商品の選択肢を重視するならUber Eats

    「さまざまな料理から選びたい」「飲食店以外の商品も注文したい」という場合は、Uber Eats が比較候補になります。
    Uber Eats は飲食店だけではなく、食品・雑貨店や小売店、コンビニなどさまざまな業態を扱っています。

    頻繁に利用する人はUber One も検討しましょう。対象注文では配達手数料・サービス料0円などの特典があり、2026年8月時点の標準料金は月額698円です。

    国内の店舗を幅広く比較するなら出前館

    出前館は、大手チェーンだけではなく地域の飲食店も探しやすいサービスです。

    2026年3月から利用者向けの料金体系が変更され、基本的には商品代金にサービス料と送料を加える形となっています。実際の送料などは注文条件により変わるため、注文画面で確認する必要があります。

    また、店頭と同じ商品価格で購入できる「お店価格」の対象店舗も展開されています。

    おすすめフードデリバリー3社の特徴

    ここからは、3サービスの特徴を簡単に紹介します。

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    フードデリバリーの料金・選び方

    フードデリバリーを比較するときは、「配達料が安いか」だけで判断しないことが重要です。次の4点を確認しましょう。

    最終的な支払総額を比較する

    フードデリバリーでは、商品代金以外に配達料・サービス料・少額注文手数料などが発生する場合があります。
    そのため、比較するならクーポン適用後の最終金額を見るのが基本です。
    同じ店舗が複数のサービスに掲載されているなら、同じ商品をカートに入れて比較するとわかりやすいでしょう。

    店頭価格との差を確認する

    デリバリーアプリの商品価格は、必ずしも店頭価格と同じとは限りません。
    配達料が無料でも商品価格自体が高ければ、最終的な負担は大きくなります。
    「お店と同価格」などの表示も確認して、商品価格と手数料の両方から比較しましょう。

    対応エリア・店舗を確認する

    フードデリバリーは、同じサービスでも住所によって注文できる店舗が変わります。
    サービス全体の加盟店舗数だけではなく、自宅や職場周辺で実際に何店舗使えるかを確認することが重要です。

    利用頻度が高ければ会員サービスも比較する

    月に何度も注文する場合は、Uber OneやPontaパスなどの会員サービスを利用したほうがお得になる可能性があります。
    反対に、たまにしか使わない人なら、サブスクを契約せずクーポンや送料無料サービスを使うほうがよい場合もあります。
    利用回数を考えて選びましょう。

    飲食店がフードデリバリーを導入するメリット・デメリット

    ここまでは利用者目線で比較してきましたが、飲食店側では判断基準が変わります。
    店舗にとってフードデリバリーは、来店客以外にも商品を販売できるオンラインの販路・集客チャネルです。

    メリット1|新規顧客との接点を増やせる

    フードデリバリーアプリでは、ユーザーが「ラーメン」「カレー」「寿司」などの商品・ジャンルから店舗を探します。
    これまで店舗を知らなかった人にも表示される可能性があるため、新規顧客との接点を増やせます。

    メリット2|客席数に左右されず売上を作れる

    デリバリーでは店内の客席を使用しません。
    厨房に余力があれば、店内飲食+テイクアウト+デリバリーと販路を増やし、客席数だけに依存しない売上構造を作れます。

    メリット3|自前の配送網を持たず始められる

    Uber Eats や出前館などでは、配達代行を利用できます。
    自社で配達員を採用したり配送システムを構築したりせず、デリバリーを開始できる点がメリットです。Uber Eats ではUberの配達パートナーを利用するプランと自社配達を選べます。

    デメリット|手数料と店舗負担が増える

    一方で、フードデリバリーには販売手数料がかかります。
    さらに、

    • 食材原価
    • 容器・包装資材
    • 調理人件費
    • 広告費
    • 注文管理の手間

    なども発生します。

    注文が増えても利益が残らなければ意味がないため、店舗側では「売上」ではなく1注文あたりの利益を見ることが重要です。
    また、店内が混雑する時間帯にデリバリー注文まで集中すると、厨房オペレーションを圧迫する可能性があります。

    店舗向けフードデリバリー3社を比較

    飲食店がサービスを選ぶ際は、利用者向けの配達料ではなく、加盟店手数料・配達方式・固定費・運用負担を比較します。

    サービス名 導入費用 月額費用 手数料 配送方式 契約期間 入金サイクル 対応デバイス 向いている店舗


    Uber Eats

    0円
    ※期間限定のため予告なく
    終了する可能性あり
    ※本来50,000円

    なし

    配達代行:35%
    自社配達:15%
    テイクアウト:12%

    自社配達
    配達代行

    なし

    週1回

    タブレット
    スマホ

    配送体制に合わせて選びたい店舗


    出前館

    0円

    なし

    配達代行:35%+決済手数料~3%
    自社配達:10%+決済手数料~3%

    自社配達
    配達代行

    月1回

    タブレット

    国内で広く集客したい店舗


    Rocket Now

    0円
    ※キャンペーン中

    なし

    35%

    配達代行

    なし

    月1回

    専用タブレット
    ※無料レンタル

    新しい販路を増やしたい店舗

    ※2026年8月時点。契約条件・キャンペーン等により異なる場合があります。

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    出前館

    • 300万人以上のアクティブユーザー
    • 全国展開
    • LineやDocomoと提携

    出前館は、全国展開しており300万人以上のアクティブユーザーがいるデリバリーサービスです。出前館は、自社で配達員を雇用しているため配達に対する管理が徹底しています。また、全国展開しているため、どのエリアでも導入ができるというメリットがあります。

    LINEは、「出前館」をデリバリーサービス「LINEデリマ」とテイクアウトサービス「LINEポケオ」を発表しました。これにより、8400万人の会員基盤を生かし、位置情報をもとにしたサービス誘導、AIによるレコメンドなども実装されていくそうです。

    初期費用月額費用手数料
    0円0円デリバリー:35%(税込)
    テイクアウト:13%(税込)

    詳細はこちら:https://demae-can.com/inquiry/branchShop/input/

    Rocket Now

    • 初期費用、固定費、解約金0円
    • 3ヶ月間は店舗手数料0%
    • 最短1週間で掲載開始

    Rocket Nowは、飲食店向けに出店を募集しているフードデリバリーサービスです。初期費用、端末代、通信費が0円で、注文発生時の手数料を軸に利用できます。キャンペーン経由では、出店開始から3ヶ月間の店舗手数料が0%となり、決済手数料3%のみ発生します。掲載開始は最短1週間で、既存システムとの連携にも対応しています。

    項目内容
    初期費用0円
    月額費用0円
    手数料出店から3ヶ月間は店舗手数料0%+決済手数料3%
    4ヶ月目以降は通常35%

    詳細はこちら:https://rocketnow.shop/lp_g/

    店舗がフードデリバリーを選ぶ3つのポイント

    手数料ではなく「粗利」で判断する

    店舗側で最も重要なのは、手数料率の低さではなく最終的にいくら利益が残るかです。
    簡易的には、デリバリー粗利=販売価格-食材原価-プラットフォーム手数料-容器代-追加コストで考えます。

    例えば販売価格2,000円の商品でも、食材原価600円、プラットフォーム関連費用700円、容器やその他の費用200円なら、残る金額は500円です。売上額だけではなく、1注文ごとの利益を確認しましょう。

    自店舗の商圏との相性を見る

    全国的に利用者が多いサービスでも、自店舗周辺で注文が少なければ効果は限定的です。
    出店前にアプリで店舗周辺を確認し、

    • 同業態の店舗数
    • 商品価格
    • レビュー
    • 配達エリア

    などを調べるとよいでしょう。

    店舗オペレーションを考える

    複数のデリバリーサービスを導入すると、注文数が増える一方で管理も複雑になります。店内注文・テイクアウト・デリバリーが同時に入っても対応できる調理体制があるか確認しましょう。

    複数サービスへ出店する場合は、POSや注文一元管理システムとの連携も検討すると運用しやすくなります。

    まとめ|利用者も店舗も目的に合ったフードデリバリーを選ぼう

    フードデリバリーを利用する人は、単純な配達料だけではなく、商品価格・配達料・サービス料を含む支払総額、利用できる店舗、対応エリア、クーポン・会員特典を比較することが重要です。

    選択肢を重視するならUber Eats 、追加料金を抑えたいならRocket Now、国内の幅広い店舗から選びたいなら出前館を比較候補にするとよいでしょう。

    一方、飲食店が導入する場合は、利用者とは見るべきポイントが異なります。
    加盟店手数料・粗利・集客力・配達方式・店舗オペレーションまで確認し、自店舗で利益が残るサービスを選ぶことが重要です。

    フードデリバリーを単なる配送手段ではなく、新たな集客・販売チャネルとして活用し、自店舗に合ったサービスを選びましょう。

  • 無料の飲食店向けオーダーシステム9選!モバイルオーダー・ハンディアプリを比較

    無料の飲食店向けオーダーシステム9選!モバイルオーダー・ハンディアプリを比較

    飲食店向けのオーダーシステムには、初期費用・月額費用0円で始められるサービスがあります。

    ただし、無料になる範囲はサービスごとに異なり、店内モバイルオーダー、ハンディ、テイクアウトなど対応する注文方式にも違いがあります。

    本記事では、無料で使える飲食店向けオーダーシステム9選を種類別に紹介し、料金や機能、無料プランの注意点、選び方まで詳しく解説します。

    無料で使える飲食店向けオーダーシステムはある?

    飲食店向けオーダーシステムには、初期費用・月額費用0円で始められるサービスがあります。ただし、すべての注文方法を無料で使えるわけではなく、サービスによって無料になる範囲が異なります。

    無料で始められる主なオーダーシステムは、注文方法によって次の3種類に分けられます。

    無料で始められる主なオーダーシステムの3種類
店内注文(モバイルオーダー・セルフオーダー)
店外注文(テイクアウト・事前注文)
ハンディ

    そのため、「無料かどうか」だけでなく、店舗で必要な注文方法が無料プランの対象になっているかを確認することが重要です。

    初期費用・月額費用0円で始められるオーダーシステム

    飲食店向けオーダーシステムには、初期費用・月額費用0円で始められるサービスがあります。

    無料で使える注文方式は、大きく「店内注文」「ハンディ」「店外注文」の3種類に分かれます。

    店内注文を無料で使えるオーダーシステム

    サービス店内注文ハンディ店外注文初期費用月額費用無料プランの注意点
    funfo○○○0円0円同時にログインできる端末は1台まで。モバイル決済には別途決済手数料がかかる
    Qder○–○0円0円※月額0円には適用条件があるため、申し込み前に無料対象となる条件の確認が必要
    Putmenu○––0円0円無料プランのサポートは原則メール対応。一部機能には有料プランがある
    L.B.B.Cloud○–○0円0円テイクアウトやキャッシュレス決済端末との連携には、別途手続きが必要な場合がある
    EASY ORDER○––0円0円無料プランでは顧客の注文画面に広告が表示される
    mabo○––0円0円導入条件や有料オプションの有無を申し込み前に確認する必要がある

    店内注文では、来店客がスマホやQRコードからメニューを開き、自分で注文するモバイルオーダー・セルフオーダーを無料で始められるサービスがあります。

    店外注文を無料で使えるオーダーシステム

    サービス店内注文ハンディ店外注文初期費用月額費用無料プランの注意点
    STORESモバイルオーダー––○0円0円注文ごとにオンライン決済手数料3.6%+10円がかかる。店内のテーブルオーダーは無料対象外
    Square オンラインビジネス––○0円0円オンライン決済時に3.6%の手数料がかかる。店内のQRコード注文は無料対象外

    店外注文では、来店前にスマホから商品を注文し、店舗で受け取るテイクアウト・事前注文を無料で始められます。

    ハンディを無料で使えるオーダーシステム

    サービス店内注文ハンディ店外注文初期費用月額費用無料プランの注意点
    スマレジ・Waiter–○–0円0円無料プランは1店舗での利用が基本。複数店舗での管理など一部機能は有料

    ハンディは、スタッフがスマホやタブレットから注文を入力する方式です。顧客自身が注文する店内モバイルオーダーとは仕組みが異なります。

    無料の飲食店向けオーダーシステムを選ぶ前の注意点

    無料の飲食店向けオーダーシステムでも、すべての注文方式や機能を0円で使えるとは限りません。無料になる範囲や追加で発生する費用、利用条件まで確認することが重要です。

    特に、無料で使える注文方式、手数料、利用台数・店舗数、広告表示、無料期間の5点を確認してください。

    無料になる注文方式はサービスによって異なる

    無料で使える注文方式はサービスごとに異なります。

    店内モバイルオーダーが無料のサービスもあれば、ハンディやテイクアウト注文のみ無料のサービスもあります。

    たとえば、funfoは店内注文に対応する一方、STORESモバイルオーダーは無料で使えるのがテイクアウト注文です。スマレジ・Waiterは、スタッフが注文を受け付けるハンディとして無料で始められます。

    店舗で使う注文方式が無料の対象になっているかを最初に確認してください。

    月額0円でも決済手数料や注文手数料が発生する場合がある

    月額費用0円でも、完全に費用がかからないとは限りません。

    特に店外注文のサービスでは、オンライン決済を使った際の決済手数料や、注文ごとのシステム利用料などが発生するサービスがあります。

    無料プランでは利用台数・店舗数・機能が制限される場合がある

    複数スタッフで運用する店舗や多店舗展開している飲食店は、無料プランの上限と必要な機能を事前に確認してください。

    無料プランでは、店舗の運用規模が大きくなるほど制限にかかる可能性があります。

    • 利用台数:ハンディや管理画面に同時接続できる端末数が1台までなど、上限がある
    • 店舗数:無料プランでは1店舗までで、複数店舗の管理には有料プランが必要
    • 機能:POSレジ・キッチンプリンター連携や詳細な売上分析などが有料プラン限定

    無料プランでは広告が表示される場合がある

    無料プランでは、注文画面などにサービス提供会社の広告やロゴが表示される場合があります。

    また、注文画面のデザインやロゴ、カラーなどを自由に変更できないサービスもあります。

    無料プランと無料トライアルは異なる

    無料プランは月額0円で継続して使えるのに対し、無料トライアルは7日間や30日間など、決められた期間だけ無料で試せる仕組みです。

    「無料」と記載されていても、無料トライアルの場合は期間終了後に料金が発生したり、一部の機能が使えなくなったりするため、無料で使える期間と終了後の料金を確認してください。

    なお、本記事では、無料トライアルではなく、初期費用・月額費用0円で始められる無料プランがあるオーダーシステムを中心に紹介しています。

    店内注文を無料で使えるオーダーシステム(モバイルオーダー・セルフオーダー)

    店内モバイルオーダー・セルフオーダーは、来店客が自分のスマホでQRコードを読み取り、メニューの確認から注文まで行う仕組みです。

    無料プランでも店内注文に対応するサービスがありますが、利用できる端末数や連携機能などはサービスによって異なります。

    funfo

    • アプリで手軽に導入できる
    • 無料プランあり
    • POS機能を標準搭載

    funfoは、スマホアプリを使って導入できるモバイルオーダーシステムです。無料のBasicプランでも、モバイルオーダー機能とPOSレジ機能を利用できるため、小規模店舗や個人経営の飲食店でも始めやすい構成となっています。有料プランに切り替えることで、複数端末での同時利用やクーポン配信など、販促に活用できる機能が追加されます。さらに上位プランではLINE連携にも対応しており、リピーター施策を強化したい店舗にも適しています。

    プランfunfo Freefunfo Litefunfo Businessfunfo Business Plus
    初期費用0円0円0円0円
    月額料金0円4,950円9,900円14,850円
    注文タイプ店内・店外店内・店外店内・店外店内・店外
    同時ログイン1台3台10台10台
    分析・拡張機能―〇〇〇
    LINE機能基本基本基本高度

    Qder

    • 初期費用・月額費用が完全無料
    • 店内・店外注文に対応
    • 予約と決済をまとめて管理

    Qderは、初期費用・月額費用ともに無料で導入できるモバイルオーダーシステムです。店内飲食だけでなく、テイクアウトやデリバリーにも対応しており、予約と同時に決済まで完結できる点が特徴です。アプリのダウンロードが不要なため、顧客側の手間も少なく、導入しやすい構成となっています。コストをかけずに幅広い注文形式に対応したい店舗に適しています。

    プランスタンダード
    初期費用0円
    月額料金0円
    注文タイプ店内

    詳細はこちら:https://q-der.jp/

    Putmenu

    • 初期費用・月額費用が無料
    • 注文と同時にオンライン決済
    • 多言語表示に対応

    Putmenuは、決済手数料のみで利用できるモバイルオーダーシステムです。注文と同時にオンライン決済が完了するため、会計業務を効率化できます。多言語表示にも対応しており、インバウンド需要のある店舗でも使いやすい点が特徴です。固定費をかけずに、注文から決済までを一元化したい飲食店に向いています。

    プランスタンダード
    初期費用0円
    月額料金0円
    販売手数料5%
    注文タイプ店内・店外

    詳細はこちら:https://putmenu.com/

    L.B.B.Cloud

    • 無料プランあり
    • 店内・テイクアウト注文に対応
    • POS連携による運用が可能

    L.B.B.Cloudは、無料プランから導入できるモバイルオーダーシステムです。店内注文だけでなく、テイクアウト向けのオーダーにも対応しており、運用スタイルに合わせて使い分けできます。有料プランではPOSレジとの連携や業務全体のDX化にも対応できるため、将来的な拡張を見据えて導入したい店舗にも適しています。

    プランSTARTERBASICPRO
    初期費用0円0円0円
    月額料金0円11,000円33,000円
    注文タイプ店内・店外店内・店外店内・店外
    無料プランとの違い基本機能のみキッチンプリンター
    CRM・クーポン
    複数店舗管理
    個別カスタマイズ
    マーケ機能強化
    複数店舗管理

    詳細はこちら:https://lbb.co.jp/lp/cloud/

    イージーオーダー

    イージーオーダーの紹介
    • 初期費用・月額費用すべて0円を実現
    • 全機能が無料プランで制限なく利用可能
    • 売上データ分析機能を標準搭載

    お客様画面に広告表示することで、初期費用・月額費用がすべて0円でありながら、全機能に制限なくアクセスできるQRオーダーシステムです。
    オプション注文や豊富なメニュー写真・動画によるPR機能を搭載し、外国語対応でインバウンド需要にも対応。過去の注文データから日別・メニュー別の売上分析が可能で、Bluetoothプリンター接続やメッセージ機能など豊富な機能を備えています。

    項目ベーシックプレミアム
    タイプ店内でスマホ注文店内でスマホ注文
    初期費用0円0円
    月額費用0円15,000円(税抜き)
    広告表示あり
    ※お客様画面に広告表示
    なし

    詳細はこちら:https://easy-order.jp/

    mabo

    • 初期費用・月額費用が無料
    • 機能を絞ったシンプル設計
    • メニュー登録を代行対応

    maboは、完全無料で利用できるモバイルオーダーシステムです。QRコードを読み取って注文するシンプルな仕組みで、複雑な設定や操作を必要としません。料理写真を送るだけで初回のメニュー登録を代行してもらえる点も特徴です。最低限の機能でセルフオーダーを導入したい小規模店舗に適しています。

    プランスタンダード
    初期費用0円
    月額料金0円
    注文タイプ店内

    詳細はこちら:https://mabo.services/

    店外注文無料で使えるオーダーシステム(テイクアウト・事前注文)

    テイクアウト・事前注文は、来店前にスマホから商品を注文し、指定した時間に店舗で受け取る仕組みです。

    店内でQRコードを読み取って注文するモバイルオーダーとは異なり、来店前の注文受付に利用します。ここでは、初期費用・月額費用0円で始められるサービスと、注文・決済時に発生する費用を紹介します。

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    ハンディ・オーダーエントリーを無料で使えるアプリ

    ハンディ・オーダーエントリーは、スタッフがスマホやタブレットを使って来店客の注文を入力する仕組みです。

    来店客自身がスマホから注文する店内モバイルオーダーとは異なり、スタッフが注文を受け付けます。

    スマレジ・ウェイター

    オーダーエントリーシステム | クラウドPOSレジならスマレジ
    • iPhoneが高機能ハンディ端末に変身
    • 無料プランでもオーダーエントリーシステムを利用可能
    • スマレジPOSとの連携でリアルタイム売上分析

    スマレジ・ウェイターでは、ホールスタッフがiPhoneのハンディ端末を使用してお客様から注文を受け付けます。テーブル単位での入店処理やオーダー受付、客層の入力(性別・年代等)も可能で、通常メニューとは別に飲み放題・食べ放題等のプランメニューも作成できます。注文情報はリアルタイムでキッチンプリンターに送信され、キッチンモニターを使用すればハンディ端末からの注文情報がモニターに表示され、チビ伝の紛失による調理漏れ防止や調理状況の一覧確認が可能です。また、有料プランではテーブルオーダー(iPad専用)やQRオーダーにも対応しており、お客様自身でのオーダーも受け付けることができます。

    項目内容
    種類スマホアプリ型
    初期費用0円~
    月額費用0円~
    連携できる
    POSレジ
    スマレジ
    スマホiPhone(iOS)

    無料の飲食店向けオーダーシステムの選び方

    無料で使えるものの中からお店にあったものを選ぶには、料金だけでなく、注文画面の操作性やPOSレジとの連携、対応端末、サポートまで確認してください。

    注文画面が使いやすいか

    店内モバイルオーダーやテイクアウトでは、顧客が自分で注文画面を操作します。そのため、メニューを探してから注文を確定するまで、迷わず操作できるかを確認してください。

    メニューの見つけにくさや操作手順の多さは、注文途中の離脱やスタッフへの呼びかけにつながります。

    導入前に実際の注文画面を確認し、商品写真や価格の見え方、カテゴリーの分かりやすさ、注文までの操作手順を確認します。

    利用しているPOSレジと連携できるか

    すでにPOSレジを導入している店舗では、利用中のPOSレジとオーダーシステムを連携できるか確認してください。

    連携できれば、受け付けた注文をPOSレジへ反映でき、会計時に注文内容を再入力する作業を減らせます。キッチンプリンターやキッチンディスプレイと連携できるサービスなら、注文内容を厨房へ直接送ることも可能です。

    ただし、POSレジやキッチンとの連携が有料プラン限定の場合もあるため、無料プランの対応範囲まで確認します。

    使用するスマホ・タブレットのOSに対応しているか

    ハンディとして既存端末を使用する場合は、対応OSだけでなく、必要なOSバージョンも確認します。

    サービスによって、iPhone・iPadのみ対応、Androidにも対応など仕様が異なります。

    有料プランへ変更した場合の料金はいくらか

    無料プランで始めても、利用台数や店舗数を増やしたり、連携機能を追加したりすると有料プランが必要になる場合があります。

    そのため、有料プランの月額料金と、オプション機能とその料金を事前に確認してください。

    店舗拡大やスタッフが増えた後はいくらになるのかまで確認することが重要です。

    無料プランでどこまでサポートが受けられるか

    無料プランでもサポートを受けられるサービスはありますが、問い合わせ方法や対応範囲はサービスによって異なります。

    たとえば、無料プランではサポートがない、またはメール問い合わせに対応などの違いがあります。

    導入時やトラブル時に困らないよう、利用できるサポート方法と対応時間を確認してください。

    メニュー登録や初期設定に手間がかからないか

    オーダーシステムの導入時には、商品名や価格、写真、カテゴリー、オプションなどの登録が必要です。

    メニュー数が多い飲食店では、登録や変更に必要な作業量を確認してください。CSVによる一括登録に対応しているサービスなら、初期設定の負担を減らせます。

    導入後も価格変更や売り切れ設定、新商品の追加が発生するため、マニュアルなどを確認して、日常的なメニュー更新の操作方法がしやすいかまで確認しておくことが重要です。

    無料の飲食店向けオーダーシステムを導入するまでの流れ

    無料の飲食店向けオーダーシステムは、サービスを選んだ後にメニューや注文方法を設定し、テスト注文を行ってから運用を開始します。

    基本的な導入の流れは次のとおりです。

    1. アカウントを作成する
      店舗情報や担当者情報などを登録し、管理画面を利用できる状態にします。
    2. メニューを登録する
      商品名、価格、写真、カテゴリー、オプションなどを登録します。
    3. 注文・決済方法を設定する
      店内注文やテイクアウトなどの注文方法を設定し、必要に応じてオンライン決済も設定します。
    4. QRコードや端末を準備する
      店内モバイルオーダーではQRコード、ハンディではスマホやタブレットなど、運用に必要なものを準備します。
    5. テスト注文する
      実際に注文し、注文内容が管理画面やレジ、キッチンへ正しく反映されるか確認します。
    6. 店舗で運用を開始する
      問題なく注文できることを確認したら、店舗での運用を開始します。

    無料プランでは、電話対応や導入支援などの手厚いサポートを受けられない場合があります。初期設定で分からないことがある場合は、公式マニュアルやFAQを確認しながら設定を進めてください。

  • 少額・高額で異なる?飲食店でのキャッシュレス決済の支払い方法の実態調査|OREND(オレンド)独自調査レポート

    少額・高額で異なる?飲食店でのキャッシュレス決済の支払い方法の実態調査|OREND(オレンド)独自調査レポート

    「カフェではスマホ決済、高級レストランではクレジットカード」といった使い分けを無意識に行っている消費者も多いのではないでしょうか。今回、20〜60代の男女500名を対象に実施した調査で、金額帯による決済方法の選択パターンが明確になりました。

    飲食店経営者にとって、客単価に応じた最適なキャッシュレス決済の導入戦略を立てる上で重要な示唆を含む調査結果をお伝えします。

    お会計の金額で変わるキャッシュレスの支払い方法

    少額ではスマホ決済が56.7%で最も選ばれている

    1,000円以内を想定した少額決済での支払い方法を調査しました。

    現金 vs キャッシュレスの比率を見ると、少額決済でもキャッシュレス派が64%を占めており、全体の傾向と変わらない結果となりました。

    1,000円以内の少額決済時の現金とキャッシュレス決済の割合を示す円グラフ。キャッシュレス決済64%、現金36%

    少額決済ではスマホ決済が56.7%と圧倒的な支持を集めており、次はクレジットカードで29.9%となっておりました。

    1,000円以内の少額決済時のキャッシュレス決済種別利用率を示す横棒グラフ。スマホ決済56.7%、クレジットカード29.9%、電子マネー6.2%、交通系ICカード5.6%、デビットカード1.6%

    少額決済において、消費者は「速さ」と「手軽さ」を重視し、小銭のやり取りを避けたいという心理が強く働いていることが分かります。

    高額ではクレジットカードが56.2%で最も利用されている

    3,000円以上を想定した高額決済では、決済方法の選択パターンが少額決済とは正反対の傾向を示しました。

    3,000円以上の高額決済時の現金とキャッシュレス決済の割合を示す円グラフ。キャッシュレス決済69%、現金31%

    現金 vs キャッシュレスの比率では、キャッシュレス派が69%に上昇し、少額決済(64%)よりもさらにキャッシュレス化が進んでいることが判明しました。高額になるほど、キャッシュレス決済のメリットを感じる消費者が多いことを示しています。

    3,000円以上の高額決済時のキャッシュレス決済種別利用率を示す横棒グラフ。クレジットカード56.2%、スマホ決済37.1%、デビットカード2.9%、電子マネー2.0%、交通系ICカード1.7%

    キャッシュレス決済の内訳では、クレジットカードが56.2%で圧倒的な1位となりました。これは普段の利用率(28.6%)の約2倍に相当する大幅な増加です。一方で、スマホ決済は37.1%と普段より高いものの、クレジットカードには及びませんでした。

    高額決済では、ポイント還元率の高さ、分割払いの選択肢、利用明細の管理しやすさなど、クレジットカードの付加価値が重視されていることが分かります。

    業種や客単価に合わせたおすすめのキャッシュレス決済

    今回の調査結果から、お店の業態や客単価に応じて、どのキャッシュレス決済を導入すべきかを考察しました。

    客単価が低い(1,000円以内のカフェ・ファストフード・テイクアウト店など)お店

    客単価が低いお店では、スマホ決済への対応が欠かせません。調査では、少額のお会計でスマホ決済を選ぶ方が56.7%と半数を超えており、この決済方法なしには多くのお客様にご不便をおかけしてしまいます。

    具体的には、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAYといったスマホ決済アプリにまず対応することをお勧めします。その後、クレジットカード決済(できればタッチ決済対応)を追加で導入すれば、お客様の約9割のニーズをカバーできます。

    客単価が高い(3,000円以上のレストラン・居酒屋・高級店など)お店

    客単価が高いお店では、クレジットカード決済が必要不可欠です。高額のお会計では、56.2%の方がクレジットカードを選んでおり、この決済手段がないと半数以上のお客様にとって不便な店舗となってしまいます。

    まずはVisa、Mastercard対応のクレジットカード決済システム(タッチ決済にも対応していると理想的)を導入しましょう。加えて、スマホ決済も導入すれば、高額決済でも37.1%の需要に応えることができ、より多くのお客様に選ばれる店舗になります。

    客単価が中程度(1,000円〜3,000円の一般的な飲食店など)お店

    客単価が中程度のお店では、まずはスマホ決済、その次にクレジットカード、できれば両方に対応することが理想的です。両方導入することで、どんな金額帯でもお客様に快適にお支払いいただけます。

    予算の都合でどちらか一方しか導入できない場合は、お店の立地やお客様の年齢層を考慮して選択してするのがおすすめです。若いお客様が多い立地ではスマホ決済を、ビジネス街や落ち着いた客層が多い場合はクレジットカードを優先するのが効果的です。

    少額でも高額でもキャッシュレスの導入は必須

    今回の調査で分かったのは、少額でも高額でも、現金だけで済ませたいお客様は3割程度しかいないということです。つまり、キャッシュレス決済に対応していない店舗は、7割近くのお客様にとって「使いにくい店」になってしまう可能性があります。

    お店の規模や予算に応じて段階的な導入でも構いませんが、お客様の利便性と売上機会を考えると、キャッシュレス決済への対応は今や必要不可欠と言えるでしょう。

    この調査結果を参考に、自店の客単価と業態に最適なキャッシュレス決済環境を整備することで、顧客満足度の向上と売上機会の最大化を実現できるでしょう。金額帯による消費者の明確な使い分け行動を理解し、それに対応した決済手段を提供することが、これからの飲食店経営における重要な競争要因となっています。

    調査概要

    調査名:飲食店の支払い方法についてのアンケート! 
    調査対象:厚生労働省『国民健康・栄養調査』(令和元年)の週1回以上の外食頻度データをもとに年代別に割り当てた、20〜69歳の男女500人
    調査地域:全国
    有効回答数:500人
    調査方法:インターネット調査(アンケートモニターを対象に実施)
    調査:QiQUMO
    調査期間:2025年7月

    調査結果の利用条件

    ①情報の出典元として「https://orend.jp」のリンクをつけて「OREND(オレンド)」の名前を明記をお願いします。

    ②ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置をお願いします。
    URL:少額・高額で異なる?飲食店でのキャッシュレス決済の支払い方法の実態調査|OREND(オレンド)独自調査レポート(URL:https://orend.jp/mag/a0686)

    OREND(オレンド)について

    OREND(オレンド)は、「新しいお店のつくり方」をテーマに、店舗経営に役立つ情報を発信しているメディアです。

    キャッシュレス決済端末やPOSシステム、予約システム、ネットショップ、ECコンサルサービスなど、お店の運営に欠かせないツールやサービスの選び方を、わかりやすく解説しています。

    これまでに、飲食店や美容室・サロン、整体・接骨・鍼灸院、アパレル、小売店などの店舗ビジネスを運営している方や、EC業界・個人事業主の方々にご利用いただいてきました。

    「どのシステムを選べばいいかわからない」「導入したらどんなメリットがあるの?」といった疑問に答えながら、実際の導入事例や最新のトレンドも交えて、お店づくりをサポートしています。

    最新の情報をチェックしたい方は、ぜひORENDの公式サイトをご覧ください。

    URL:https://orend.jp/

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    代表取締役社長:中島 崚
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