PayPay加盟店の手数料と費用はいくら?
PayPayを店舗で導入する場合、加盟店が負担するコストは、まず決済時や入金時にかかる手数料、次に導入や運用にかかる費用に分けて考えると整理しやすくなります。
PayPayには「PayPayマイストア ライトプラン」と「PayPayマイストア 制限プラン」があり、プランによって決済手数料や使える機能が異なります。
PayPay加盟店の主な手数料と費用は次の通りです。
| 項目 | PayPayマイストア ライトプラン | PayPayマイストア 制限プラン |
| 決済手数料 | 1.60%(税別)(※1) | 1.98%(税別) |
| 入金・振込手数料 | 無料(月1回) | 無料(月1回) |
| 初期費用 | 1,980円(税別)/加盟店 ※キャンペーン適用で0円 | 0円 |
| 月額費用 | 1,980円(税別)/店舗 ※キャンペーン適用で最大2ヶ月無料 | 0円 |
| 集客機能 | あり (クーポン・スタンプカード) | なし |
(※1)ライトプランの決済手数料1.60%は、加盟店に登録されているすべての実店舗でライトプランを利用している場合、利用開始日の翌月1日から適用されます。
PayPay決済の利用が多い店舗ではライトプラン、まずは固定費を抑えたい店舗では制限プランが検討しやすいでしょう。
決済手数料
PayPayで支払いが行われると、加盟店は売上金額に応じた決済手数料を支払います。
ライトプランは月額費用がかかる代わりに、決済手数料が低く設定されているのが特徴です。
一方、制限プランは月額費用がかからない代わりに、決済手数料がやや高く設定されています。
入金・振込手数料
PayPayの売上金は、月末締めで最短翌月1日に自動入金されます。通常入金の振込手数料は無料です。
早く入金したい場合は、早期振込サービスを利用できます。ただし、早期振込サービスを利用する場合は、次の費用が発生します。
| 項目 | 金額 |
| 早期振込利用料 | 0.38%(税別) |
| 振込手数料(PayPay銀行) | 20円(税別) |
| 振込手数料(その他銀行) | 200円(税別) |
早期振込サービスの入金日は、振込依頼日または設定金額を超えた日を基準に、金融機関ごとに異なります。
| 金融機関 | 入金タイミング |
| PayPay銀行 | 翌日 |
| ゆうちょ銀行 | 4営業日後 |
| その他の金融機関 | 翌々営業日 |
そのため、通常入金は無料、早期振込を利用する場合のみ費用が発生する仕組みです。
初期費用・月額費用
PayPayは、キャンペーン適用により初期費用無料で導入できるキャッシュレス決済サービスです。
QRコードを設置するだけで利用できるため、専用端末などを購入する必要はありません。
ただし、集客機能などを利用できるライトプランに加入する場合は、月額費用が発生します。
| 項目 | ライトプラン | 制限プラン |
| 初期費用 | 1,980円(税別)/加盟店 ※キャンペーン適用で0円 | 0円 |
| 月額費用 | 1,980円(税別)/店舗 ※キャンペーン適用で最大2ヶ月無料 | 0円 |
ライトプランでは、クーポンやスタンプカードなどの集客機能が利用できます。ただし、クーポン利用料は対象取引金額の3%(税別)、スタンプカード利用料は特典の原価と同額です。さらに、クーポンで付与するPayPayポイントの原資なども加盟店負担となります。
一方、制限プランは月額費用がかからない代わりに、これらの機能は利用できません。
そのため、集客機能を使いたい店舗はライトプラン、固定費を抑えたい場合は制限プランという選び方になります。
PayPayの手数料は安い?他のQR決済と相場を比較
PayPayの決済手数料は1.60%または1.98%で、QRコード決済の中では比較的低い水準です。
ただし、サービスによって手数料や費用は異なるため、楽天ペイなど他のQRコード決済と比較して確認しておくことが大切です。
ここでは、主なQRコード決済の手数料と費用をまとめています。
QRコード決済の手数料一覧で比較
| サービス名 | d払い・メルペイ |
au PAY |
||
|---|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 決済手数料 | 制限プラン:1.98%(税別) |
2.95%〜(税別) |
2.6%(税別) |
2.6%(税別) |
| 入金手数料 | 月1回無料 |
楽天銀行:無料 |
1万円以上は無料 |
無料 |
| 初期費用 | 制限プラン:0円 |
0円 |
0円 |
0円 |
| 月額費用 | 制限プラン:0円 |
0円 |
0円 |
0円 |
このように比較すると、PayPayはQR決済の中でも手数料が低めに設定されていることが分かります。
特に、ライトプランを利用した場合の1.60%という決済手数料は、キャッシュレス決済の中でも低い水準です。そのため、キャッシュレス決済の導入コストを抑えたい店舗にも利用しやすいサービスといえるでしょう。
PayPayを導入する加盟店のメリット
PayPayは国内で利用者数が多いQRコード決済の一つです。加盟店はPayPayユーザーの集客や販促機能の活用といったメリットを得られます。
特に、集客効果や導入のしやすさが大きな特徴です。
利用者数が多く集客力が高い
PayPayは国内でも利用者数が多いキャッシュレス決済サービスです。
そのため、「PayPayが使える店」を探すユーザーもいるため、集客につながる可能性があります。
また、アプリ内の店舗検索機能などによって、PayPayユーザーに店舗を見つけてもらいやすいというメリットもあります。
初期費用無料で導入しやすい
PayPayは初期費用無料で導入できるため、小規模店舗や個人店でも始めやすいのが特徴です。
QRコードを設置するだけで利用できるため、専用の決済端末を購入する必要がないケースも多く、導入コストを抑えられます。
そのため、初めてキャッシュレス決済を導入する店舗でも比較的ハードルが低いサービスといえます。
販促機能が使える
PayPayのライトプランでは、クーポンやスタンプカードなどの販促機能を利用できます。
これらの機能を活用することで、次のような施策が可能です。
- 来店促進クーポンの配信
- リピーター向けのスタンプカード
- PayPayアプリ内での店舗PR
このように、PayPayは決済サービスとしてだけでなく、集客ツールとしても活用できる点がメリットです。
PayPay導入のデメリット
PayPayは導入しやすいキャッシュレス決済ですが、加盟店にとっては注意すべき点もあります。
特に、手数料や入金タイミングは事前に確認しておくことが大切です。
手数料や費用がかかる
PayPayでは、決済が行われると売上金額に応じた決済手数料が発生します。
- ライトプラン:1.60%
- 制限プラン:1.98%
さらに、ライトプランを利用する場合は月額費用1,980円(税別)/店舗も必要です。
キャッシュレス決済は売上管理が便利になる一方で、現金決済にはない手数料が発生する点はデメリットといえます。
入金までの時間がかかる
PayPayの通常入金は月1回で、月末締め・最短翌月1日の自動入金です。
そのため、売上がすぐに入金されるわけではありません。
早く入金したい場合は早期振込サービスを利用できますが、この場合は0.38%の利用料と振込手数料が発生します。
資金繰りを重視する店舗では、入金サイクルとコストのバランスを考えて利用する必要があります。
現金派の顧客には効果が薄い
キャッシュレス決済は便利ですが、すべての顧客が利用するわけではありません。
特に、次のような店舗では利用率が低い可能性があります。
- 高齢者の利用が多い店舗
- 現金決済が中心の地域
このような場合、PayPayを導入しても利用率があまり上がらない可能性もあります。
そのため、店舗の顧客層に合わせて導入を検討することが大切です。
PayPay加盟店の申し込み方法
PayPayはオンラインで申し込みができ、比較的簡単に導入できます。
基本的には申し込み → 審査 → QRコード設置の流れで利用開始できます。
申し込み手順
PayPay加盟店の申し込みは、公式サイトから行います。
手続きは次の流れです。
- PayPay公式サイトから加盟店登録を申し込む
- 店舗情報や事業者情報を入力
- 必要書類をアップロード
- 審査完了後にQRコードが届く
- 店舗に設置して利用開始
オンラインで手続きが完了するため、特別な設備や工事は必要ありません。
審査
申し込み後は、PayPayによる加盟店審査が行われます。
主に次の内容が確認されます。
- 店舗の実在確認
- 事業内容
- 本人確認書類
- 銀行口座情報
審査の結果によっては、追加書類の提出を求められる場合もあります。
導入までの期間
PayPay加盟店の審査が完了すると、QRコードキットが発送されます。
PayPay公式サイトでは、加盟店審査に1〜2週間程度、審査完了後のQRコードキット到着までに1週間〜10日程度かかると案内されています。
QRコードが届いたら、店舗に設置するだけでPayPay決済を利用できます。
PayPayのライトプランと制限プランはどっちがお得?損益分岐点は約53万円
PayPayの決済手数料と月額費用を比較すると、月間決済額が約53万円を超える店舗はライトプランの方がお得です。
ライトプランは月額1,980円(税別)がかかりますが、決済手数料は1.60%(税別)です。一方、制限プランは月額無料ですが、決済手数料は1.98%(税別)です。
そのため、月間決済額が約53万円を超える店舗はライトプラン、約52万円以下の店舗は制限プランがおすすめです。
※月額費用と決済手数料のみで比較した場合。キャンペーンや販促機能の追加費用は含みません。

複数のキャッシュレス決済を導入するならマルチ決済端末も検討
PayPayは単体でも導入できますが、店舗によっては複数のキャッシュレス決済に対応した方が利便性が高くなる場合があります。例えば、楽天ペイやd払い、クレジットカードなど、利用する決済サービスは顧客によって異なるためです。
そのような場合は、複数の決済サービスをまとめて導入できるマルチ決済端末を利用する方法もあります。1台の端末で複数の決済に対応できるため、レジ周りをシンプルに保ちながらキャッシュレス決済の幅を広げられる点がメリットです。
まとめ
PayPay加盟店の主なコストは決済手数料と月額費用です。
基本的な費用構造を整理すると次の通りです。
- 決済手数料:1.60%または1.98%(税別)
- 通常入金:月1回(振込手数料無料)
- 早期振込:0.38%(税別)+振込手数料
- 初期費用:ライトプランは1,980円(税別)、キャンペーン適用で無料
- 月額費用:ライトプランは1,980円(税別)/店舗
PayPayはキャンペーン適用で初期費用無料で導入できるため、キャッシュレス決済を初めて導入する店舗にもおすすめです。また、クーポンやスタンプカードなどの販促機能も活用でき、集客ツールとしても役立ちます。
一方で、決済手数料や入金タイミングなどの条件もあるため、手数料・費用・入金サイクルを確認したうえでの導入が重要です。
PayPayの月間決済額が約53万円以上の店舗はライトプラン、約52万円以下の店舗は制限プランがおすすめです。




