QRコード決済の手数料一覧で比較!最安は?無料はある?

QRコード決済は、スマホで支払いを完了できるキャッシュレス決済として、多くの店舗で導入されています。

QRコード決済はサービスによって手数料が異なります。

この記事では、QRコード決済の手数料を比較一覧表 ▼で確認し、店舗に導入する際の選び方を解説します。最安のサービスを知りたい方や、費用を抑えてQRコード決済を導入したい方は、ぜひ参考にしてください。

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QRコード決済とは?

QRコード決済とは、スマホの決済アプリを使い、QRコードやバーコードを読み取って支払うキャッシュレス決済です。PayPay、楽天ペイ、au PAY、d払いなどが代表的なサービスです。

QRコードを掲示するだけで決済を受け付けられ、専用の決済端末は不要です。ただし、店舗側には契約したサービスに応じた決済手数料が発生します。

QRコード決済の導入にかかる費用と手数料

QRコード決済の導入・運用にかかる費用は、主に以下の4つです。

QRコード決済は、初期費用・月額費用0円で導入できるサービスが多く、主な負担は決済手数料です。

費用・手数料相場内容
初期費用0円が一般的導入時に発生する費用。多くのサービスで無料だが、一部の有料プランでは初期費用が発生する。
月額費用0円が一般的毎月発生する固定費。無料プランが中心だが、月額1,980円(税別)などの有料プランもある。
決済手数料通常約1.6〜3.0%(税別)決済金額に応じて発生する手数料。サービスや料金プランによって料率が異なる。
入金・振込手数料0〜330円程度/回売上金を銀行口座へ振り込む際の手数料。振込先の銀行や入金方法によって異なる。
QRコード決済の導入にかかる費用と手数料

QRコード決済の手数料を一覧で比較

以下の表では、主要なQRコード決済サービスの決済手数料に加えて、初期費用、月額費用、入金手数料を比較しています。

サービス名

PayPay

楽天ペイ

d払い・メルペイ

au PAY

イメージ PayPay 楽天ペイ
決済手数料

制限プラン:1.98%(税別)
ライトプラン:1.60%(税別)

2.95%〜(税別)

2.6%(税別)
※新規導入キャンペーン適用で最大6ヶ月無料(メルペイは対象外)

2.6%(税別)

入金手数料

月1回無料
※早期振込:0.38%(税別)に加え、PayPay銀行は20円、その他の金融機関は200円(いずれも税別)の振込手数料が発生

楽天銀行:無料
その他の金融機関:330円(税込)/回

1万円以上は無料
1万円未満は原則翌月以降に繰り越し、繰り越さず入金する場合は200円(税込)

無料
※早期振込は当面無料(通常210円/回・税込)

初期費用

制限プラン:0円
ライトプラン:1,980円(税別)
※キャンペーン適用で0円

0円

0円

0円

月額費用

制限プラン:0円
ライトプラン:1,980円(税別)
※キャンペーン適用で最大2ヶ月無料

0円

0円

0円

QRコード決済の手数料が一番安いのは?

主要なQRコード決済サービスで決済手数料が最も安いのは、PayPayの1.60%(税別)です。ただし、月額1,980円(税別)の「PayPayマイストア ライトプラン」への加入など、適用条件があります。

月額費用をかけずに導入する場合は、PayPayの制限プランが決済手数料1.98%(税別)で最も安くなります。

QRコード決済の売上が多い店舗ではライトプラン、売上が少ない店舗では制限プランがおすすめです。詳しくはこちらの記事をご確認ください。

手数料が無料のQRコード決済サービスはまだある?

現在、完全無料で利用できるQRコード決済サービスは存在しません。ただし、期間限定で手数料が無料になるキャンペーンは実施されています。

例えば、d払いでは、新規加盟店を対象に最大6か月間の決済手数料無料キャンペーンを実施しています。

QRコード決済サービスは、もともと「手数料無料」や「高額キャッシュバック」などのキャンペーンで急速に広まりました。しかし、2021年10月を境に、主要サービス各社は決済手数料を有料化しています。

当初はユーザーや加盟店の拡大を優先し、PayPayなどが「決済手数料0円」や「総額1億円還元キャンペーン」といった大規模施策を展開していました。ですが、ある程度の普及が進んだことから、各社は段階的に有料化に踏み切ったという背景があります。

ここからは各サービスの手数料・料金・特徴を解説します。

PayPay

PayPayは日本最大のQRコード決済サービスで、登録ユーザー数は7,500万人を超えており(2026年8月9日時点)圧倒的なシェアを誇ります。

最大のメリットは利用者数の多さです。業界最高レベルのユーザー数により、新規顧客の獲得効果が期待できます。また、手数料率も業界内で比較的安く設定されています。

個人事業主のPayPay導入に関する記事もご覧ください。

プラン無料プラン / マイストア ライトプラン
初期費用無料プラン:0円 / ライトプラン:1,980円(税別)
月額費用無料プラン:0円 / ライトプラン:1,980円(税別)
決済手数料無料プラン:1.98%(税別) / ライトプラン:1.60%(税別)
入金サイクルPayPay銀行:月末締め翌日 / その他の金融機関:月末締め翌々営業日 / ゆうちょ銀行:月末締め4営業日後
入金手数料月1回無料。早期振込(都度)は振込額の0.38%+20円または200円(税別)
※ライトプランはキャンペーン適用で初期費用0円、月額費用が最大2か月間無料。決済手数料1.60%の適用には条件があります。

楽天ペイ

楽天ペイは楽天経済圏との連携が強みのQRコード決済サービスです。楽天市場で獲得したポイントを使えることから、楽天ユーザーの集客に効果的です。

楽天ポイントとの連携により、楽天ユーザーの来店効果が期待できます。また、楽天のポイントキャンペーンなど各種サービスとの連携により、総合的なマーケティング戦略が展開できる点も魅力です。

決済サービス楽天ペイ
初期費用無料
月額費用通常:0円、ライト:0円、スタンダード:2,200円(税込)
決済手数料通常:2.95%、ライト:2.254%、スタンダード:2.00% ※税別
入金サイクル楽天銀行は毎日(翌日入金)、その他の金融機関は3日後自動入金・月1回・月2回・都度入金から選択可能
入金手数料楽天銀行は無料、その他の金融機関は330円/回
※ライトプラン・スタンダードプランの優遇料率には、中小事業者であることや年間キャッシュレス決済額などの適用条件があります。スタンダードプランには2年以上の継続利用条件があります。

au PAY

au PAYはKDDIが運営するQRコード決済サービスで、Pontaポイントとの連携が特徴です。au回線契約ユーザーはもちろん、auユーザー以外の利用者を含めて2026年4月24日時点で会員数は約3,967万人です。

入金手数料が完全無料な点が大きなメリットです。また、Pontaポイントとの連携により、既存のPonta利用者の集客効果も期待できます。

決済サービスau PAY
初期費用無料
月額費用無料
決済手数料2.60%
入金サイクル月1回・月2回
(1~15日分:翌月15日入金、16~末日分:翌月末入金)
※早期振込サービスで最短で翌々営業日
入金手数料無料
※早期振込サービス:210円→無料

詳細はこちら:https://biz.aupay.wallet.auone.jp/

d払い・メルペイ

d払いとメルペイは共通のQRコードで利用できるサービスです。d払いは、NTTドコモが提供するQRコード決済サービスです。ドコモの回線を契約していなくても、d払いに登録できます。

2023年12月から最大6カ月間の決済手数料無料キャンペーンを実施しており、期間限定で手数料負担を軽減できます。

一つのQRコードでd払いとメルペイの両方に対応できるため、より多くの顧客層をカバーできます。特にメルカリユーザーの集客効果が期待できます。

決済サービスd払い(メルペイ)
初期費用無料
月額費用無料
決済手数料2.6%
(メルペイとの
共通QRコードの場合)
入金サイクル月1回・月2回
(1~15日分:当月25日入金、16~末日分:翌月10日入金)
入金手数料入金額が1万円以上:無料
入金額が1万円未満:200円

詳細はこちら:https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/corporation/shop.html

その他のQRコード決済サービス

主要サービス以外にも、FamiPayなどの特色あるサービスがあります。FamiPayの導入費用は無料です。決済手数料は、JPQR(QRコード決済の統一規格)を利用する場合は2.94%での利用が可能ですが、2023年12月で申込みが終了しました。

FamiPayの最大の特徴は、年間50億人以上の延べ人数が利用するファミリーマートの顧客を呼べる点にあります。ファミリーマートとの連携によるマーケティング効果を期待する事業者には有力な選択肢となります。

Alipay+やWeChat Payなどのインバウンド向けサービスも重要です。これらのサービスは中国からの観光客をターゲットとする店舗には欠かせない決済手段となっています。

QRコード決済の2つの導入方法と選び方

QRコード決済の導入方法には、決済事業者との直接契約と、決済代行サービス経由での契約の2種類があります。

QRコード決済サービスとの直接契約

PayPayや楽天ペイ、au PAYなどの決済事業者と個別に契約する方法です。

初期費用・月額費用0円で導入できるサービスが多く、必要な決済ブランドだけを選べます。一方、複数のサービスを導入する場合は、それぞれ契約手続きが必要で、売上管理や入金確認も個別に行う必要があります。

PayPayなど1〜2ブランドだけを導入する店舗には、決済手数料を抑えられる直接契約がおすすめです。例えば、PayPayの直接契約は1.98%(税別)、Airペイ経由では2.95%(税別)です。

決済代行サービス経由での契約

AirペイやSquareなどの決済代行サービスを通じて、複数のQRコード決済をまとめて導入する方法です。

QRコード決済に加えて、クレジットカードや電子マネーにも対応でき、売上や入金を一元管理できるのがメリットです。

決済代行サービスでは、各社が提供する決済端末を使って支払いを受け付けます。中でも、複数の決済方法にまとめて対応できるマルチ決済端末がおすすめです。

QRコード決済に対応したおすすめマルチ決済端末9選

複数のQRコード決済をまとめて導入するなら、マルチ決済端末がおすすめです。PayPayや楽天ペイなどのQRコード決済に加え、クレジットカードや電子マネーにも対応でき、決済受付や売上管理をまとめられます。

ただし、対応する決済ブランドや決済手数料、端末費用はサービスによって異なります。

決済代行サービスのQRコード決済手数料を一覧で比較

主要な決済代行サービスのQRコード決済手数料、初期費用、月額費用を一覧で比較しました。

同じQRコード決済ブランドでも、契約する決済代行サービスによって手数料が異なるため、利用するブランドの料率と固定費を確認することが重要です。

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QRコード決済を導入する3つのメリット

QRコード決済には、導入費用を抑えられることや、キャンペーンを集客に活用できることなどのメリットがあります。

専用の決済端末なしで導入できる

QRコード決済は、専用の決済端末を購入せずに導入できるのがメリットです。

決済サービスとの契約後、店舗にQRコードを掲示するだけで支払いを受け付けられます。クレジットカード決済のようにカードリーダーを用意する必要がなく、初期費用0円で始められるサービスも多くあります。

ポイント還元やキャンペーンを集客に活用できる

PayPayや楽天ペイなどでは、ポイント還元やクーポン配布などのキャンペーンが実施されています。

キャンペーンをきっかけに来店する顧客の獲得や、リピーターの増加が期待できます。店舗独自の割引を実施しなくても、決済サービス側のキャンペーンを集客に活用できる点がメリットです。

海外のQRコード決済に対応すれば訪日外国人の集客につながる

Alipay+やWeChat Payなど、海外で普及しているQRコード決済に対応することで、訪日外国人が普段使っている決済アプリで支払えるようになります。

現金の両替やクレジットカードを必要としない支払い方法を提供できるため、外国人観光客が多い飲食店や小売店では、インバウンド需要の取り込みにつながります。

QRコード決済を導入する3つのデメリット・注意点

QRコード決済は低コストで導入できますが、複数サービスの管理負担や通信環境への依存には注意が必要です。

複数のQRコードを掲示するとレジ周りが煩雑になる

PayPayや楽天ペイなどを個別に導入すると、サービスごとにQRコードを掲示する必要がある場合があります。

対応ブランドが増えるほどレジ周りが煩雑になり、顧客が支払い時に迷う原因にもなります。

複数のQRコード決済を導入する場合は、複数ブランドを1度に導入できる決済代行サービスがおすすめです。

サービスごとに決済確認や売上管理が必要になる

QRコード決済サービスと個別に契約すると、サービスごとに管理画面や入金サイクルが異なります。

売上の確認や入金額の照合を個別に行う必要があり、経理業務の負担が増える点がデメリットです。

複数ブランドの売上や入金を一元管理したい場合は、決済代行サービスがおすすめです。

スマホや通信環境によっては決済できない

QRコード決済はスマホの決済アプリを使用するため、顧客のスマホが電池切れになった場合や、通信環境が悪い場合は決済できないことがあります。

また、アプリや決済サービス側のシステム障害で利用できなくなる可能性もあります。

万が一のトラブルに備えて、現金やクレジットカードなど、別の支払い方法も用意しておくことが重要です。

まとめ

QRコード決済の手数料は、サービスや契約方法によって異なります。PayPayは直接契約で1.98%(税別)、有料プランの適用条件を満たせば1.60%(税別)で導入できます。

PayPayなど1〜2ブランドだけなら直接契約、複数のQRコード決済やクレジットカード・電子マネーを導入するなら決済代行サービスがおすすめです。決済手数料だけでなく、月額費用や入金サイクル、売上管理の負担も考慮して選ぶことが重要です。

QRコード決済は、専用端末なしで導入できるサービスも多く、初期費用を抑えてキャッシュレス決済に対応できます。必要な決済ブランドと手数料、月額費用をもとに選んでください。