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  • 単品リピート通販とは?一般的な通販との違い、始め方、成功ポイントを解説

    単品リピート通販とは?一般的な通販との違い、始め方、成功ポイントを解説

    単品リピート通販は、少数の商品を継続購入につなげて売上を作る通販モデルです。化粧品、健康食品、食品、日用品など、繰り返し購入される商品で多く使われます。

    一般的な通販との大きな違いは、商品数を増やして売上を作るのではなく、主力商品を何度も選ばれる仕組みに集中する点です。初回購入、定期購入、再購入、購入後のフォローまでを一つの流れとして設計します。

    この記事でわかること
    • 単品リピート通販の意味と、一般的な通販との違い
    • 単品リピート通販で売られている商品例と、合う商材
    • 単品リピート通販を始める手順、必要なカート機能、おすすめのカートシステム

    単品リピート通販とは

    単品リピート通販とは、単一商品または少数の商品を中心に販売し、継続購入や再購入によって売上を伸ばす通販モデルです。多くの商品を並べるよりも、主力商品の魅力を深く伝え、同じ顧客に長く購入してもらうことを重視します。

    たとえば、サプリメント、スキンケア商品、飲料、米、ペット用品などは、一定期間ごとに使い切られる商品です。こうした商品は、初回購入後に定期コースや再購入へつなげることで、継続的な売上を作れます。

    単品リピート通販の仕組み

    単品リピート通販では、初回購入を入口にして、2回目以降の購入へつなげる導線を作ります。初回限定価格、お試しセット、送料無料、クーポンなどで購入のきっかけを作り、購入後はメール、LINE、同梱物、カスタマーサポートで継続を促します。

    重要なのは、初回購入だけで売上を見るのではなく、2回目、3回目以降の購入まで含めて考えることです。1人の顧客が長く購入してくれるほど、広告費を回収し、利益を伸ばせます。

    単品リピート通販とそれに近い通販との違い

    単品リピート通販に近い言葉として、単品通販、定期購入、リピート通販があります。意味が重なる部分もありますが、次のように整理できます。

    用語意味
    単品通販特定の商品や少数の商品を中心に販売する通販モデル
    定期購入一定周期で商品を届け、継続的に購入してもらう販売方法
    リピート通販同じ顧客からの再購入や継続購入を重視する通販モデル全般
    単品リピート通販少数の商品を軸に、定期購入や再購入で売上を伸ばす通販モデル

    定期購入は、リピート購入を仕組み化する代表的な方法です。ただし、単品リピート通販は定期購入だけを指す言葉ではありません。都度購入の再注文、上位商品の提案、関連商品の提案、購入後のフォローまで含めて売上を伸ばします。

    単品リピート通販と一般的通販の違い

    単品リピート通販は、少数の商品に集中し、同じ顧客から繰り返し継続的に購入してもらうモデルです。一方、一般的な通販は、販売方法を指す広い言葉です。店舗ではなく、オンラインやカタログで注文を受けて販売する方法全般を指します。

    ここでは違いを分かりやすくするため、多数の商品やカテゴリを扱う総合通販型のECと、単品リピート通販を比べます。

    項目単品リピート通販総合通販型のEC
    商品数単一商品または少数の商品が中心多数の商品やカテゴリを扱う
    売上の作り方同じ顧客の再購入や定期購入で
    売上を伸ばす
    商品数、購入点数、客単価で売上を伸ばす
    主な導線広告や検索からLPへ誘導し、
    初回購入につなげる
    検索、広告、モール、カテゴリ導線
    購入後の対応メール、LINE、同梱物で再購入を促すセール、会員施策、関連商品の提案が中心
    在庫管理主力商品の需要予測が重要多くの商品で欠品や滞留在庫を管理する
    見るべき数字継続率、解約率、
    1人の顧客から得られる売上
    売上、注文数、客単価、在庫回転

    単品リピート通販では、商品ページを見た人が購入する割合だけでなく、購入後に何回続けてくれるかが重要です。広告費をかけて新規顧客を獲得しても、2回目以降につながらなければ利益は残りません。

    そのため、単品リピート通販では、広告、LP、カート、メール、LINE、同梱物、サポートを別々に考えず、初回購入から継続購入まで一つの流れとして設計することが重要です。

    単品リピート通販のメリットと注意点

    単品リピート通販は、少数の商品に集中して売上を作れる一方で、主力商品への依存や広告費の負担もあります。始める前に、メリットと注意点を整理しておきましょう。

    単品リピート通販のメリット

    メリット内容
    安定した売上を作れる定期購入や再購入が増えると、毎月の売上を見込める
    価格競争を避けられる独自商品やブランド価値を伝えることで、
    価格以外の理由で選ばれる
    少ない商品数で始められる商品企画、広告、LP、購入後フォローを
    主力商品に集中できる
    在庫や広告費の計画を立てられる購入周期や定期購入者数をもとに、
    在庫数や広告投資を判断できる

    単品リピート通販の注意点

    注意点内容
    商品への依存度が高い主力商品の売上が落ちると、事業全体に影響が出る
    新規顧客の獲得に広告費がかかる競合が多い商材では、
    初回購入だけで利益が残らない場合がある
    解約率の管理が必要定期購入者がすぐに解約すると、
    売上が安定しない
    定期購入の表示に注意が必要初回価格、2回目以降の価格、支払総額、
    配送周期、解約条件を明確に伝える必要がある

    単品リピート通販で成果を出すには、初回購入を増やすだけでは不十分です。購入後に商品を使い続けてもらい、2回目、3回目の購入につなげる仕組みが必要です。

    特に定期購入では、購入前の表示が重要です。最終確認画面やLPで、価格、支払総額、配送周期、解約条件を明確に伝え、顧客が内容を理解したうえで申し込める状態にしましょう。

    単品リピート通販と相性合う商材

    単品リピート通販は、継続的に消費される商品、一定期間使い続けることで価値を感じる商品、独自性を打ち出せる商品と相性が良い販売モデルです。特に、化粧品、健康食品、サプリメント、食品、日用品などは、再購入や定期購入につなげる設計を作りやすい商材です。

    ただし、消耗品であれば必ず成果が出るわけではありません。他社商品との差別化、継続する理由、購入後のフォローまで含めて設計することが重要です。

    単品リピート通販と相性が良い商材例

    単品リピート通販は、継続的に消費される商品、一定期間使い続ける商品、独自性を伝えられる商品と相性が良い販売モデルです。代表的な商材は次の通りです。

    商材商品例相性が良い理由、特徴
    化粧品スキンケア
    ヘアケア
    メイク用品
    一定期間使い続ける商品
    使用方法やケア方法を伝えることで
    継続購入につなげられる
    健康食品、サプリメントサプリメント
    青汁
    プロテイン
    健康茶
    毎日または一定周期で摂取する商品
    定期購入と組み合わせやすい
    食品、飲料米、飲料、冷凍食品、
    惣菜、菓子、調味料
    味や品質に満足した顧客の再購入率高い
    定期便やまとめ買いにつながる
    日用品、消耗品洗剤、衛生用品
    ペット用品
    ベビー用品
    定期的に補充が必要
    買い忘れ防止や定期配送を訴求できる
    趣味性のある商品コーヒー、茶、
    菓子、クラフト商品
    ブランドの世界観や限定感を伝え、
    ファン化につなげられる

    商材を選ぶ際は、消耗性だけでなく、他社商品との違い、継続する理由、購入後のフォローまで確認します。単に「定期的に使う商品」ではなく、顧客が「続けたい」と感じる理由を作れるかが重要です。

    化粧品や健康食品を扱う場合は、広告表現にも注意が必要です。LP、広告、同梱物、メールで訴求する際は、薬機法や景品表示法に配慮し、過度な表現にならないよう確認しましょう。

    単品リピート通販で売上を伸ばすポイント

    単品リピート通販では、新規顧客を集めるだけでなく、購入後に再購入へつなげることが重要です。広告、LP、カート、メール、LINEを一つの流れとして設計しましょう。

    項目内容
    商品とターゲットを明確にする誰に、どの商品を、どんな理由で選んでもらうか
    初回購入のハードルを下げるお試しセット、初回限定価格、送料無料、
    返金保証、クーポンなどで購入のきっかけ作り
    購入後のフォロー顧客が商品を正しく使い、価値を感じる情報を
    届けること
    継続率と解約率を見て改善顧客がその後どれだけ購入しているか

    まずは、初回購入のハードルを下げる設計と、購入後に継続してもらう導線を整えることが大切です。そのうえで、広告やSEOなどの集客施策を進めると、改善点も見えます。

    商品とターゲットを明確にする

    最初に決めるべきことは、誰に、どの商品を、どんな理由で選んでもらうかです。ターゲットが曖昧なまま広告やLPを作ると、商品の魅力が伝わりません。

    顧客の悩み、購入理由、競合商品との違い、価格帯、継続する理由を整理します。商品数を増やす前に、主力商品の訴求を磨くことが大切です。

    初回購入のハードルを下げる

    初めて購入する顧客は、商品が自分に合うか不安を持っています。そのため、お試しセット、初回限定価格、送料無料、返金保証、クーポンなどで購入のきっかけを作ります。

    ただし、初回価格を魅力的に見せる一方で、2回目以降の条件が伝わらない状態は避ける必要があります。定期購入を案内する場合は、価格、支払総額、配送周期、解約条件を購入前に確認できるようにします。

    購入後のフォローで再購入につなげる

    単品リピート通販では、商品が届いた後の対応が売上に大きく影響します。商品の使い方、よくある質問、継続するメリット、次回購入の案内を、メール、LINE、同梱物で届けます。

    売り込みだけでなく、顧客が商品を正しく使い、価値を感じるための情報を届けることが重要です。購入直後、使い始めた頃、次回購入を検討する頃など、タイミングに合わせて案内しましょう。

    継続率と解約率を見て改善する

    売上を伸ばすには、初回購入数だけでなく、何回目まで購入が続いているかを見る必要があります。2回目で離脱する顧客が多い場合は、商品到着後のフォローや定期購入の案内を見直します。

    広告費を判断する際も、1件の購入を獲得する費用だけでなく、顧客がその後どれだけ購入しているかを確認します。長く購入される商品ほど、広告投資の判断がしやすくなります。

    単品リピート通販に必要なカート機能

    単品リピート通販では、通常のECカート機能に加えて、定期購入、決済、購入後のフォロー、広告効果の確認に対応できるカートが必要です。特に、開始時から必要な機能と、売上や注文数が増えてから必要になる機能を分けて確認しましょう。

    確認項目必要な理由優先度必要なタイミング
    定期購入管理配送周期、次回配送日、休止、
    スキップ、解約を管理するため
    高開始時から
    決済、自動課金定期購入の注文と決済を
    継続して処理するため
    高開始時から
    スマホ対応の購入導線スマホで商品確認から
    購入まで進めるため
    高開始時から
    料金、手数料、サポート月額費用、決済手数料、サポート体制
    が収益と運用に影響するため
    高開始時から
    法対応、最終確認画面初回価格、支払総額、配送周期、
    解約条件を明確に表示するため
    高開始時から
    LP、購入フォーム広告や検索から来た顧客を
    初回購入につなげるため
    中〜高広告運用を始める段階
    CRM、メール、LINE配信購入後のフォローや
    再購入の案内を行うため
    中〜高初回購入後の
    フォローを
    強化する段階
    広告計測、分析広告別の成果、継続率、
    解約率を確認するため
    中〜高広告費を増やす段階
    受注、出荷、在庫管理定期配送や在庫不足を管理し、
    出荷漏れを防ぐため
    中注文数や
    定期購入者が
    増えた段階
    外部サービス連携物流、モール、基幹システム、
    CRMツールと連携するため
    中複数チャネルや
    大規模運用の段階

    開始直後は、定期購入管理、決済、自動課金、スマホ対応、料金、サポート、法対応を優先して確認します。これらは、単品リピート通販を始めるうえで欠かせない土台です。

    広告運用や定期購入者数が増えてきた段階では、LP、CRM、広告計測、受注管理、外部連携まで確認しましょう。売上が伸びた後に必要な機能が不足していると、運用負担が増え、顧客対応や出荷管理に影響します。

    具体的なサービスの料金や機能を詳しく確認したい場合は、定期通販カートシステムの比較記事も参考になります。

    単品リピート通販におすすめのカートシステム

    ここでは、単品リピート通販や定期通販で候補になるカートシステムを簡潔に紹介します。詳細な機能、料金、事業規模別の比較は、定期通販カートシステム比較記事で確認してください。

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    サービス名簡単な特徴検討したい事業者
    カラーミーリピート既存サイトと組み合わせて
    リピート通販を始められるサービス。
    カラーミーショップ、WordPress、
    EC-CUBEなどで作成したサイトと
    連携できる。
    既存サイトを活かして
    低コストで定期販売を
    始めたい事業者
    リピストXD2C、定期通販に特化した
    EC構築プラットフォーム。
    LP一体型購入フォーム、定期販売、
    CRM施策をまとめて扱える。
    広告やLPから初回購入を増やし、
    定期購入につなげたい事業者
    サブスクストア定期通販、単品通販に必要な
    商品管理、顧客管理などを
    一元管理できるクラウドシステム。
    サブスク、D2C、定期通販を
    本格的に運用したい事業者
    たまごリピート定期販売、頒布会販売を管理できる
    継続販売専用のショッピングカート。
    定期購入や頒布会を中心に
    通販を運用したい事業者
    スマレジEC リピートLP一体型フォーム、アップセル、
    クロスセル、ステップメール、
    広告分析などに対応する
    定期通販向けカート。
    購入導線、CRM、分析まで
    一つの仕組みで運用したい事業者

    上記以外にも、単品リピート通販や定期通販に対応したカートシステムは複数あります。料金、機能、事業規模別に比較したい場合は、次の記事で確認できます。

    単品リピート通販の始め方

    単品リピート通販を始める際は、商品を用意してECサイトを作るだけでは不十分です。誰に販売し、どう初回購入へつなげ、購入後にどう再購入してもらうかを整理します。

    手順内容確認すること
    1. 商品とターゲットを決める主力商品と販売対象を決める顧客の悩み、商品価値、
    競合商品、価格帯
    2. 初回オファーを設計する初回購入のきっかけを作るお試しセット、初回価格、
    送料無料、定期購入条件
    3. LP、カート、決済を準備する購入までの導線を整えるLP、購入フォーム、
    決済方法、定期購入設定
    4. 集客方法を決める広告、SEO、SNSから流入を作る検索キーワード、広告媒体、
    SNS訴求、予算
    5. 購入後のフォローを設計する2回目以降の購入につなげるメール、LINE、同梱物、
    クーポン、問い合わせ対応
    6. 数字を見て改善する売上と継続状況を確認する初回購入数、継続率、
    解約率、広告費、在庫数

    最初からすべてを整える必要はありません。まずは、主力商品、初回購入の導線、購入後のフォローを作り、販売しながら改善していくことが重要です。

    単品リピート通販では、顧客の反応を見ながら、商品説明、LP、初回オファー、メール、同梱物、広告を調整します。改善を続けることで、継続購入につながる流れを作れます。

    まとめ

    単品リピート通販は、単一商品または少数の商品を中心に販売し、定期購入や再購入によって売上を伸ばす通販モデルです。一般的な通販のように多くの商品をそろえるのではなく、主力商品の価値を深く伝え、購入後のフォローによって継続購入につなげます。

    成功のポイントは、商品とターゲットを明確にし、初回購入の導線と購入後のフォローを設計することです。初回購入だけでなく、2回目、3回目の購入まで見ながら、広告、LP、メール、LINE、同梱物を改善します。 単品リピート通販を始める際は、定期購入管理、決済、LP、CRM、広告計測に対応できるカートシステムを選びましょう。詳しいサービス比較は、定期通販カートシステム比較記事で確認できます

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  • ECカートシステムおすすめ15選比較!決済、受注管理、定期通販に強いサービスを紹介

    ECカートシステムおすすめ15選比較!決済、受注管理、定期通販に強いサービスを紹介

    ECカートシステムとは、ネットショップの商品登録、カートへの追加、注文受付、オンライン決済、受注・配送管理を支える仕組みです。近年はこれらに加え、在庫管理、販促、定期購入、実店舗連携まで提供するサービスもあります。

    選ぶ際は「安いかどうか」より先に、①販売方法、②必要な機能と連携、③月額料金と決済・従量費用、④社内の運用体制を確認することが重要です。無料プランで販売を始められるサービスと、定期購入や法人向け運用に必要な機能を備えるサービスでは、比較すべき条件が異なります。

    本記事では、15サービスの公式情報を基に、料金とその適用条件、決済手数料、標準機能・追加費用が生じる機能を整理し、用途別の候補と導入前のチェックポイントを解説します。

    この記事でわかること
    • ECカートシステムでできること
    • 自社に合うECカートシステムの選び方
    • おすすめECカートシステム15選の比較ポイント

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    ECカートシステムは、販売方法から候補を絞る

    カート選定の第一歩は、店舗の規模ではなく「誰に・何を・どう販売するか」を決めることです。同じ月商でも、単品物販と定期購入、実店舗併売と越境ECでは、必要な機能が変わります。

    目的・運用形態最初に比較したい候補優先して見る条件
    初期コストを抑えてネット販売を試すBASE/STORES/Square オンラインビジネス月額無料の対象、決済・サービス利用料、商品制約
    独自ショップを本格的に運営するShopify/makeshop/カラーミーショップ/futureshop独自ドメイン、決済方法、販促、追加アプリ費用
    ギフト・オーダーメイド販売easy myShop/おちゃのこネットオプション設定、商品数、オーダー入力
    運用支援や国内商習慣への対応ショップサーブ/makeshop担当サポート、注文処理費用、決済契約
    定期購入・D2C・CRM施策ecforce/W2 Commerce Repeat/スマレジEC・リピート/たまごリピート定期管理、アップセル、分析、契約・従量料金
    開発要件が多く自社保守できるEC-CUBE開発・サーバー・保守・セキュリティ費用

    この分類は優劣の順位ではありません。例えばShopifyでも定期購入を検討できますが、利用するアプリと契約条件の確認が必要です。用途別に候補を数社に絞ったうえで、実際の決済方法・管理機能・料金を比較しましょう。

    ECカートシステムとは

    ECカートシステムとは、ネットショップで商品を販売するために必要なカート、決済、受注管理、在庫管理、配送設定などをまとめて管理できる仕組みです。

    商品を掲載するだけでなく、注文受付、入金確認、発送管理、顧客管理、販促施策まで対応できるサービスもあります。ネットショップの運営に必要な業務を一つの管理画面で進められるため、注文数や商品数が増えた場合でも運用しやすくなります。

    ECカートシステムでできること

    ECカートシステムでは、商品登録、決済設定、配送設定、注文受付、受注管理、顧客管理など、ネットショップで商品を販売するために必要な機能をまとめて利用できます。

    開店前の準備から、顧客が商品を選び、カートに入れ、決済し、注文完了後に店舗側が受注や発送を管理するまでの流れを支える仕組みです。

    ネットショップ
    開業、運用の流れ
    ECカートシステムで
    できること
    主な機能
    ネットショップ開業の準備
    基本情報の登録商品、ショップ情報、
    決済方法、配送方法、
    送料などの登録
    商品登録、在庫設定、送料設定、
    決済設定、ショップ情報登録
    商品ページ作成顧客が商品内容を確認し、
    購入を判断できるページ
    の作成
    商品ページ、商品画像、価格表示、
    在庫表示、カテゴリ、バリエーション
    ネットショップ運用に必要な機能
    商品選択とカート投入顧客が商品を選び、
    カートに入れて
    購入手続きへ進める
    カート機能、数量変更、
    オプション選択、会員登録、
    ゲスト購入
    注文、決済顧客情報や配送先を
    受け付け、決済まで
    完了できる
    注文フォーム、配送先入力、
    クレジットカード決済、後払い、
    ID決済、注文完了画面
    注文後の自動連絡注文受付や決済完了
    などの案内を
    自動で送信できる
    注文受付メール、決済完了メール、
    発送完了メール、ステータス通知
    受注、在庫管理注文内容、入金状況、
    在庫数、発送状況を
    管理できる
    受注管理、入金管理、在庫管理、
    キャンセル、返品対応
    配送、発送管理発送状況を管理できる配送設定、送料設定、発送通知、
    追跡番号、配送会社連携
    販促、リピート施策購入後の販促活動
    (クーポン、メールなど)
    クーポン、メール配信、ポイント、
    レビュー、レコメンド、顧客管理

    ECカートシステムの選び方

    ECカートシステムを選ぶときは、まず自社のビジネス形態に合うタイプを絞ることが重要です。

    費用や決済方法だけで比較すると、自社の販売方法に合わないサービスを選んでしまう可能性があります。まずはビジネス形態に合うタイプを確認し、そのうえで費用、機能、決済方法、受注管理、外部連携、サポート体制を比較しましょう。

    自社のビジネス形態候補になるタイプ主なサービス例チェックポイント
    個人や小規模の
    ネットショップ
    無料、低価格の
    クラウド型
    STORES
    BASE
    Square
    カラーミーショップ
    初期費用
    月額費用
    販売時の手数料
    商品登録数

    画像の容量数
    中小企業の自社ECサイトSaaS型ECカート
    ASP型ECカート
    Shopify
    makeshop
    futureshop
    ショップサーブ
    商品数
    受注件数
    販促機能
    外部連携
    定期購入やD2Cリピート通販
    D2C特化型
    ecforce
    W2 Repeat
    たまごリピート
    定期購入
    CRM
    ステップメール
    顧客分析
    WordPressや
    既存サイト
    にカート機能を追加
    WordPress
    オープンソース型
    WooCommerce
    EC-CUBE
    保守
    セキュリティ
    サーバー管理
    開発体制の確保
    中堅、大規模EC
    の構築
    法人向け
    ECパッケージ型
    EC-CUBE Enterprise
    ebisumartなど
    基幹システム
    物流、在庫管理
    会員管理など
    との連携

    自社のビジネス形態に合うか?

    ECカートシステムは、販売する商品や事業規模など目的によって合うタイプが変わります。
    自社のビジネス形態に合うサービスを選ぶことが重要です。

    • 低コストで始めたいのか
    • 自社ECを本格運営したいのか
    • 定期購入を強化したいのか
    • 既存サイトにカート機能を追加したいのか

    単品販売、定期購入、サブスク、予約販売、デジタル商品、BtoB販売など、販売方法によって必要な機能は異なります。

    事業規模や商品数に対応できるか?

    取り扱う商品数、SKU数、在庫数、月間注文数によって、必要な管理機能は変わります。商品数が少ない段階ではシンプルな管理画面で十分でも、商品数や注文数が増えると、カテゴリ管理、在庫管理、受注処理、発送管理の負担が大きくなります。

    現在の規模だけで判断せず、成長後の運用にも対応できるかを確認しましょう。

    決済方法が顧客層に合うか?

    販売する商品や顧客層に合わせて、必要な決済方法を用意できるサービスを選ぶことが重要です。

    クレジットカード決済、後払い、ID決済、QRコード決済、コンビニ決済、銀行振込など、
    顧客が利用する決済方法に対応しているかを確認
    しましょう。

    決済方法が限られていると、購入直前の離脱につながる場合があります。

    受注管理、在庫管理、配送管理を効率化できるか?

    ネットショップでは、注文受付、入金確認、在庫更新、発送通知、キャンセル、返品対応などの業務が発生します。注文数が増えると、手作業での管理は負担が大きくなります。

    • 受注管理、在庫管理、配送管理を効率よく行えるか
    • 発送通知や追跡番号の案内を効率化できるか

    を確認しましょう。

    販促やリピート購入に必要な機能があるか?

    ECカートシステムには、クーポン、メール配信、ポイント、レビュー、レコメンド、会員管理などの販促機能を備えたものがあります。新規購入だけでなく、リピート購入を増やしたい場合は、購入後のフォローに使える機能も重要です。

    定期購入やD2Cを強化したい場合は、顧客分析、CRM、ステップメール、同梱物管理などに対応しているかも確認しましょう。

    外部システムと連携できるか?

    実店舗、ECモール、POSレジ、会計ソフト、CRM、MA、在庫管理、物流システムなどを利用している場合は、既存システムとECカートシステムとの連携が重要です。

    外部システムと連携できない場合、売上管理、在庫管理、顧客管理、発送管理を手作業で行う必要が出てきます。既存の業務フローに合わせて運用できるかを確認しましょう。

    費用と手数料を総額は予算内か?

    ECカートシステムの費用は、初期費用、月額費用、決済手数料、販売手数料、オプション費用などを含めて比較する必要があります。月額費用が安くても、販売時の手数料や必要なオプションを含めると、総額が高くなる場合があります。

    費用を比較するときは、月商や注文件数を想定し、実際にどのくらいの費用が発生するかを確認しましょう。売上規模に対して利益が残るかを見ることが重要です。

    サポート体制は十分か?

    ECカートシステムは、導入して終わりではありません。
    初期設定、決済設定、デザイン調整、外部連携、トラブル対応など、運用中にサポートが必要になる場面があります。

    電話、メール、チャット、マニュアル、初期設定支援など、どのようなサポートを受けられるかを確認しましょう。社内にEC運用やシステム管理の担当者が少ない場合は、サポート体制も重要な比較項目です。

    おすすめECカートシステム15選比較表

    ECカートシステムは、サービスごとに対象事業者、料金、決済手数料、販売手数料、得意な販売方法が異なります。ここでは、無料・低価格のクラウド型サービスから、SaaS型、D2C・リピート通販向け、オープンソース型まで15サービスを一覧で整理します。

    サービス名イメージタイプおすすめの事業者定期通販
    サブスク
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    スタンダード:3,900円/月
    プロフェッショナル:8,700円/月
    カートプラン:2,900円/月
    有料プラン:3.57%+40円(税別)
    無料プラン:5.0%+40円(税別)
    ※クレジットカード決済・コンビニ決済共通
    無料(0円)オーダーメイド商品、
    セット販売に強い
    ShopifySaaS型ECプラットフォーム中小〜中堅企業◯無料(0円)Basic:3,650円/月〜
    Grow:10,100円/月〜
    Advanced:44,000円/月〜
    ベーシック:3.55%
    スタンダード:3.4%
    プレミアム:3.25%
    無料(0円)アプリ拡張、越境EC、
    複数チャネル販売に強い
    makeshopSaaS型ECカート中小〜中堅企業◯プレミアム:11,000円
    エンタープライズ:11,000円~
    プレミアム:13,750円/月
    エンタープライズ:問い合わせ
    プレミアム:3.19%
    エンタープライズ:3.14%
    無料(0円)機能数が多く、販売手数料0円で
    本格運用向け
    Square
    オンラインビジネス
    無料・低価格クラウド型個人・小規模事業者◯無料(0円)フリー:0円/月
    プラス:3,375円/月
    プレミアム:9,180円/月
    フリー・プラス:3.6%
    プレミアム:3.3%
    無料(0円)Square決済・POSと連携し、
    店舗販売と相性が良い
    カラーミーショップ クラウド型ECカート小規模〜中小企業◯フリー:0円
    レギュラー:3,300円
    ラージ:3,300円
    プレミアム:22,000円
    フリー:0円/月
    レギュラー:4,950円/月
    ラージ:9,595円/月
    プレミアム:35,640円/月
    フリー:6.6%+30円〜
    レギュラー:3.4%〜
    ラージ:3.19%〜
    プレミアム:2.99%〜
    無料(0円)国内自社EC向けの定番サービス
    BASE 無料・低価格クラウド型個人・小規模事業者◯無料(0円)スタンダード:0円/月
    グロース:16,580円/月
    スタンダード:3.6%+40円
    (PayPayほかは4.6%+40円)
    グロース:2.9%
    (PayPayほかは3.9%)
    スタンダード:3%
    グロース:0円
    初期費用・月額0円から
    開設できる
    futureshopSaaS型ECプラットフォーム中小〜中堅企業◯問い合わせ問い合わせSBPS利用時:
    Visa/Mastercard 3.2%
    JCB/AMEX/Diners 3.5%
    無料(0円)デザイン・販促・CRMを
    重視する自社EC向け
    EストアーショップサーブSaaS型ECカート中小〜中堅企業◯開通料30,000円プラン4S:25,000円/月
    プラン4G:65,000円/月
    プラン4P:145,000円/月
    決済方法により異なる問い合わせ担当サポート付きで
    構築・運用支援に強い
    EC -CUBEオープンソース型開発体制のある企業◯ソフトウェア自体は無料
    構築費は別途
    ソフトウェア自体は無料
    構築費は別途
    EC-CUBE Payment Plus:2.99%〜3.6%
    プレミアム:2.79%〜3.19%
    無料(0円)自社要件に合わせて
    自由に構築できる
    ecforceD2C・単品通販向けD2C・リピート通販事業者◯問い合わせ問い合わせ問い合わせ問い合わせD2C、定期通販、CRM、
    広告分析に強い
    W2 Repeatリピート通販・サブスク特化型D2C・リピート通販事業者◯問い合わせ問い合わせ10社以上の決済会社と連携問い合わせサブスク・定期通販特化で
    大規模運用にも対応
    スマレジ・ECリピートD2C・定期通販特化型D2C・リピート通販事業者◯問い合わせ49,800円/月〜問い合わせ問い合わせLP一体型フォーム、アップセル、
    CRM分析に対応
    たまごリピート定期通販・頒布会特化型D2C・リピート通販事業者◯ASP:69,800円
    GOLD:99,800円
    プレミアム:776,000円
    ASP:49,800円/月
    GOLD:79,800円/月
    プレミアム:年間2,178,000円(年契約のみ)
    たまごペイメント利用時は別途発生問い合わせ定期購入・ステップメールに特化
    料金や手数料はプラン、決済方法、オプション、契約条件によって変わります。導入前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。定期通販・サブスク対応は、標準、有料プラン、アプリ、プラグインで対応できるものは「◯」としています。

    各サービスは、料金だけでなく、対象事業者、販売方法、サポート体制、外部連携の違いがあります。比較表で候補を絞ったうえで、各サービスの特徴を確認しましょう。

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    ECカートシステムを導入するメリット

    ECカートシステムを導入すると、ネットショップの開設だけでなく、注文受付、決済、配送、顧客管理、販促までを一つの仕組みで管理できます。

    特に、注文数が増えてきた事業者や、決済方法を増やしたい店舗、リピート購入を強化したいEC事業者にとって、運用効率と売上改善の両面でメリットがあります。

    受注・決済・配送業務を効率化できる

    ECカートシステムでは、注文受付、決済処理、入金確認、発送通知、注文ステータス管理などをまとめて行えます。

    手作業で注文を確認し、個別にメールを送り、在庫を更新する運用では、注文数が増えるほど作業負担も増えます。ECカートシステムを使うことで、受注から発送までの流れを整理でき、入力ミスや対応漏れも抑えられます。

    顧客に合う決済方法を用意できる

    ECサイトでは、顧客が希望する決済方法を選べることが重要です。

    クレジットカード、コンビニ払い、後払い、QR決済、ID決済などに対応できれば、購入直前の離脱を減らせます。商材や顧客層によって必要な決済方法は異なるため、複数の支払い方法を用意できる点は大きなメリットです。

    販促・リピート施策を実行できる

    多くのECカートシステムには、クーポン、ポイント、メール配信、レビュー、レコメンド、カゴ落ち対策、定期購入などの販促機能があります。

    新規購入だけでなく、リピート購入や客単価向上を狙う場合は、販促機能の有無が重要です。特にD2Cや定期通販では、初回購入後の継続購入をどう作るかが売上に直結します。

    ネットショップ運営を一元管理できる

    ECカートシステムを使うことで、商品管理、在庫管理、受注管理、顧客管理、販促施策を一つの管理画面で扱えます。

    小規模なうちは手作業でも対応できますが、商品数や注文数が増えると、情報が分散して運用が複雑になります。ECカートシステムを導入すれば、ネットショップ運営の流れを整理し、担当者間の確認や管理もしやすくなります。

    ECカートシステムを導入する時の注意点

    ECカートシステムには多くのメリットがありますが、費用、機能制限、移行作業、運用体制には注意が必要です。

    サービス名や月額費用だけで選ぶと、導入後に「必要な機能が足りない」「想定より費用がかかる」「運用に手が回らない」といった課題が出ることがあります。

    月額費用や手数料が発生する

    ECカートシステムでは、初期費用、月額費用、決済手数料、販売手数料、オプション費用などが発生します。

    無料プランでも、商品が売れたときに決済手数料やサービス利用料がかかる場合があります。一方で、月額費用があるサービスでも、販売手数料が低く、売上規模によっては総額を抑えられるケースがあります。

    導入前には、月額費用だけでなく、売上規模、注文数、決済手数料、オプション費用まで含めて確認しましょう。

    サービスによって機能やデザインに制限がある

    クラウド型のECカートシステムは、サービス側で用意された機能やテンプレートを使うため、デザインや機能に制限がある場合があります。

    独自の販売方法、特殊な会員管理、複雑な送料設定、基幹システム連携などが必要な場合は、標準機能だけでは対応できないことがあります。必要な機能が標準で使えるのか、オプションなのか、個別開発が必要なのかを事前に確認しましょう。

    別システムへの移行には手間がかかる

    一度ECカートシステムを導入すると、別のサービスへ移行する際に商品情報、顧客情報、注文履歴、ポイント情報、URL構造などの移行作業が発生します。

    移行時には、データの抜け漏れ、SEO評価の低下、決済設定の見直し、配送設定の再構築などにも注意が必要です。長期的に使う前提で、現在の運用だけでなく、将来の商品数や売上規模も見て選ぶことが重要です。

    運用体制を整えないと活用しきれない

    ECカートシステムを導入しても、商品登録、在庫更新、受注処理、顧客対応、販促施策を行う体制がなければ運用が継続できず成果につながりません。

    特に、クーポン、メール配信、レビュー施策、定期購入、CRM機能などは、使い続けることで効果が出ます。社内で誰が運用するのか、どこまで外部パートナーに任せるのか、サポートをどの程度受けられるのかを導入前に確認しましょう。

    まとめ

    ECカートシステムは、ショッピングカートや決済だけでなく、商品登録、受注管理、在庫管理、配送設定、顧客管理、販促機能まで含むネットショップ運営の基盤です。

    選ぶ際は、料金の安さだけで判断せず、自社のビジネス形態に合うタイプを絞ることが重要です。個人や小規模のネットショップ、中小企業の自社EC、定期購入やD2C、WordPressへのカート追加、中堅、大規模ECでは、候補になるECカートシステムが変わります。

    候補となるタイプを絞ったうえで、商品数、決済方法、受注管理、在庫管理、配送設定、販促機能、外部連携、サポート体制を比較しましょう。現在の販売方法だけでなく、今後の商品数や注文数、定期購入、外部システム連携も踏まえて、自社の運用に合うサービスを選ぶことが重要です。

  • ECパッケージ8選比較!費用や選び方と中〜大規模EC向けの機能を解説

    ECパッケージ8選比較!費用や選び方と中〜大規模EC向けの機能を解説

    ECパッケージは、中〜大規模のECサイト構築に合う、拡張性とカスタマイズ性の高いECシステムです。。

    無料のネットショップ作成サービスとは異なり、独自機能・基幹連携・業務フローに合わせた構築に向いています。

    この記事でわかること
    • ECパッケージとクラウド型ネットショップ作成サービス・ECカートシステム、オープンソースECの違い
    • ECパッケージが合う企業・合わない企業
    • ECパッケージの費用相場、主な機能、比較時に確認すべきポイント

    ECパッケージとは

    ECパッケージとは、ECサイトに必要な商品管理、受注管理、決済、顧客管理、販促、外部システム連携などの機能を備えたEC構築システムです。

    無料のネットショップ作成サービスやクラウド型カートと比べると、導入費用や構築期間は大きくなりますが、自社の販売方法や業務フローに合わせた設計ができます。そのため、商品数が多いECサイト、複数ブランドを運営する企業、基幹システムや物流システムと連携したい企業などで選ばれています。

    一方で、個人や小規模店舗が「まずは無料でネットショップを始めたい」という場合には、ECパッケージよりも無料ネットショップ作成サービスやクラウド型のECカートシステムの方が適しています。

    ECパッケージは中〜大規模EC向けの構築システム

    ECパッケージは、中〜大規模のECサイト構築やリニューアルで選ばれています。

    たとえば、次のような要件がある場合におすすめです。

    • 商品数やSKU数が多い
    • 受注件数が多く、手作業での管理に限界がある
    • 会員ランクや顧客ごとに価格を変えたい
    • 定期購入、予約販売、BtoB取引など独自の販売方法がある
    • 基幹システム、ERP、CRM、倉庫管理システムと連携したい
    • 複数店舗、複数ブランド、越境ECをまとめて管理したい

    ECパッケージは、あらかじめ用意された標準機能をベースにしながら、自社の要件に合わせて追加開発やカスタマイズを行える点が特徴です。

    たとえば、単に商品を登録して販売するだけでなく、在庫情報を自社独自の基幹システムと連携したり、顧客ごとに表示価格を変えたり、物流倉庫へ出荷データを自動で送ったりできます。

    このように、ECパッケージは「ネットショップを簡単に作るサービス」というより、事業規模や業務内容に合わせてECサイトを構築するためのシステムです。

    ECパッケージでできること

    ECパッケージは、ECサイト構築に加えて、商品管理、受注管理、決済、顧客管理、販促、外部システム連携まで対応できるECシステムです。中〜大規模ECでは、標準機能を土台にしながら、自社の販売方法や業務フローに合わせて機能を組み合わせます。

    機能カテゴリ主な内容
    商品、在庫管理商品登録、SKU管理、在庫数管理、カテゴリ管理、販売ステータス管理
    受注、決済管理注文処理、入金確認、決済連携、キャンセル処理、返品対応
    顧客管理、会員管理会員登録、購入履歴、ポイント、会員ランク、顧客別条件設定
    販促、CRMクーポン、メール配信、レビュー、レコメンド、キャンペーン、売上分析
    外部システム連携基幹、ERP、CRM、WMS、配送管理、会計システムとの連携
    セキュリティ、拡張対応SSL、権限管理、ログ管理、不正注文検知、多店舗、多言語、多通貨対応

    ECパッケージはこれらの機能を必要に応じて追加・拡張できる柔軟性があり、自社のビジネスモデルや販売戦略に合わせた構築が可能です。

    ECパッケージのメリット

    ECパッケージのメリットは、標準機能を活用しながら、自社のEC事業に合わせた構築ができる点です。
    商品数や受注件数が多い場合、外部システム連携が必要な場合、独自の販売方法に対応したい場合に有力な選択肢になります。

    必要な機能が充実している

    ECパッケージには、商品管理、在庫管理、受注管理、決済、顧客管理、販促、分析など、ECサイト運営に必要な機能があらかじめ備わっています。中〜大規模ECでも、標準機能を土台にしながら自社の販売方法に合わせて構築できます。

    カスタマイズ性が高い

    ECパッケージは、デザイン、商品ページ、購入フロー、管理画面などを自社の要件に合わせて調整できます。無料サービスやASP型ECカートでは対応しにくい独自機能も追加できます。

    基幹システムや物流システムと連携できる

    基幹システム、在庫管理、物流システム、CRM、店舗システムなどと連携できる点も強みです。受注から出荷、顧客管理までをつなげることで、EC運営全体を効率化できます。

    セキュリティ要件に合わせて設計できる

    ECサイトでは、顧客情報や決済情報を扱うため、セキュリティ対策が欠かせません。ECパッケージは、企業のセキュリティ基準や運用ルールに合わせた設計ができます。

    事業拡大に合わせて機能を追加できる

    ECパッケージは、商品数、会員数、注文数の増加に合わせて機能を追加できます。将来的にB2B、定期通販、オムニチャネルなどへ展開したい企業にも合います。

    ECパッケージのデメリット・注意点

    ECパッケージは自由度や拡張性が高い一方で、導入費用、構築期間、運用体制の負担も大きくなります。
    導入前には、費用だけでなく、社内体制、外部パートナー、保守・改修の方針まで確認することが重要です。

    導入・運用にかかるコストが高い

    ECパッケージは、無料サービスやASP型ECカートと比べて導入費用が高くなります。初期費用だけでなく、月額費用、保守費用、追加開発費まで含めて検討する必要があります。

    導入までに時間がかかる

    要件定義、設計、開発、テストを行うため、導入までに一定の期間がかかります。短期間でネットショップを開設したい企業よりも、計画的にEC基盤を整えたい企業に合います。

    アップデート・改修に費用が発生する場合がある

    ECパッケージは、導入後も機能追加や外部連携の変更が発生します。事業拡大に合わせて改修できる一方で、追加費用や運用工数を見込んでおく必要があります。

    ECパッケージの費用相場

    ECパッケージの費用は、構築範囲やカスタマイズ内容、外部システム連携の有無によって大きく変わります。初期費用だけでなく、月額費用、保守費用、追加開発費まで含めて確認しましょう。

    費用項目費用相場主な内容
    初期費用300万〜1,000万円以上要件定義、設計、構築、初期設定
    月額費用、保守費用20万〜50万円/月システム利用料、保守、監視、サポート
    カスタマイズ費用50万〜数百万円独自機能、画面改修、業務フロー対応
    外部システム連携費用50万〜300万円以上基幹、物流、CRM、決済、会計連携
    データ移行、リニューアル費用100万〜500万円以上商品、会員、受注データ移行、テスト

    実際の費用は要件によって変わるため、複数社から見積もりを取り、構築範囲と運用費を比較しましょう。

    ECパッケージの選び方|導入を検討すべき企業

    ECパッケージを選ぶ際は、機能数だけで判断するのではなく、自社の販売方法、受注規模、外部システム連携、運用体制まで確認することが重要です。無料ネットショップ作成サービスやASP型ECカートで対応できる範囲を超える企業は、ECパッケージの導入を検討する段階です。

    比較ポイント確認する内容導入を検討すべき企業
    導入実績同業種、同規模、同じ販売形態
    での導入実績があるか
    自社に近い課題を解決したパッケージを
    確認したい企業
    販売形態B2C(D2C)、B2B、定期通販、
    サブスク、オムニチャネルに
    対応できるか
    複数の販売方法を展開する企業
    受注規模注文数、会員数、商品点数、
    アクセス数の増加に対応できるか
    受注件数や商品数が多い企業
    カスタマイズ性独自機能、購入フロー、管理画面、
    会員条件を変更できるか
    標準機能だけでは業務に合わない企業
    外部システム連携基幹システム、物流システム、
    在庫管理、CRM、店舗システム
    と連携できるか
    既存システムとECを連携したい企業
    運用体制社内担当者、制作会社、
    ベンダーの役割を決められるか
    継続的に改善、運用できる体制がある企業
    費用初期費用、月額費用、保守費用、
    追加開発費を確認できるか
    中長期でEC投資を行う企業

    ECパッケージは、導入後も機能追加や外部連携の変更が発生します。そのため、現在の課題だけでなく、将来的な商品数、販売チャネル、会員数、受注件数の増加まで見据えて選ぶことが重要です。

    おすすめのECパッケージ8選比較

    比較表では、「B2C(D2C)」「B2B」「定期通販、サブスク」の対応領域を確認し、対象規模、費用、カスタマイズ性、外部システム連携を比較しましょう。

    サービス名タイプ対象規模B2C(D2C)B2B定期通販
    サブスク
    初期費用月額費用決済手数料その他費用カスタマイズ性外部システム連携おすすめ企業
    ecbeingECパッケージ
    資料ダウンロード
    中堅〜大手◯◯◯問い合わせ問い合わせ問い合わせ運用サービス費用、
    オプション費用、
    クラウド利用費用など
    高い基幹、物流、CRM、
    店舗連携など
    大規模ECや既存ECのリニューアルを行いたい企業
    W2 UnifiedECパッケージ中堅〜大手◯◯×問い合わせ問い合わせ問い合わせ追加開発、外部連携、
    運用支援などは要件により変動
    高い基幹、在庫、店舗、
    外部サービス連携など
    店舗とECを連携し、複数チャネルを管理したい企業
    EBISUMARTクラウド型ECプラットフォーム中堅〜大手◯◯◯300万円程度〜25万円程度〜問い合わせカスタマイズ費用、オプション費用
    などは要件により変動
    高い基幹、物流、CRM、
    外部ツール連携など
    クラウド環境で柔軟なEC構築を行いたい企業
    W2 RepeatD2C、定期通販特化型中小〜中堅◯◯◯問い合わせ問い合わせ問い合わせ追加開発、外部連携、運用支援
    などは要件により変動
    高い決済、CRM、物流、
    外部ツール連携など
    定期購入やLTV向上を重視する企業
    ecforceD2C、単品通販向け中小〜中堅◯×◯スタンダード:148,000円
    エキスパート:248,000円
    スタンダード:49,800円/月
    エキスパート:99,800円/月
    問い合わせ月額従量:30円/件高い決済、CRM、物流、
    広告、分析ツール連携など
    D2Cブランドや単品リピート通販を展開する企業
    makeshopエンタープライズクラウド型EC、セミカスタマイズ中小〜中堅◯◯◯11,000円60,500円/月〜カード手数料:3.14%販売手数料:0円
    オプション費用は別途
    中〜高基幹、会員、受発注、
    外部ツール連携など
    標準カートより柔軟な構築を求める企業
    futureshopSaaS型ECプラットフォーム中小〜中堅◯×◯Standard:22,000円〜52,000円Standard:24,000円/月〜57,000円/月
    2026年8月以降:27,000円/月〜64,000円/月
    決済方法により異なるロイヤリティなし定期購入、
    頒布会オプション:5,000円/月
    中決済、CRM、外部ツール、
    店舗連携など
    自社ECの運用改善や販促を強化したい企業
    EC-CUBEオープンソースEC小規模〜大規模◯◯◯ソフトウェア:0円
    構築費は別途
    ソフトウェア:0円サーバー、
    保守費用は別途
    EC-CUBE Payment Plus:2.79%〜3.6%Payment Plus月額基本料:5,980円〜9,980円
    商用ライセンス、開発費、保守費は別途
    高い開発次第社内開発体制や制作会社と構築できる企業
    料金は公式掲載情報をもとに記載しています。ECパッケージやクラウド型ECプラットフォームは、構築範囲、カスタマイズ内容、外部システム連携、運用支援の有無によって費用が変動します。公式サイトで具体的な料金が公開されていないサービスは「問い合わせ」としています。

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    ECパッケージが合う企業、合わない企業

    ECパッケージは、商品数、受注件数、会員数が多く、独自機能や外部システム連携が必要な企業に合う構築方法です。一方で、小規模にネット販売を始めたい段階では、無料ネットショップ作成サービスやASP型ECカートの方が費用を抑えられます。

    判断軸ECパッケージが合う企業ECパッケージ以外も検討したい企業
    事業規模中〜大規模ECを運営している小規模にネット販売を始めたい
    商品数、受注数商品数や注文数が多い商品数や注文数がまだ少ない
    販売形態B2C、B2B、定期通販、
    複数ブランドを展開
    する
    単品販売や少数商品の販売が中心
    カスタマイズ独自機能や業務フローに合わせたい標準機能で十分に運用できる
    外部連携基幹、物流、在庫、CRMと連携したい外部システム連携が少ない
    開発、保守体制社内担当者や外部パートナーと
    継続運用できる
    開発体制がある場合は、EC-CUBEなど
    のオープンソースECも候補
    になる
    費用初期費用、月額費用、保守費用
    を含めて投資できる
    小規模に始める場合はASP型ECカート、
    開発体制がある場合はEC-CUBEも比較する

    ECパッケージは、クラウド型ネットショップ作成サービスやECカートシステムより費用と構築期間は大きくなりますが、カスタマイズ性と大規模ECへの対応力に強みがあります。

    構築方法費用構築期間カスタマイズ運用の手軽さ大規模EC
    ECパッケージ高い中〜長い◯△◯
    クラウド型ネットショップ作成サービス安い短い△◯△
    ECカートシステム中中△△△
    オープンソースEC中〜高い中〜長い◯✕◯
    フルスクラッチ開発とても高いとても長い◎✕◎

    EC-CUBEなどのオープンソースECは、ソースコードを改修できる自由度があります。標準機能では足りない部分を改修したり、独自の販売方法に合わせて機能を追加したりできます。一方で、サーバー管理、セキュリティ対策、バージョンアップ、プラグイン管理は導入企業側で対応が必要なため、開発、保守体制のある企業で候補になります。

    開発、保守体制がない企業は、ECパッケージやクラウド型ECサービスも含めて比較しましょう。

    ECパッケージは中長期目線で比較しよう

    ECパッケージは、カスタマイズ性や外部システム連携に強く、中〜大規模ECの構築に合うシステムです。一方で、導入費用、月額費用、保守費用、追加開発費が発生するため、初期費用だけで判断しないことが重要です。

    ECサイトは、決済方法、販売チャネル、顧客管理、セキュリティ要件などが継続的に変化します。ECパッケージを比較する際は、現在の課題だけでなく、将来的な商品数、受注件数、会員数、外部システム連携、改修体制まで含めて検討しましょう。

  • ネットショップの作り方を解説|開業準備・費用・サービス12社比較

    ネットショップの作り方を解説|開業準備・費用・サービス12社比較

    ネットショップは、ネットショップ作成サービスを利用すれば、プログラミングをしなくても作れます。ただし、商品を登録して公開するだけで販売が始められるわけではありません。販売する商品、利益が残る価格、決済方法、配送条件、法令に基づく表示を準備する必要があります。

    初めて自社のネットショップを作る場合は、まず販売方法と事業規模を決め、利用するサービスを選び、商品・決済・配送を設定し、テスト注文をしてから公開するのが基本です。

    この記事では、作成方法の違いから開設準備、具体的な設定手順、主要サービスの料金・機能まで解説します。 先に結論を整理すると、固定費を抑えて販売を試すなら月額0円のプランがあるサービス、実店舗と在庫を一緒に管理したいならPOS連携に対応するサービス、越境販売や機能拡張が必要なら拡張性を備えたECプラットフォームが候補になります。月額0円でも決済手数料は発生するため、売上が増えた後の総費用も確認しましょう。

    この記事で分かること
    • ネットショップを開業する主な方法
    • ネットショップ開設前に準備すること
    • 自社に合うネットショップ作成サービスの選び方

    無料ではじめやすい自社ECならSTORES

    STORES 無料開始のネットショップ定期購入/予約販売OK

    STORES
    • 初期/月額/販売手数料0円・最短10秒で無料登録
    • 48種のおしゃれな無料テンプレート・定期通販/予約販売/クーポンなど豊富な機能
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    ネットショップの作り方は大きく4種類

    ネットショップの作り方は、ASP・SaaS型の作成サービス、ECモール、オープンソース、自社向けECパッケージ・個別開発の4種類です。自分のショップを短期間で開設したい場合は、ショップ機能と運用環境が一体になった作成サービスから検討すると選択しやすくなります。

    方法特徴向いている状況事前に確認する負担
    作成サービス(ASP・SaaS)管理画面で商品・決済・デザインを設定初めての自社EC、小規模~成長企業月額・決済手数料、機能制限、移行性
    ECモールモールの販売基盤へ出店モール内の集客も活用したい出店条件・各種手数料・運営ルール
    オープンソースEC-CUBE等を導入し構築技術者がいて独自要件があるサーバー、更新、セキュリティ、保守
    ECパッケージ・個別開発要件に合わせ基幹連携や独自機能を実装中~大規模、複雑な業務要件初期投資、開発・保守、移行費用

    作成サービスとECモールは何が違う?

    作成サービスは自社のショップ名・URL・デザインを中心に販売ページを運営する方式です。一方、Amazonや楽天市場などのECモールは各モールが用意する出店・販売ルールの中で販売します。モールは購入者が訪れる販売場所を利用できる一方、表示方法や手数料、顧客への接点には制約があります。どちらが有利かは商品・集客力・費用条件によって変わります。

    「自社ショップを作る方法」と「モールへ出店する方法」を同時に比較し、必要に応じて併用する考え方もあります。ただし本記事のサービス比較は、原則として自社ショップを作成できるサービスを中心にしています。

    WordPressやEC-CUBEを使う場合

    WooCommerceなどのWordPress用拡張機能やEC-CUBEを使えば、独自の販売フローやデザインを実装する選択肢があります。ソフトウェアの利用料が無料でも、サーバー、テーマやプラグイン、決済契約、保守、脆弱性対策に別途コストがかかります。「オープンソース=運営費も無料」ではありません。社内に保守担当者がいない場合は、外注費も見積もりましょう。

    ネットショップを作る前に準備する7項目

    作成サービスに申し込む前に、販売条件を先に決めておくことが大切です。準備を後回しにすると、選んだサービスで希望する商品や決済が使えない、送料の計算が合わないといった問題が起こりやすくなります。

    1.販売商品と販売できる条件を確認する

    商品ジャンル、仕入れ方法・製造方法、単品・セット・定期・予約販売の別、予定商品数を整理します。食品、酒類、中古品、医薬品などは商材や販売形態に応じて許認可や規制の確認が必要です。サービス側の販売禁止商品・審査条件も事前に確認してください。許認可の要否は事業と商品によって異なるため、該当する行政窓口に確認します。

    2.誰に何を届けるショップかを決める

    対象顧客、主な商品価格帯、ショップ名、ブランドの特徴を一文で整理します。ショップ名は同業他社・商標との混同や、SNSアカウント名・ドメインの使用可能性も確認しておきましょう。見た目を先に作るより、商品を選ぶ理由が伝わるかを優先します。

    3.売上ではなく注文単位の利益を計算する

    商品価格から仕入れ・制作原価、決済手数料、販売手数料、送料の事業者負担分、梱包資材、販促費などを差し引いて利益を見積もります。決済手数料に「%+1注文当たり固定額」がある場合は、客単価によって実質負担が変わります。月額固定費だけでサービスの安さを判断しないことが重要です。

    4.配送・在庫・返品の流れを決める

    在庫をどこで管理するか、注文後何営業日で発送するか、配送会社・送料区分・梱包方法・破損時の対応を決めます。注文キャンセル、返品・交換条件、問い合わせ窓口も作成前に用意します。冷蔵・冷凍やサイズ超過など特殊な配送を行う場合はサービス側の配送設定が対応できるか確認します。

    ネットショップの具体的な作り方|公開までの6ステップ

    準備ができたら、サービスの管理画面でショップを設定します。手順や画面名はサービスによって異なりますが、作業順序は共通しています。

    ステップ1.サービスに登録し、ショップの基本情報を設定する

    ショップ名、メールアドレス、連絡先、利用プラン、管理者アカウントを設定します。運営者が複数いる場合は、担当者別の権限設定や二段階認証などアカウント保護の機能も確認します。独自ドメインを使う場合は、この段階で利用条件と設定費用を調べます。

    ステップ2.商品を登録して販売ページを作成する

    商品名、価格、商品画像、説明、バリエーション、在庫数、販売可能な地域などを登録します。画像にはサイズ感が分かる写真を含め、素材・寸法・原材料・取扱条件など購入判断に必要な情報を優先して掲載します。商品登録後はスマートフォン画面でも読みやすいかを確認してください。

    ステップ3.デザインとショップの案内ページを整える

    テンプレートを選び、ショップ紹介、配送案内、問い合わせ先、プライバシーポリシーなどを設けます。初期段階では凝った装飾より、商品が探しやすく、送料・返品条件・購入ボタンが見つかる構成を優先します。

    ステップ4.決済・送料・税・メール通知を設定する

    利用できる決済方法を有効化し、送料条件、発送地域、税率の取扱い、注文確認メールなどを設定します。決済は審査完了まで利用できない場合があるため、公開予定日から逆算して申請しましょう。税率やインボイスの取り扱いは事業形態・商品の区分に応じて専門家または国税庁情報で確認します。

    ステップ5.テスト購入で一連の動作を確認する

    公開前に、購入画面・決済・在庫減算・確認メール・送料計算・受注通知・キャンセル・返金処理のテストを行います。サービスのテスト注文機能や、実際に利用できる少額注文など、公式に案内された方法を利用してください。定期購入や予約販売を扱う場合は、初回だけでなく継続課金・配送タイミングの表示も確認します。

    ステップ6.公開して注文・アクセスを点検する

    公開後は、商品ページの閲覧、カート投入、購入完了、問い合わせ、キャンセル発生率などを確認します。改善は「アクセスが少ない」「商品が見られても売れない」「カートで離脱する」のどこに課題があるかを分けて行いましょう。集客施策の詳しい進め方はECサイトの集客方法で確認できます。

    ネットショップ作成サービスの選び方|6つの比較ポイント

    サービス選定では、「無料かどうか」だけでなく、どの費用がいつ発生するか、売る方法に対応するか、運用し続けられるかを確認します。初めて作る場合は、次の6点を満たす候補から絞り込む方法が現実的です。

    初期費用・月額料金・売上時の手数料を分けて見る

    比較する費用は、①初期費用、②月額固定費、③決済手数料、④別建てのサービス利用料・販売手数料、⑤振込・決済追加費用です。「月額0円」は②が0円という意味で、③や④まで0円とは限りません。年払い価格を月額換算しているか、税区分はどうかも合わせて確認します。

    販売したい商品の形式に対応しているか

    物販のほか、デジタルダウンロード、予約販売、定期購入、セット商品、名入れ商品、複数配送先など、必要な販売形式を洗い出します。対応機能が標準か、有料拡張か、外部連携かによって運用コストと設定負荷が変わります。

    決済・配送・入金の条件は事業に合うか

    クレジットカード以外の決済手段、振込申請の要否、入金タイミング、返金条件、店頭受け取り、配送会社との連携を確認します。資金繰りを考える場合は、決済手数料だけでなく「売上がいつ入金されるか」が重要です。

    デザイン・独自ドメイン・集客機能を確認する

    テンプレートの自由度、独自ドメインの条件、検索エンジン向けの基本設定、SNSとの連携、クーポン、メール配信など、販売に必要な項目が使えるか確認します。デザインの美しさだけでなく、スマートフォンで購入しやすいことを優先しましょう。

    店舗や他の販売チャネルと在庫を連携できるか

    実店舗とネットショップで同じ在庫を販売するなら、POS・在庫連携が必要です。楽天市場・Amazonなどと併売する場合は、受注や在庫を一元管理できるか、外部システム費用がかからないかを確認します。

    運営サポートと将来の移行を確認する

    問い合わせ手段、管理者権限、注文データのエクスポート、機能拡張、プラン変更・解約条件を確認します。無料から始める場合でも、売上増加に合わせて有料プランへ変更できるか、他サービスへ移行する際に商品・注文情報を取り出せるかを把握しておくと安心です。

    おすすめネットショップ作成サービス12選比較表

    ネットショップの作成やECサイト構築に利用できるサービスの中から、個人、小規模事業者向けのクラウド型サービス、中小企業向けのSaaS型サービス、D2Cや定期通販向けサービス、法人向けEC構築サービスを選定しています。料金、販売方法、決済機能、受注管理、サポート体制、事業規模との相性を比較し、自社ECを始める際の候補になるサービスを掲載しています。

    サービス名イメージタイプおすすめの事業者初期費用月額費用決済手数料販売手数料特徴
    STORES無料・低価格クラウド型個人・小規模事業者無料(0円)
    無料アカウント作成
    フリー:0円/月
    スタンダード:3,300円/月
    フリー:5.5%〜
    スタンダード:3.6%〜
    無料(0円)月額0円から始められ、
    店舗向けサービスとも連携
    ecbeing法人向けEC構築サービス中堅〜大規模企業問い合わせ
    資料ダウンロード
    問い合わせ代行会社による問い合わせBtoC、BtoB、モール型、
    越境ECなど大規模構築に対応
    Squareオンラインビジネスsquareオンラインビジネス_ロゴ無料・低価格クラウド型個人・小規模事業者無料(0円)フリー:0円/月
    プラス:3,375円/月
    プレミアム:9,180円/月
    フリー・プラス:3.6%
    プレミアム:3.3%
    無料(0円)Square決済・POSと連携し、
    店舗販売と相性が良い
    おちゃのこネット無料・低価格クラウド型小規模〜中小事業者無料(0円)スタートアップ:0円/月
    ベーシック:3,960円/月
    アドバンスド:13,200円/月
    スタートアップ:6.6%
    ベーシック・アドバンスド:3.5%~
    無料(0円)商品点数の多いショップにも
    対応しやすい国内サービス
    easy myShop無料・低価格クラウド型小規模〜中小事業者無料版:0円
    スタンダード:3,300円
    無料版:0円/月
    スタンダード:3,900円/月
    プロフェッショナル:8,700円/月
    カートプラン:2,900円/月
    有料プラン:3.57%+40円(税別)
    無料プラン:5.0%+40円(税別)
    ※クレジットカード決済・コンビニ決済共通
    無料(0円)オーダーメイド商品、
    セット販売に強い
    BASE無料・低価格クラウド型個人・小規模事業者無料(0円)スタンダード:0円/月
    グロース:16,580円/月
    スタンダード:3.6%+40円
    (PayPayほかは4.6%+40円)
    グロース:2.9%
    (PayPayほかは3.9%)
    スタンダード:3%
    グロース:0円
    初期費用・月額0円から
    開設できる
    ShopifySaaS型ECプラットフォーム中小〜中堅企業無料(0円)Basic:3,650円/月〜
    Grow:10,100円/月〜
    Advanced:44,000円/月〜
    ベーシック:3.55%
    スタンダード:3.4%
    プレミアム:3.25%
    無料(0円)アプリ拡張、越境EC、
    複数チャネル販売に強い
    カラーミーショップクラウド型ECカート小規模〜中小企業フリー:0円
    レギュラー:3,300円
    ラージ:3,300円
    プレミアム:22,000円
    フリー:0円/月
    レギュラー:4,950円/月
    ラージ:9,595円/月
    プレミアム:35,640円/月
    フリー:6.6%+30円〜
    レギュラー:3.4%〜
    ラージ:3.19%〜
    プレミアム:2.99%〜
    無料(0円)国内自社EC向けの
    定番サービス
    makeshopSaaS型ECカート中小〜中堅企業プレミアム:11,000円
    エンタープライズ:11,000円~
    プレミアム:13,750円/月
    エンタープライズ:問い合わせ
    プレミアム:3.19%
    エンタープライズ:3.14%
    無料(0円)機能数が多く、販売手数料0円で
    本格運用向け
    ecforceD2C・単品通販向けD2C・リピート通販事業者問い合わせ問い合わせ問い合わせ問い合わせD2C、定期通販、CRM、
    広告分析に強い
    W2 Repeatリピート通販・サブスク特化型D2C・リピート通販事業者問い合わせ問い合わせ決済会社により異なる従量課金あり定期通販、サブスク、CRM、
    LP改善に対応
    W2 Unified総合ECプラットフォーム中堅〜大規模企業問い合わせ問い合わせ決済会社により異なる問い合わせ1,000以上の機能でEC構築、
    集客、運営、分析を支援
    料金や手数料は、プラン、決済方法、オプション、契約条件によって変わります。販売手数料が0円の場合でも、決済手数料、注文手数料、振込手数料、オプション費用などが発生する場合があります。導入前に各サービスの最新情報を確認してください。

    各サービスは、料金だけでなく、販売方法、商品登録、受注管理、デザイン、販促機能、サポート体制に違いがあります。比較表で候補を絞ったうえで、各サービスの特徴を確認しましょう。

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    目的別に読みたい関連記事

    ネットショップ作成の目的によって、詳しく確認すべき内容は異なります。無料で始めたい場合、カート機能を比較したい場合、法人向けに本格構築したい場合は、下記の記事も参考になります。

    無料で始めたい場合

    初期費用や月額費用を抑えてネットショップを開設したい場合は、無料プランのあるサービスを比較しておきましょう。決済手数料、販売手数料、使える機能を確認することが重要です。

    ECカート機能を詳しく比較したい場合

    決済、受注管理、配送設定、カート機能を重視する場合は、ECカートシステムの比較記事が参考になります。販売方法や事業規模に合わせて、必要な機能を確認しましょう。

    法人向けに本格構築したい場合

    商品数や受注件数が多い場合、基幹システムや物流システムと連携したい場合は、ECパッケージも候補になります。中〜大規模ECや既存ECのリニューアルを検討する企業は、比較しておきましょう。

    ネットショップ開業・運営に必要な費用の考え方

    ネットショップの費用は「開設時に必要な固定費」「売上に応じた取引費用」「商品と配送の実費」「継続的な販促費」に分けて考えます。自社で撮影・デザインするか、制作会社へ依頼するかでも初期費用は変わります。したがって、すべての店舗に共通する開業費用の総額を断定することはできません。

    たとえばBASEのスタンダードプランで、カード決済による注文を月30件・1注文5,000円(売上15万円、送料込み金額と仮定)受けた場合、公式に案内される標準料率に基づく概算取引費用は「150,000円×3.6%+40円×30件+150,000円×3%=11,100円」です。この額は決済・サービス利用料の単純試算であり、商品原価、送料、振込手数料、PAY ID経由注文、端数処理、その他の条件は含みません。

    同じ注文金額・注文数で、Square オンラインビジネスのフリープランを利用し、対象決済が一律3.6%だった場合の単純計算は5,400円です。ただし両社は決済方法、販売機能、振込条件、その他の利用条件が異なるため、金額だけで優劣を決める比較ではありません。

    実際に比較する際は、予想月商に加えて注文単価・注文回数・使用する決済方法をそろえ、手数料と月額固定費を同じ条件で試算してください。無料プランをさらに詳しく比較する場合は無料ネットショップ作成サービスの料金比較も参考になります。

    ネットショップ公開前に確認したい法律・安全面の注意点

    特定商取引法の表示と返品条件

    ネットショップによる通信販売には、特定商取引法に基づく表示が関係します。販売価格・送料・支払方法・支払時期・商品の引渡時期・販売事業者情報・返品特約など、該当する項目を消費者が購入前に確認できるように表示します。インターネット通販では申込の最終確認画面にも表示が必要な事項があります。

    通信販売には訪問販売と同じクーリング・オフ制度はありません。ただし、返品特約の表示がない場合の法定の申込み撤回・解除のルールが存在します。返品不可にしたい場合も、対象商品や条件、消費者への示し方を消費者庁の案内で確認しましょう。

    取り扱う商品によって必要な許可が異なる

    すべてのネットショップに一律の販売免許が必要というわけではありません。中古品、酒類、食品、医薬品などでは商品や事業形態に応じた許可・届出・表示が必要になる場合があります。たとえば酒類の通信販売には、販売方法に応じた酒類小売業免許が関係します。許認可については所管官庁・保健所・警察署等へ確認してください。

    個人事業の開業届と会計処理

    個人が事業としてネットショップを始める場合は、開業届、帳簿、確定申告等の税務手続きを確認します。開業届の提出期限は2026年1月1日以後の開業分で変更があるため、「開業後1か月以内」という古い案内を前提にせず、国税庁の最新情報を参照してください。

    セキュリティと顧客情報

    ショップ管理者の二段階認証、従業員のアクセス権限、ソフトウェアやプラグインの更新、顧客情報の取り扱い、決済の不正利用対策を確認します。ASP型でも事業者側のパスワード管理や顧客対応が不要になるわけではありません。カートの更新や外部拡張機能の管理責任を契約前に把握しておきましょう。

    ネットショップ作成でよくある質問

    個人でもネットショップを作れますか?

    個人でも作成できます。月額0円から利用できるサービスもありますが、事業として販売する場合は扱う商品に応じた規制、税務手続き、事業者表示を確認する必要があります。

    ネットショップは完全無料で運営できますか?

    月額・初期費用が0円のプランはありますが、売上時の決済手数料、送料、原価、振込関連費用などは別です。「ショップの作成費が無料」と「販売から入金まで完全無料」は同じ意味ではありません。

    作成サービスと制作会社への依頼はどう選べばよいですか?

    標準機能で商品を販売できるなら作成サービスを候補にします。独自の販売フローや大規模な基幹システム連携、特殊なデザイン要件があるなら制作会社・EC構築支援も検討します。外注する場合は初期の制作費だけでなく、公開後の保守費と追加開発費も確認してください。ECサイト制作会社の比較も参照できます。

    途中で別のネットショップ作成サービスへ移行できますか?

    移行自体は可能な場合がありますが、移行できる商品・顧客・注文データの範囲、ドメイン、デザイン、決済契約、定期購入情報はサービスによって異なります。移行費用や顧客への案内が必要になることもあるため、開設前にエクスポート機能と移行方法を確認してください。

    ネットショップを作った後、最初に取り組むことは?

    テスト購入で問題がないことを確認したら、商品を見つけてもらう導線と、購入完了までの分かりやすさを改善します。まずアクセス数、商品の閲覧数、購入件数、問い合わせの内容を確認し、課題が大きい箇所から対応します。

    まとめ|作り方を把握したら販売条件に合うサービスを選ぼう

    ネットショップは、作成方法を選び、販売商品・価格・配送・決済・法令表示を準備し、管理画面で商品とショップを設定して、テスト注文を終えれば公開できます。初めての自社ECなら、作成サービスを基準に必要な機能と費用を比較すると判断しやすくなります。

    ただし、月額0円でも売上時の手数料がかかる場合があるため、予想月商だけでなく注文単価と注文数も踏まえて総費用を比較してください。開業の届出や発送業務をさらに詳しく確認する場合はネットショップ開業の手順と準備、構築方式を横断比較したい場合はECサイト構築サービスの比較を参照してください。

  • ECサイト構築の作り方とは?構築方法や費用を比較!おすすめツールも紹介

    ECサイト構築の作り方とは?構築方法や費用を比較!おすすめツールも紹介

    楽天市場やAmazonなどのショッピングモールではなく、本格的に自社のECサイトの制作・構築を考えている人も多いのでないでしょうか。

    小規模なECサイトからビジネスが軌道に乗り、Amazonやヤフオク、ラクマやメルカリなどを卒業してさらなるレベルアップを目指している人もいるでしょう。

    しかしEC・通販サイト構築は、一般的なホームページ作成とは異なり、ホームページ・ビルダーなどのソフトで気軽に作れるわけではありません。

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    今回はEC・通販サイト構築の5つの方法を徹底解説しながら、手法別の費用比較・手順やおすすめのECサイト構築会社を紹介します。

    ECサイト構築の5つの手法|費用・特徴を比較

    ECサイト構築の5つの手法

    今回紹介するのは以下の5つの方法です。

    EC構築手法概要
    ECモール楽天・Amazonなど既存の大規模ECモールへ出店する形態。
    クラウドサービス
    (ASP)
    STORES、BASEなどのクラウド型ECサービスを利用する方法
    オープンソース無償公開システムを自社サーバーに構築・運用する方式。
    ECパッケージecbeing、w2Commercなど、企業向けの有料ECシステムを自社サーバーに構築・運用する方式。
    フルスクラッチ完全にオリジナルで構築する方式。

    ECサイト構築の5つの手法の費用相場

    ECサイト構築の5つの手法の特徴や費用相場をまとめたものです。

    EC構築手法年商規模初期構築費用運用でかかる費用運用費用相場(月)カスタマイズ(拡張性)
    ECモール個人〜1億前後無料〜5万円・月額利用料
    ・販売手数料

    ・決済手数料
    0〜5万円
    +手数料
    低
    (モール仕様依存)
    Amazon
    楽天
    Yahoo!ショッピング
    クラウドサービス(ASP)個人〜1億前後〜10万円程度月額利用料
    (・販売手数料)
    ・決済手数料
    〜10万円程度
    +手数料
    中
    (アプリ・設定レベル)
    STORES
    Base
    Shopify
    オープンソース1億〜5億前後10〜30万円程度・サーバー費
    ・保守・人件費
    ・決済手数料
    10万円前後〜高
    (コード改修可能)
    EC-CUBE
    ECパッケージ1億〜30億前後100万円〜・ライセンス費
    ・サーバー費
    ・保守・人件費
    ・決済手数料
    〜30万円前後
    +手数料
    非常に高い
    (企業要件対応可)
    ecbeing
    w2Commerce
    フルスクラッチ30億〜数千万円〜・保守・人件費
    ・サーバー費

    ・決済手数料
    数十万円〜
    +手数料
    最高
    (完全自由)
    –

    ECサイトの構築といってもビジネス規模によって選定すべき手法が異なります。
    売上が小さい場合は最低限必要なショッピング機能があれば、ECサイトとして運営できます。
    また、Amazonや楽天市場 といったECモールを利用すれば構築も不要です。

    EC売上規模が大きくなればデザインや機能をカスタマイズすることで、さまざまなツールと連携する場合もあります。
    中小規模の構築には金額も大きくなりますが、カスタマイズ性を重視したオリジナルのサイト構築が可能です。

    各ECサイト構築方法のメリット/デメリットまとめ

    構築手法メリットデメリット
    ECモール制作費が安く
    短期間で開始できる
    カスタマイズ性は低い
    クラウドサービス
    (ASP)
    制作費が安く
    短期間で開始できる
    カスタマイズ性は低い
    オープンソースカスタマイズできるシステムが古くなる
    開発が必要
    ECパッケージ
    クラウドEC
    カスタマイズ性が高い開発コスト
    制作費用が高い
    フルスクラッチカスタマイズ性が高い
    自社システムと連携可能
    開発コストが非常に高い

    小規模向けのECモールやクラウドサービス(ASP)の場合は、初期・月額費用が無料など、安く出品できる反面カスタマイズ性は低くなるのが特徴です。

    オープンソースやECパッケージで構築する場合は、予算も必要になりますが部分的に開発を行うため、デザインなども自由に使えます。
    売上がある程度の段階にくればカスタマイズ性や売上拡大も考慮して選定しましょう。

    1. ECモール|集客力が高い

    【メリット】認知度も高く集客力のあるサイトに出店できる

    Amazonや楽天市場 といったECモールの場合は、CMや広告による集客を運営会社が行っているため、自社で施策を行わなくても集客が可能です。

    また、出店費用自体も0円〜2万円前後とコストを抑えてショップ運営が可能ため、スモールにはじめる場合にはおすすめの手段といえます。

    有名ECモールに出店していることで顧客から信用してもらいやすくなるメリットもあります。

    【デメリット】ブランディングが難しく、ロイヤリティー費用が発生する

    ECモールの問題点は、他のショップとの差別化が計りにくいところです。数多くのショップが出店しているため、モール内のロジックにそって順位変動します。

    また、顧客側に「Amazonで買い物をした」、「ヤフーショッピングで買い物をした」といった印象しか残らないことも考えられます。

    もちろん購入後のメルマガ配信など工夫しだいではありますが、ブランド力をつけるという点では難しいかもしれません。

    また運用費用自体は安いECモールですが、テナント料や手数料も発生します。

    例えばAmazonでは販売手数料として8%〜20%、ヤフーショッピングの販売手数料は3.5%前後の%です。

    2. クラウドサービス(ASP)|個人でも可能

    【メリット】月額・初期費用を抑えたサイト運営が可能

    ASPカートの場合は比較的コストを抑えてサイト構築が可能で、BASEなど無料のカートシステム(インスタントEC)もあります。有料のASPカートの場合はポイント管理、レコメンド機能、クーポン・メルマガ配信、各種クレジット対応な豊富な機能が備わっています。

    また、自社サーバーを用意する必要がなくサービス提供事業者で環境を提供を行い、アップデートも自動更新されるため高機能状態で常に利用が可能です。

    ASP・ショッピングカートシステムの詳細はこちらで紹介しています。

    【デメリット】機能性やカスタマイズ性は低い

    種類にもよりますが、インスタントECやASPカートはカスタマイズ性は高くないことが多いです。標準的な機能が実装されていますが、バリエーションを持った対応をするには適していません。

    また、商品登録数や画像数によって従量課金制のプランになっていることもあるあめ、規模多くなると費用が高くなる場合もあります。

    3. オープンソース|ライセンス費用無料

    【メリット】無料利用が可能で高いカスタマイズ性

    オープンソースソフトの場合は、各種プラグインがそろっており、設定や開発によってはさまざまなカスタマイズが可能です。

    ライセンス費用も無料で提供されているため、知識があれば誰でも自由にサイトの構築やカスタマイズが可能です。

    開発技術がある会社で活用にはおすすめといえます。

    オープンソース・ECパッケージの詳細はこちらで紹介しています。

    【デメリット】開発力のある担当者が必要

    一方で、オープンソースの場合は基本設定は整っているものの、プログラミングスキルが必須となるので、開発力がある会社でなければ運営は難しいです。

    カスタマイズが自由にできる反面、機能や要件をこだわるほど時間がかかっていまう場合もあります。

    オープンソース自体にはコストが発生しないかもしれません が、開発者の人件費も発生するので注意しましょう。

    4. ECパッケージ|機能が充実

    【メリット】高機能なサイト構築に加えてサポートが整っている

    ある程度の標準機能が備わっており、必要似合わせて追加できるのがECパッケージで、希望に近いようなサイト構築がしやすいのが特徴です。

    また、自社の既存のシステムと他の新しいシステムとの連携なども可能です。

    加えてECパッケージは開発業者から提供されているため、導入だけではなく運営や管理までのサポートが受けられます。

    【デメリット】初期費用・環境構築などにコストが掛かる

    初期費用や環境構築コストが発生する点は、デメリットでもあります。

    • インフラやサーバーなどの環境整備コスト
    • カスタマイズ料金
    • ライセンス料金など

    ECパッケージに関しては機能が豊富な一方で、それなりのコストが発生するので一定の規模以上の会社でなければ導入は難しいです。

    バージョンアップの場合も数十万円〜数百万円のコストが発生することもあります。

    また開発を必要とする場合は、カスタマイズやテストなどの準備が必要になってくるため、導入されるまでに数ヶ月かかることもあるためスケジュールなどは事前に引いておきましょう。

    5. フルスクラッチ|オリジナルの大型EC向き

    【メリット】自社専用のEC構築で各種連携などオリジナル構築

    年商数十億といったような大企業向きなのがフルスクラッチです。オリジナルなECサイトを構築可能で自社に合わせて、さまざまな連携や要件を満たすことが可能です。

    複雑な顧客データベースを保有している、複合的なツールをかけ合わせて高度なマーケティングを展開していく場合には、フルスクラッチでの構築を行う場合もあるでしょう。

    【デメリット】開発コスト・要件定義など長期での構築となる

    開発業者や内部の開発担当と連携をとりながら、すべて自社で開発し運用と管理も実施するので、スキルと知識が必要です。加えて導入時にはシステムの開発やインフラへの投資に莫大なコストが発生します。

    数億単位のコストが発生する恐れもあるので、ある程度の準備資金が必要です。また、これまで運用していたツールの要件やシステム連携も含めての構築要件を詰めていく必要があります。

    そのため、公開までは長期的な目線でみながら開発していく必要があります。

    ECサイト構築方法の3つの選定ポイント

    サイト構築を行う際は次の3つのポイントを意識しましょう。

    • 構築・運用に掛かるコスト
    • 規模に応じたカスタマイズの有無
    • 事業成長に合わせたサイト管理の方法

    手法によって構築や運営にかかる費用は大きな違いがあり、利用できる機能や決済方法、ポイントやメール配信といった部分も異なります。

    サイト立ち上げの段階であったとしても、売上拡大を狙っていくのか、スモールにスタートしていくのかといった点も構築時に想定をしておきましょう。

    ECサイト構築の手順|5つのステップ

    ECサイトの構築手順は大きく分けると5つの工程からなります。

    (1)サイト構築手法の選定

    会社にとってどのようなECサイトが必要なのかを明確にし、最適なソリューションを選びます。大規模なECサイトを目指すのか、それとも中規模のECサイトを目指すのかなど、中長期的な視点で検討しましょう。

    加えて利用規模によって必要な機能や施策も変わってくるため、理想の展開施策なども検討しながらイメージを具体的にしていきましょう。

    (2)規模に合わせた構築コスト検討

    これまで紹介してきたとおり、サイト規模によって構築手法は大きくかわってきます。

    年商が数百万円から数千万円程度の比較的小さなビジネス規模であれば、ECモールやASP。年商が1億から数億円程度であればオープンソース・ECパッケージなど、自社にあった手法とコスト検討しましょう。

    (3)連携機能の確認

    下記のようなECサイトの連携機能があるか確認しましょう。連携機能を高められれば商品販売における機会損失を防ぐことも可能です。

    • 在庫管理・販売管理システムとの連携
    • 顧客管理システムとの連携
    • 会計システムとの連携

    特に大きなビジネスの展開を想定しているのであれば、連携機能は重視すべきです。機能性を重視するなら「オープンソース」「ECパッケージ・クラウドEC」「フルスクラッチ」を検討しましょう。

    (4)構築ベンダー・開発業社との打ち合わせ

    ECサイトの構築手法が決定し依頼する開発会社も決まったら、構築ベンダー・開発業社との打ち合わせを実施します。

    ECサイトを構築するにあたり必要な機能や要件を明らかな状態にして、業者側に伝えてください。双方の認識を一致させることで、より理想に近いECサイトが構築できます。

    打ち合わせは何度も行われ、システムの仕様を細かく決定していくことになるので、記録を必ず残しましょう。

    加えてサーバー会社も決定する必要があるため、ECサイトの規模によって容量も大きく異なるので、開発会社の意見も聞きながら選定してください。

    (5)運用準備

    開発会社がECサイトの構築に着手を開始したら自社は運用準備に入ります。

    • 特定商取引法の表記(販売業者や代表者、商品等の情報)
    • プライバシーポリシーの作成(収集した個人情報の取り扱い方法)
    • メールフォーマットの作成
    • データの移行と登録の実施
    • 運用に必要な教育と研修

    ECサイトのリリースまでに上記したことを終えておく必要があります。

    特に重視すべきは「特定商取引法の表記」と「データの移行および登録」です。特定商取引法の表記については、ネットショップに記載が義務付けられています。

    データの移行や登録は時間がかかるので、スケージュールを組んで早めに着手しましょう。

    おすすめのECサイト構築システム比較15選

    サービス名イメージ初期費用月額費用決済手数料販売手数料振込手数料入金サイクル
    STORES無料(0円 )
    無料アカウント作成
    フリー:0円
    スタンダード:1,980円
    フリー:5%
    スタンダード:3.6%
    無料(0円)1万円以上:275円
    1万円以下:上記+275円
    月末締め
    翌月末払い
    ecbeingお問合せ
    資料ダウンロード
    お問合せ代行会社によるお問合せお問合せお問合せ
    おちゃのこネット無料(0円)スタートアップ:0円
    アドバンスド:13,200円
    スタートアップ:6.6%
    アドバンスド:3.5%~
    無料(0円)お問合せお問合せ
    easy myShop無料版:0円
    スタンダード:3,300円
    無料版:0円
    スタンダード:3,300円
    無料版: 5.0%+40円
    スタンダード:3.57%
    無料(0円)お問合せお問合せ
    Shopify無料(0円)ベーシック:3,650円~
    スタンダード:10,100円~
    プレミアム:44,000円~
    ベーシック:3.55%
    スタンダード:3.4%
    プレミアム:3.25%
    無料(0円)お問合せお問合せ
    makeshopプレミアム:1万円
    エンタープライズ:10万円~
    プレミアム:1万円
    エンタープライズ:5万円~
    プレミアム:3.19%
    エンタープライズ:3.14%
    無料(0円)お問合せお問合せ
    Square
    オンラインビジネス
    無料(0円)フリー:0円
    プラス:3,375円
    プレミアム:9,180円
    3.6%
    プレミアム:3.3%
    無料(0円)0円 ※無料最短翌日
    ※最低1週間入金
    カラーミーショップ 無料(0円)フリー:0円
    レギュラー:4,950円
    ラージ:9,595円
    フリー:6.6%+30
    4.0%~
    レギュラー:4.0%~
    ラージ:4.0%~
    無料(0円)1.50%月末締め
    翌々月20日払い
    BASE 無料(0円)無料(0円)3.60%注文毎3%
    +40円
    250円
    ※2万円未満は
    事務手数500円
    10営業日
    ※追加手数料1.5%で
    最短翌日

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    shopserve(ショップサーブ)

    shopserve(ショップサーブ)の紹介
    • 豊富な機能性を最小価格で提供
    • 担当者が徹底サポート
    • 月商1,000万円狙える仕組み

    shopserve(ショップサーブ)の特徴は、豊富な機能性がありますが、最小価格で提供を行っています。機能を追加するためには費用も増えてしまいますが、最初から導入されているため、それ以上の費用が増えることがないため、検討をしてみてください。

    項目内容
    初期費用15,000円
    月額費用11,400円~50,000円
    無料トライアルあり

    詳細はこちら:https://shopserve.estore.jp/

    futureshop

    futureshopの紹介
    • デザインの自由度が高い
    • 多彩な外部サービスと連携
    • 経験豊富なサポート

    futureshopの特徴は、デザインの自由度が高いという点です。他のECカートよりも自由度が高いため、オリジナリティの高いサイトを制作することが可能です。さらに多彩な外部サービスと連携を行うことが可能なため、売上を伸ばすことができるのが魅力です。

    項目内容
    初期費用22,000円~
    月額費用22,000円~
    無料トライアルなし

    詳細はこちら:https://www.future-shop.jp/

    らくうるカート

    らくうるカートの紹介
    • クロネコヤマトのネットショップサービス
    • スマホ完全対応
    • 開業から運用までのサポート

    らくうるカートの特徴はクロネコヤマトのネットショップサービスで信頼度はとても高いです。さらにスマホに完全対応をしているため、スマホユーザーを獲得しやすいのが魅力です。開業から運用が可能になるまでサポートを行ってくれるため、安心して任せることが可能です。

    項目内容
    初期費用3,000円~10,000円
    月額費用300円~13,000円
    無料トライアルあり

    詳細はこちら:https://www.yamatofinancial.jp/cart/

    小規模〜大規模までおすすめECサイト構築会社8選

    ここからはECサイト構築の支援を行うおすすめ業者を紹介します。中小以上の規模の場合はぜひ、検討してみてください。

    会社名イメージ費用特徴支援内容
    株式会社YUGETA
    ECコンサルティング
    問合せ最新のEC方程式で勝てるLP制作
    楽天のランキングで総合1位の実績あり
    楽天/Yahoo!/PayPayモール運用代行
    商品ページ/LP制作・広告運用代行
    楽天ショップ/モールコンサル/SEO
    Finner(フィナー)100,000円~顧客分析・定量分析を元にECサイトを作成
    売れるECサイトを作るための提案
    楽天/Amazon/Yahoo!/Qoo10/自社EC
    出店サポート/コンサルティング/運用代行
    商品ページ制作・LP制作・商品登録
    広告運用/SEO対策
    ALL WEB CONSULTING150,000円~ECコンサルと一緒に売れるサイト作成
    SMBエキスパート企業賞受賞
    楽天/Yahoo/Amazon運用代行
    広告運用代行
    ECサイト構築
    商品ページ・LP制作
    楽天・Yahoo!・Amazon・
    自社ECコンサル、
    SEO対策
    株式会社PIC500,000円~
    (要相談)
    SEOに強いECサイトをオリジナルデザイン
    累計支援社数200社以上、継続率95%以上
    サイト・商品LP制作、
    自社ECサイトコーディング
    トゥルーコンサルティング株式会社
    一括型30万円~
    サブスク型月8万円~も可能
    ※詳細はヒアリング後
    中小企業がECサイトを制作をする場合に
    初期コスト負担を少なくできるサブスクプランを提供
    自社EC/楽天/Amazon/Yahoo/越境EC
    LINE運営・SNS運営もEC事業の戦略から運営
    配送顧客対応まで「まるごと」依頼可能
    askme問合せ1,500店舗実績の老舗ECサイト制作・運用代行
    楽天市場・Yahoo!ショッピング対応
    広告・メルマガ販促
    ネットビジネスエージェント14,300円/月〜
    (36回分割)
    初期0円、月額制でShopify構築Shopify構築・運用サポート
    決済・配送設定
    広告運用代行、SNS広告
    EBISUMART初期構築:300万円〜
    月額:20万円〜
    大規模企業向け高カスタマイズECEBISUMART構築
    オムニチャネル対応、基幹システム連携
    ART TRADING100万円〜Shopify experts認定、二人三脚サポートECサイト構築・運営支援
    カート選定、競合調査ペルソナ設定
    ジェイグラブ問合せ越境EC特化、3,000社以上の海外展開実績越境ECサイト構築
    海外モール出店支援
    j-Grab Mall運営
    ニュートラルワークス398,000円〜Shopify公式パートナー、早いレスポンスECサイト制作・構築
    SEO対策、リスティング広告運用
    LOCAL DIRECT165,000円〜創業26年・150人体制、補助金対応に強いECサイト制作・構築
    自社EC・モール対応
    補助金申請サポート

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    ECサイト構築成功のポイント

    ECサイト構築の手法や特徴について紹介してきましたが、サイトを作ってからがスタートです。ここからは成功のポイントを紹介します。

    O2O・オムニチャネル戦略による店舗とECサイトの連携

    オムニチャネルとは店舗やネット(通販サイトなど)など、さまざまな場面でお客と接点を持とうとする考え方や戦略をさします。

    近年はオンラインや1つの集客手法だけでなく、こうした複合的な施策がトレンドでもあります。ECサイトの運営検討を行う方の中には、アパレルや消費財など小売などの店舗ビジネスの場合もあるでしょう。

    実店舗のオンラインでの購買データと、ECサイト上での購買履歴などをもとに、最適なレコメンド・クーポン配信を検討し顧客単価の引き上げや売上アップを模索しましょう。

    マーケティング戦略を意識した顧客データの統合

    店舗とECサイトの両方を持っている企業の多くは、事業領域やデータベースがわかれていることもあります。

    上述のようなO2O・オムニチャネルを実現する場合は、店舗とECサイトの両方を利用する顧客のデータを一元的に管理する必要があります。

    データ統合を行うことで、大規模なECサイトであれば店舗データを活用して、すぐにレコメンド設計を検討したり、メルマガ配信のセグメントやコンテンツ検討も可能になります。

    データ連携によるクーポン・レコメンドなどのOne to One施策

    データ連携がうまくいけばOne to Oneを意識したマーケティング展開も可能です。

    世界的に有名な小売業の「テスコ」では、顧客のポイントカードのデータをもとにして、顧客がよく購入するクーポンを提供することで来店の促進を行っています。

    また顧客データをもとに買いそうな商品を洗い出して、そのクーポンを発行することでリピートにつなげた実績もあります。

    オンライン・オフラインデータ連携を重視することで、効率的なOne to Oneアプローチが実施できます。

    規模に合わせた手法選択で最適なECサイト構築を

    ご紹介してきたように、売上規模や要件・目指したい方向性によって構築する方法はことなり、コスト面もかわってきます。

    自社にあった構築手法を検討しましょう。