オーダーエントリーシステム(OES)比較10選!種類・導入メリット・選び方

オーダーエントリーシステムは、飲食店の注文受付から厨房への伝達、会計までをデジタル化するシステムです。スタッフが注文を入力するハンディー型だけでなく、客席のタブレットから注文するテーブルオーダー型、顧客のスマートフォンを使うモバイルオーダー型も普及しています。

導入するシステムによって、店舗のオペレーションや必要な端末、料金は大きく異なります。

本記事では、オーダーエントリーシステムの仕組みや種類、導入メリット、費用相場、選び方、おすすめサービスを解説します。

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オーダーエントリーシステム(OES)とは

オーダーエントリーシステムとは、飲食店で受けた注文をデータ化し、厨房への伝達や会計へ連携するシステムです。OESは「Order Entry System」の略称です。

従来の手書き伝票では、スタッフが注文内容を紙に記入し、厨房まで伝票を運び、会計時には注文内容を再度レジへ入力する運用が一般的でした。
オーダーエントリーシステムでは、ハンディーやタブレット、スマートフォンから入力した注文情報を厨房へ送信できます。

現在はスタッフが注文を取るハンディー型だけではありません。顧客が客席のタブレットや自身のスマートフォンから注文するセルフオーダーもあります。

オーダーエントリーシステムの種類

オーダーエントリーシステムは、誰がどの端末から注文するかによって大きく3種類に分けられます。

オーダーエントリーシステムの種類

1. ハンディー型

ハンディー型は、スタッフが客席で注文を受け、その場で端末へ入力する方式です。専用ハンディーのほか、スマートフォンへアプリをインストールして注文端末として使用するサービスもあります。

スタッフによる接客を維持しながら、手書き伝票をなくせる点が特徴です。入力した注文を厨房へ直接送れるため、客席と厨房を往復して伝票を渡す作業も削減できます。

2. タブレット・テーブルオーダー型

タブレット・テーブルオーダー型は、各テーブルに設置したタブレットから顧客自身が注文する方式です。

注文のたびにスタッフを呼ぶ必要がなくなり、ホールスタッフの注文受付業務を削減できます。見やすく画像付きのメニューを表示したり、売り切れ情報を反映したりできます。またモバイルオーダーより幅広い年代に使いやすいのも特徴です。

3. モバイルオーダー型

モバイルオーダー型は、顧客自身のスマートフォンから注文する方式です。店内のQRコードを読み取って注文する方法のほか、来店前にテイクアウト商品を注文する方法もあります。

客席ごとに注文専用タブレットを設置する必要がないため、店舗側で管理する端末数を抑えられます。

オーダーエントリーシステムの仕組み

オーダーエントリーシステムの仕組み

オーダーエントリーシステムを導入すると、注文情報を紙で受け渡すのではなく、データとして店舗内で連携できます。基本的な流れは次のとおりです。

流れ内容
1. 注文受付ハンディー、タブレット、スマートフォンなどから注文内容を入力する
2. キッチンへ伝達入力された注文情報をキッチンモニターなどへ送信する
3. 会計と連携注文情報を会計へ反映し、会計時の再入力を削減する
4. 売上・注文データを管理注文履歴や売上情報を蓄積し、店舗運営や売上分析に活用する

注文情報が自動で連携されるため、スタッフが注文伝票を厨房まで運ぶ作業や、会計時に注文内容を入力し直す作業を削減できます。

ただし、すべてのオーダーエントリーシステムが会計や売上管理まで単体で対応しているわけではありません。利用するサービスによって、POSレジとの連携方法や対応範囲が異なります。

オーダーエントリーシステムの主な機能

オーダーエントリーシステムには、注文受付だけでなく、厨房への伝達やメニュー管理、会計連携など店舗業務を効率化する機能があります。

主な機能内容
注文受付・オーダー管理スタッフまたは顧客が入力した注文をデータで管理する
キッチンへの注文伝達注文内容を厨房側へ送信し、調理する商品や数量を共有する
メニュー・商品管理商品名、価格、オプション、売り切れなどを管理する
会計連携注文情報を会計へ反映し、会計時の再入力を削減する
売上・注文データ管理商品別の注文数や売上などを記録し、店舗運営に活用する

サービスによっては、注文履歴、商品の残数、トッピング、食べ放題・飲み放題の時間管理など、飲食店向けの機能も搭載されています。

オーダーエントリーシステムを導入するメリット

注文業務を効率化できる

オーダーエントリーシステムを導入する最大のメリットは、注文受付から厨房への伝達までの作業を効率化できることです。

入力した注文情報がキッチンにすぐ連携されるため、ホールとキッチンを往復する時間を減らせます。

テーブルオーダーやモバイルオーダーでは顧客自身が注文するため、スタッフが注文を受ける業務から削減できます。

注文ミス・伝達ミスを削減できる

注文内容をデータで送信することで、手書きによる記入ミスや文字の読み間違いを削減できます。

紙伝票で発生する聞き間違い、急いで記入した文字の読み間違え、トッピングやオプションの確認漏れなども減らせます。

会計業務を効率化できる

会計システムと連携できるオーダーエントリーシステムでは、注文データを会計へ反映できます。

注文内容を会計時にPOSレジに入力する必要がなくなるため、レジ業務の時間短縮と入力ミスの削減につながります。

店舗の回転率向上につながる

注文から厨房への伝達時間を短縮すると、注文受付や料理提供を滞らせる要因を減らせます。

テーブルオーダーやモバイルオーダーでは、顧客がスタッフを呼ばずに追加注文できるため、ピーク時間帯でも注文待ちの時間が減ります。

売上・注文データを一元管理できる

オーダーエントリーシステムで受けた注文はデータとして蓄積できます。

売上管理機能やPOSレジと連携すれば、商品別の販売状況、注文履歴、客単価などを店舗運営に活用できます。サービスによっては当日の売上や客単価を確認できる機能もあります。

オーダーエントリーシステムの導入費用・料金相場

オーダーエントリーシステムの導入費用は、以下の3つで決まります。

  1. システムの初期費用
  2. 月額料金
  3. 注文に使用する端末の購入費

導入費用・料金相場

オーダーエントリーシステムは、種類によって必要な端末やその数が異なるため、初期費用にも大きな差があります。

種類初期費用の目安月額料金の目安想定
ハンディー型約9万円1万円台~スタッフ3人が注文を担当し、スマートフォン3台を用意
タブレット・テーブルオーダー型約50~100万円7,000円台~1万円台10テーブルにタブレットを1台ずつ設置
モバイルオーダー型0円~0円~1万円台顧客のスマートフォンを利用し、客席用端末は購入しない
※ハンディー型はスマートフォン1台約3万円、タブレット・テーブルオーダー型はタブレット1台約5万円として端末購入費を計算しています。
※システムの初期設定費や導入支援費が別途発生する場合があります。
※実際の費用は、導入するサービス、端末の機種、既存端末の有無、契約内容などによって異なります。

ハンディー型の費用相場

ハンディー型の導入費用は、システムの初期費用と月額料金に加えて、注文を担当するスタッフ数とそれに応じたハンディー端末台数で決まります。

ピーク時に何人が同時に注文を取るかを基準に端末台数を決めましょう。

タブレット・テーブルオーダー型の費用相場

タブレット・テーブルオーダー型は、テーブル数×タブレット1台あたりの価格に、システムの初期費用と月額料金を加えて導入総額を計算しましょう

10テーブルなら10台、20テーブルなら20台と、テーブル数が増えるほど端末購入費も増えます。

モバイルオーダー型の費用相場

モバイルオーダー型は、顧客自身のスマートフォンを注文端末として使用するため、端末の購入費が発生しません。

主な費用はシステムの初期費用と月額料金のみです。顧客がテーブルでオンライン決済まで行う場合は、決済金額に応じた決済手数料が別途発生します。

オーダーエントリーシステム比較|ハンディー型のおすすめ

ハンディー型は、スタッフが端末を持って客席で注文を入力する方式です。スタッフによる接客を維持しながら、手書き伝票からデジタル注文へ移行できます。

サービス名特徴料金連携POSレジ
Square ハンディ注文受付・決済・POSレジまで1台で対応。
バーコードスキャナーも内蔵の専用端末。
初期費用:0円
端末費用:44,980円
月額:0円
Square POSレジ
スマレジ・ウェイターiPhone・iPadをハンディとして利用。
注文からキッチン伝票、POS連携まで対応
初期費用:0円
月額:0円〜
フードビジネス:15,400円
スマレジ・POS
エアレジオーダーiPhoneをハンディとして利用。
注文情報をレジやキッチンへ連携。
初期費用:0円〜
月額:13,200円〜
Airレジ

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スマレジ・ウェイター

オーダーエントリーシステム | クラウドPOSレジならスマレジ
  • iPhoneが高機能ハンディ端末に変身
  • 無料プランでもオーダーエントリーシステムを利用可能
  • スマレジPOSとの連携でリアルタイム売上分析

スマレジ・ウェイターでは、ホールスタッフがiPhoneのハンディ端末を使用してお客様から注文を受け付けます。テーブル単位での入店処理やオーダー受付、客層の入力(性別・年代等)も可能で、通常メニューとは別に飲み放題・食べ放題等のプランメニューも作成できます。注文情報はリアルタイムでキッチンプリンターに送信され、キッチンモニターを使用すればハンディ端末からの注文情報がモニターに表示され、チビ伝の紛失による調理漏れ防止や調理状況の一覧確認が可能です。また、有料プランではテーブルオーダー(iPad専用)やQRオーダーにも対応しており、お客様自身でのオーダーも受け付けることができます。

項目内容
種類スマホアプリ型
初期費用0円~
月額費用0円~
連携できる
POSレジ
スマレジ
スマホiPhone(iOS)

エアレジオーダー

カンタン「モバイルオーダー 店内版」の始め方 – Airレジ オーダー – FAQ –
  • 新人スタッフでも初日からミスなく操作可能
  • Airレジとの自動連携で会計業務を効率化
  • 充実したサポート体制で安心導入

エアレジオーダーハンディは、iPhoneを利用して紙の伝票では運用が大変だった注文・調理・配膳業務をサポートするオーダーエントリーシステムです。手書き伝票での間違いを防ぎ、ホールとキッチンの往復も最小限にできるほか、ラストオーダー予定時間をテーブルごとにカンタンに設定でき、残り時間が見えることで適切な時間にラストオーダーを取ることができます。また、モバイルオーダー店内版と組み合わせることで、お客様のスマホからの注文とスタッフによるハンディ注文の両方に対応可能です。

項目内容
種類スマホアプリ型
初期費用0円~
月額費用13,200円(税込)~
連携できる
POSレジ
Airレジ
スマホiPhone(iOS)

ハンディー型をさらに詳しく検討する場合は、ハンディー・オーダーエントリーシステムの比較記事で料金や機能を詳しく解説しています。

オーダーエントリーシステム比較|タブレット・テーブル型のおすすめ

タブレット・テーブルオーダー型は、客席に設置した端末から顧客自身が注文する方式です。サービスによって月額料金、対応できる注文方法、既存システムとの連携などが異なります。

サービス名特徴料金多言語対応連携POSレジ
USEN Tablet Order客席の専用タブレットから注文できる。
多言語表示や売上管理との連携に対応
初期費用:40,000円
月額:8,000円〜
⭕USENレジ
スマレジ・テーブルオーダー客席のiPadから注文し、キッチン伝票へ連携。
スマレジ・ウェイターと連携
初期費用:58,800円〜/台
月額:440円〜1,320円/台
フードビジネス:15,400円/店舗
⭕スマレジ・POS
orderSmartタブレットから注文し、厨房・レジへ自動連携。
食べ放題・飲み放題やコース料理の時間管理対応
初期費用:400,000円〜
月額:15,000円〜
✖専用POSレジ
※端末代は別途発生します。

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タブレット・テーブルオーダーをさらに詳しく検討する場合は、タブレットオーダーの比較記事で料金や機能を詳しく解説しています。

オーダーエントリーシステム比較|モバイル型のおすすめ

モバイルオーダー型は、顧客自身のスマートフォンから注文する方式です。店内QR注文だけでなく、テイクアウトの事前注文に対応するサービスもあります。

サービス名特徴料金多言語対応オンライン決済顧客管理・販促
Cloud MenuQRコードを読み取ってスマホから注文。
専用端末不要で、30日間の無料トライアルに対応
初期費用:0円
月額:8,500円
✖✖✖
funfo(ファンフォ)iPadでPOSレジとモバイルオーダーを一体運用。
QR注文、店外注文、LINE連携にも対応
初期費用:0円
月額:0円〜
⭕⭕⭕
STORESモバイルオーダー店内注文とテイクアウトを一元管理。
STORESレジとの連携やオンライン決済に対応
初期費用:0円
月額:7,700円〜
テイクアウト:0円
⭕⭕⭕
SquareセルフオーダーQRコードから注文でき、Square POSレジと連携。
オンライン決済にも対応
初期費用:0円
月額:3,375円
⭕⭕⭕

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店内注文やテイクアウト対応まで詳しく検討する場合は、モバイルオーダーの比較記事をご確認ください。

オーダーエントリーシステムの選び方

店舗で実現したい運用から選ぶ

オーダーエントリーシステムは、導入後にどのような注文運用にするかを基準に選びます。接客を残す、写真や商品説明でおすすめメニューを伝える、初期費用を抑えるなど、重視する運用によって選ぶ種類が変わります。

種類こんな運用におすすめ
ハンディー型・接客を維持したい
・商品説明やおすすめ提案を重視したい
・スタッフ主体で注文を管理したい
タブレット・テーブルオーダー型・写真や商品説明を大きく表示し、おすすめメニューを伝えたい
・高齢者を含め、幅広い年齢層が操作しやすい注文環境にしたい
・客席用タブレットをそろえる初期費用を確保できる
モバイルオーダー型・初期費用を抑えたい
・テーブルごとの注文端末を購入したくない
・端末の充電・故障・交換などの管理を減らしたい

スタッフ・顧客にとって使いやすいか

注文画面の使いやすさは、スタッフの業務時間や顧客の注文数に直接影響します。

ハンディー型では、商品の検索、数量変更、注文訂正、売り切れ登録など、営業中に頻繁に行う操作がしやすいかを確認します。

セルフオーダーでは、顧客が商品を探し、オプションを選択して注文を完了するまでの操作が簡単か確認してください。

POSレジやキッチンとの連携

オーダーエントリーシステムは、注文受付だけで完結するものではありません。厨房への伝達と会計までつながることで、注文データを入力し直す作業を削減できます。

既存のPOSレジを継続して使用する場合は、導入予定のシステムがそのPOSレジと連携できるか確認してください。

厨房側についても、キッチンモニターで管理するのか、レシートプリンターで注文を確認するのかを決めます。

既存システムとの連携を確認せずに導入すると、注文と会計を別々に入力する運用が残る可能性があります。

導入費用・月額料金

料金は月額料金だけでは判断できません。

ハンディー型では必要端末数、テーブルオーダー型では客席用タブレット数、モバイルオーダー型では決済手数料など、注文方式によって追加費用が異なります。

初期費用、月額料金、端末費用、追加端末料金を確認し、店舗で実際に必要になる構成の総額で判断しましょう。

サポート体制(問い合わせ方法・対応時間)

電話、メール、チャットなどの問い合わせ方法に加え、対応時間を確認してください。夜間営業や土日営業が中心の店舗では、その時間帯にサポートを受けられるかも判断材料になります。

導入設定やメニュー登録まで支援するサービスもあるため、初めてオーダーシステムを導入する店舗では、導入前後のサポート内容まで確認します。

オーダーエントリーシステムのデメリット・注意点

初期費用・月額料金が発生する

オーダーエントリーシステムは、システム利用料のほか、利用する方式によって端末費用が発生します。

特にテーブルオーダー型は、客席数に応じて端末台数が増えます。ハンディー型もスタッフ数や席数によって必要な端末数が変わります。

月額料金だけではなく、初期費用と必要端末数まで含めた総額で判断することが重要です。

スタッフへの操作教育が必要になる

手書き伝票からオーダーエントリーシステムへ変更すると、注文受付や訂正、売り切れ処理などの手順が変わります。

特にスタッフが操作するハンディー型では、導入前に基本操作と店舗内の運用ルールを共有する必要があります。

事前にマニュアルを共有し、操作確認を行い、注文変更や端末トラブルが発生した場合の対応方法まで決めておくことが重要です。

通信障害・端末トラブルへの対策が必要になる

クラウド型のオーダーエントリーシステムは、店舗のネットワーク環境を利用するサービスが中心です。

Wi-Fiや端末に問題が発生すると、注文受付や厨房への伝達に影響する場合があります。

導入前に必要な通信環境を確認し、通信障害や端末故障が発生した場合の注文方法も決めておく必要があります。

故障が起きた場合のサポート体制が重要なポイントです。

注文方法によっては顧客への案内が必要になる

タブレット・テーブルオーダー型やモバイルオーダー型では、顧客自身が注文操作を行います。

スマートフォンやタブレットでの注文に慣れていない顧客もいるため、セルフオーダーだけに限定すると注文時の負担になる場合があります。

そのため、使いやすいサービスを選ぶことが重要です。

オーダーエントリーシステムで店舗の注文管理を効率化

オーダーエントリーシステムを導入すると、注文受付から厨房への伝達、会計までの情報をデジタルで連携できます。手書き伝票の受け渡しや会計時の再入力を減らし、注文ミスの削減や店舗業務の効率化につなげられます。

主な方式は、スタッフが注文を入力するハンディー型、客席の端末から顧客が注文するタブレット・テーブルオーダー型、顧客自身のスマートフォンを使うモバイルオーダー型です。

スタッフによる接客を重視する店舗ではハンディー型、注文受付の省人化を進める店舗ではテーブルオーダー型やモバイルオーダー型を中心に検討します。料金だけで決めず、店舗の注文方法、必要な端末数、既存システムとの連携、サポート体制まで確認して選ぶことが重要です。