BtoB後払いサービス比較8選!料金、手数料、未回収保証、選び方を解説

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BtoB後払いは、商品やサービスの提供後に代金を回収する企業間の決済方法です。代行サービスを利用すると、与信審査、請求書発行、入金確認、督促、未回収保証まで外部へ任せられます。料金は月額費用だけでは判断できません。取引額、請求件数、保証条件、入金日を含む総コストで比較することが重要です。

この記事でわかること
  •  BtoB後払いと掛け払いの関係、代行サービスの仕組み
  • 料金体系、手数料の目安、費用対効果の判断方法
  • 自社の課題に応じた選び方と主要8サービスの違い

おすすめの企業間決済代行サービス

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  • 初期/月額/請求書発行費用が0円・手数料は最安水準~3.4%
  • 与信管理/請求書作成&送付/集金/入金消込など集金業務全て代行
  • 請求書払い/クレカ/コンビニ決済/口座振替/銀行振込の支払い方法に対応

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BtoB後払いとは?

BtoB後払い決済とは、企業間取引で商品やサービスを先に提供し、後日請求書払いで代金を回収する「掛け払い」方式の決済方法です。多くの場合、「月末締め翌月末払い」などの支払いサイトが設定され、買い手は請求書を受領した後に、銀行振込で支払いを行います。

買い手にとっては資金繰りを安定化できるメリットがある一方、売り手にとっては売掛金の未回収リスクや請求業務の負担が大きな課題となります。

一般的に「後払い」という言葉はEC通販や小売などBtoC(消費者向け)の決済を指しますが、企業間取引では昔から「掛け払い」と呼ばれてきました。近年では企業間取引でも後払いのニーズが高まり、BtoB領域でも「後払い決済」という表現が広く使われるようになっています。

BtoB後払いサービスとは?仕組みと代行できる業務

BtoB後払いサービスは、売り手企業に代わって与信、請求、回収を行うサービスです。取引先が支払わなかった場合に、審査済みの売掛金を保証するサービスもあります。

BtoB後払い決済代行サービスの仕組み

BtoB後払い決済代行サービスは、売り手企業に代わって請求・回収業務を一括で代行する仕組みです。買い手企業は商品やサービスを注文後、代金を後払いで支払い、売り手企業は代行会社を通じてスムーズに入金を受け取ります。

BtoB後払いサービスの業務範囲

主な代行業務の範囲は以下のとおりです。

  • 与信審査・与信管理(取引先の信用調査)
  • 請求書の作成・発行
  • 代金回収
  • 入金確認・消込処理
  • 未回収保証
  • 督促・回収

これにより、売り手企業は請求業務の負担を軽減し、未回収リスクを低減できます。

BtoB後払い決済サービスで代行できる業務

代行範囲はサービスごとに異なります。特に、未回収保証、入金消込、取引先からの問い合わせ対応、システム連携は差が出る項目です。

機能内容導入による効果
与信審査機能取引先企業の信用状況を調査し、
取引リスクを事前に把握
取引可否を客観的に判断でき、
未回収リスクを抑えられる
請求書作成・発行機能電子・郵送での請求書発行を自動化請求書の作成や送付にかかる
作業時間を削減し、
発行漏れや記載ミスを防げる
入金管理・消込機能入金確認と消込処理を
自動化し、経理業務を効率化
入金確認の手作業を減らし、
未入金の把握と月次処理を迅速化できる
売掛金保証機能万一の未払い・倒産時に
代行会社が立替払い
取引先の未払いや倒産による売上損失を回避し、入金計画を安定させられる
未払い対応・督促機能入金遅延や未払い時に督促・回収を代行督促業務の負担を減らし、営業担当者と
経理担当者が本来の業務へ集中できる
会計ソフト連携機能会計システムや販売管理ソフトとデータ連携請求データの二重入力をなくし、
入力ミスの削減と経理処理の一元化につながる

掛け払い業務に加えて、代行会社によっては以下のようなオプション機能やサービスも提供されています。

  • 定期請求の自動化(サブスク・継続課金)
  • 早期入金サービス
  • 支払い期限の延長対応
  • 取引先ごとの取引可能枠の設定
  • 集金代行
  • インボイス制度対応

ROBOT PAYMENTやRP掛け払いサブスク決済に強み持ち、上記のような自動継続課金(定期/従量)/ワンクリック・お試し期間設定/周期や回数指定/課金日指定など細かな要件も対応しています。

BtoB後払いサービスの料金体系と費用の目安

BtoB後払いサービスの費用は、初期費用、月額費用、決済手数料、請求書発行費用で構成されます。早期入金、口座振替、API連携などに追加費用が発生する場合もあります。

費用項目掲載サービスで確認できる目安変動する条件
初期費用0円から初期設定や個別開発がある
場合は別途発生
月額費用0円から14,800円程度、
または個別見積もり
請求件数、プラン、
サポート範囲で変動
決済手数料または保証料0.5%から5%程度取引額、商材、与信条件、
保証範囲で変動
請求書発行費用0円から190円程度/件紙、PDF、口座振替で異なる
追加費用個別見積もり早期入金、振込、API、
支払条件変更など
※2026年7月時点の公開情報をもとに記載。実際の料金は取引条件によって変わるため、契約前の見積もり確認が必要です。

月間取引額別の決済手数料

決済手数料は、月間取引額が増えるほど総コストへの影響が大きくなります。料率差は必ず金額へ換算します。

月間取引額0.5%1%2.5%3.5%5%
300,000円1,500円3,000円7,500円10,500円15,000円
1,000,000円5,000円10,000円25,000円35,000円50,000円
3,000,000円15,000円30,000円75,000円105,000円150,000円
10,000,000円50,000円100,000円250,000円350,000円500,000円

月間取引額300万円では、手数料1%と3.5%の差が月75,000円、年間900,000円になります。
高額取引では、無料の月額費用より決済手数料率の確認が優先です。

請求件数別の請求書発行費用

小口請求が多い企業では、請求書発行費用が総コストを押し上げます。1件単位の金額ではなく、月間件数を掛けた総額で比較します。

月間請求件数125円/件150円/件180円/件190円/件
10件1,250円1,500円1,800円1,900円
50件6,250円7,500円9,000円9,500円
100件12,500円15,000円18,000円19,000円
500件62,500円75,000円90,000円95,000円

固定費と決済手数料のどちらを重視するべきか

月額費用が無料でも、決済手数料が高ければ取引額の増加に伴って負担が増えます。月額費用が発生しても、手数料率が低い料金体系では一定額を超えた時点で総コストが下がります。

月間取引額プランA
月額:0円、
決済手数料:3.4%
プランB
月額:14,800円
決済手数料:2.5%
低いプラン
300,000円10,200円22,300円A
1,000,000円34,000円39,800円A
2,000,000円68,000円64,800円B
3,000,000円102,000円89,800円B
10,000,000円340,000円264,800円B

この条件では、月間取引額が約165万円を超えるとプランBの方が低コストです。実際の比較では、請求書発行費用、保証条件、入金サイクルも加えます。

BtoB後払いサービスの費用対効果

費用対効果は、サービス利用料だけで判断しません。請求業務の人件費、与信調査費、未回収損失、掛け払いに対応できず失っている売上まで含めます。

費用対効果の考え方削減できる業務コスト+回避できる未回収損失+増加する利益-サービスの総コスト
試算項目月間金額条件
請求業務30時間の削減75,000円時間単価2,500円で試算
未回収損失の回避25,000円年間30万円を月額換算
サービス利用料マイナス60,000円月額の総コスト
月間の導入効果40,000円年間では480,000円

BtoB後払いサービスの選び方と注意点

サービスを選ぶ順番は、代行範囲、総コスト、与信と保証、入金条件、システム連携です。料金だけで候補を絞ると、必要な保証や業務代行が不足します。

確認する項目重視する企業契約前の確認ポイント
代行できる業務請求や回収の負担が大きい企業与信、請求書発行、消込、
督促、問い合わせ対応の範囲
料金体系取引額や請求件数が多い企業月額費用、決済手数料、
請求書発行費用を含む総コスト
与信と未回収保証未回収や支払い遅延がある企業与信限度額、審査時間、
保証対象外条件
入金と請求条件資金繰りや個別請求を重視する企業入金日、早期入金、定期請求、
支払期限の変更
システムと運用BtoB ECや取引拡大を進める企業API連携、処理件数、
個人事業主対応、拡張性

必要な業務を代行できるか

与信、請求書発行、入金確認、消込、督促、未回収保証、問い合わせ対応のうち、自社で負担となっている業務を任せられるか確認します。すべての機能があるサービスではなく、自社の問題を解決する代行範囲が必要です。

未回収対策が目的なら保証条件、請求業務の削減が目的なら請求書発行から消込までの範囲を重視します。問い合わせ対応が自社に残る場合、経理部門の負担は十分に減りません。

料金を総コストで比較できるか

月額費用、決済手数料、請求書発行費用、振込費用、早期入金費用、最低利用料金、システム連携費用を合算します。自社の取引条件によって重視する費用は変わります。

自社の利用状況重視する費用選定基準注意する費用
請求件数が少ない月額費用、
最低利用料金
固定費の少ない料金体系契約期間、最低料金
小口請求が多い請求書発行費用発行単価×月間件数で比較郵送、口座振替費用
高額取引が多い決済手数料率月間取引額と年間総額で比較与信限度額、保証上限
請求件数が多い従量費、連携費用発行費用と業務削減効果を比較API、初期連携費用
早期入金が必要入金サイクル、
追加費用
資金繰りへの効果を含めて比較振込手数料、追加料率
未回収対策が目的保証料、保証条件安さより保証対象を優先保証対象外取引

与信条件と未回収保証を確認する

確認する項目は、与信限度額、審査時間、保証割合、保証対象外条件、審査後に取引内容を変更した場合の扱いです。保証割合が高くても、対象外条件が多ければ未回収対策として不十分です。

保証条件はサービスごとに異なります。取引登録の期限、商品提供の証明、キャンセルや金額変更が発生した場合の扱いを契約前に確認します。

入金日と請求条件が自社の取引に対応するか

通常の入金日、早期入金の有無と追加費用、定期請求、月末締め以外の請求、支払期限の変更、個人事業主への請求を確認します。

資金繰りを重視する企業は入金日、SaaSは定期請求、取引先ごとに条件が異なる企業は個別請求への対応を優先します。

システム連携と取引拡大への対応を確認する

APIまたはCSV連携、会計ソフト、販売管理、BtoB ECとの連携、請求データの自動登録、大量請求、複数部署や複数拠点での利用を確認します。

CSVの手動登録が残る場合、取引件数が増えた段階で再び業務負担が拡大します。現在の請求件数だけでなく、今後の取引規模を前提に判断します。

BtoB後払いサービスおすすめ8選

サービスごとに費用の仕組みが違うため、どこにコストがかかるのかを見極めることが大切です。
BtoBビジネスにフィットした機能搭載の後払い(掛け払い)決済代行システムの比較です。機能・費用などを比較できます。自社に必要な機能が備わっているシステムを選びましょう。主要8サービスを、料金、与信、保証、請求条件で比較します。

サービス名イメージタイプ初期費用月額費用決済手数料請求書発行費用与信限度額与信審査時間未入金保証
(売掛金)
定期請求
サブスク
早期入金末締め以外
個別請求書
支払い
期限延長
個人事業主
RP掛け払い掛け払い・保証型0円~ ※無料請求数で変動
資料で確認
~3.4%
口振:85円/件
0円~ ※無料問い合わせ問い合わせ〇〇〇〇〇問合せ
オリコのB2B決済サービス
(売掛金決済保証)
掛け払い・保証型0円~0円~14,800円~2.50%0円※無料問い合わせ問い合わせ〇〇問合せ問合せ問合せ〇
請求まるなげロボ請求代行・債権管理型0円~ ※無料請求数で変動
資料で確認
1.0%~
口振の場合:85円/件
0円問い合わせ問い合わせ〇〇〇〇問合せ問合せ
GMO掛け払いBtoB EC決済インフラ型0円※無料0~1.4万円0.5~3.4%150~180円1,000万円~1週間〇〇〇〇〇〇
NP掛け払い掛け払い・保証型0円※無料お問合せ1.2~3.6%190円300万企業与信:3営業日
取引与信:~2時間
〇〇〇問合せ〇〇
Paid(ペイド)掛け払い・保証型0円 ※無料 0円 ※無料 0.5~3.1% 125円1,000万円最短即時~3営業日程度 〇〇〇〇〇〇

この比較表の主要8社の詳細を下記に記載しますので、サービス、機能内容をご確認ください。

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GMO後払い

GMO後払い

GMO後払いは、GMOペイメントサービス株式会社が提供する後払い決済サービスです。購入者は商品を受け取った後、コンビニ、銀行、郵便局などから支払えます。

月額費用0円、決済手数料4.7%のAプランから、月額45,000円、決済手数料2.7%のDプランまで用意されています。請求書発行費は、はがきが1件208円、封書が1件242円です。

リアルタイム与信に対応しているため、注文後の与信処理を効率化できます。月間取扱額が少ない段階では固定費0円、取扱額が増えた段階では固定費を支払って料率を下げる選び方が基本です。

公式サイト

NP後払い

NP後払い

NP後払いは、株式会社ネットプロテクションズが提供する通販向け後払い決済サービスです。購入者の与信、請求、入金確認、督促を代行し、所定の条件を満たした取引の未回収リスクを保証します。

料金プランは、月間取扱額に応じた4段階です。月額費用は0円から48,000円、決済手数料は2.9%から5.0%となっています。紙の請求書、電子バーコード請求、商品へ請求書を同梱するNP後払いwizから選択できます。

連携できるカートや受注管理システムの多さを重視する場合は、有力な候補です。紙の請求書と電子請求を使い分けることで、購入者の利便性と請求コストを調整できます。

公式サイト

後払い.com

後払い.com

後払い.comは、株式会社キャッチボールが提供する通販向け後払い決済サービスです。与信審査、請求書発行、入金確認、督促、購入者からの問い合わせ対応まで代行します。

決済手数料は2.8%から4.8%、月額費用は5,000円から50,000円です。請求手数料は、商品へ同梱する紙の請求書が1件120円、SMS請求が169円、別送する紙の請求書が224円となっています。

請求書同梱やSMS請求を利用し、1件ごとの請求費用を調整する事業者におすすめです。APIとCSVによる連携にも対応しており、注文量に応じて運用方法を選べます。

公式サイト

クロネコ代金後払いサービス

クロネコ代金後払いサービス

クロネコ代金後払いサービスは、ヤマトグループが提供する未回収保証付きの後払い決済サービスです。与信審査、請求書発行、督促、代金回収まで委託できます。

月額費用は0円から52,800円、決済手数料は2.9%から5.0%です。請求方法はスマホ、はがき、封書から選べます。

スマホタイプでは、コンビニや銀行振込に加え、クレジットカードなどにも対応しています。商品の配送と後払い決済をヤマトグループへ集約し、受注後の業務をまとめる場合は第一候補です。

公式サイト

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BtoB後払いサービスの導入から運用定着までの手順

導入は契約で終わりません。請求データ、社内権限、取引先への案内、例外処理まで決めて初めて運用が定着します。

導入手順実施内容主な担当
1. 課題と取引条件の整理月間取引額、請求件数、
未回収額、業務時間を整理する
経理、営業、管理部門
2. 代行範囲と料金の比較必要な業務、保証、
総コスト、入金日を比較する
経理、財務
3. 審査と契約自社審査と主要取引先の
与信審査を進める
管理、法務
4. データとシステムの準備取引先、請求、会計データを
整備し、連携方法を決める
経理、情報システム
5. テスト運用少数の取引で請求書、入金、
消込、例外処理を確認する
経理、営業
6. 取引先への案内請求元、振込先、支払期限、
問い合わせ窓口を周知する
営業、経理
7. 本稼働と月次検証利用料、業務時間、
審査通過率、未回収額を確認する
管理責任者

管理画面の権限は、営業、経理、管理者で分けます。請求金額の変更、取引キャンセル、与信限度額を超える取引には承認ルールを設けます。

本稼働後は、サービス利用料、請求業務時間、未回収額、与信通過率、取引件数を月次で確認します。導入前の数値と比べ、総コストと業務削減効果を検証します。

まとめ

BtoB後払いサービスは、与信、請求、入金確認、督促、未回収保証を外部へ任せる仕組みです。取引先の増加や未回収の発生、請求業務の負担が問題となっている企業では、導入効果が明確に出ます。

導入目的最優先で確認する項目
未回収対策保証割合ではなく、保証対象外条件まで確認する
請求業務の削減請求書発行、消込、督促、問い合わせ対応の範囲を確認する
高額取引決済手数料率と与信限度額を優先する
小口大量請求請求書発行費用とシステム連携を優先する
資金繰り入金日と早期入金の追加費用を確認する

料金は初期費用や月額費用だけで決まりません。決済手数料、請求書発行費用、追加費用を含む総コストと、削減できる人件費、回避できる未回収損失を比較して判断します。