飲食店のクレジットカード決済の導入方法!費用・手数料を比較、デメリット・注意点も解説

飲食店にクレジットカード決済を導入すると、会計の利便性が高まり、客単価アップや機会損失の防止につながります。

一方で、決済手数料や入金サイクル、端末費用などはサービスごとに異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

おすすめのクレジットカード決済サービスの費用・手数料・入金サイクルを比較し、レジ会計やテーブル会計など店舗の会計スタイル別の選び方も紹介します。
また、導入するメリット・デメリットや注意点、加盟店審査で確認される内容についても解説します。

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飲食店にクレジットカード決済を導入する方法・手順

飲食店でクレジットカード決済を導入する際は、加盟店審査や決済端末の準備にかかる期間を考慮する必要があります。特に新規開業の場合は、オープン日から逆算して申し込みを進めることが重要です。

1. クレジットカード決済を導入する方法

飲食店でクレジットカード決済を導入する場合、決済代行会社を利用する方法が一般的です。

AirペイやSquareなどの決済サービスに申し込むことで、Visa・Mastercard・JCBなど複数のカードブランドにまとめて対応できます。また、決済端末の導入から売上確認・入金管理まで、1つのサービスでまとめて行えます。

カード会社と直接契約する方法もありますが、契約先によっては複数のカード会社との契約や手続きが必要です。決済手数料などの契約条件も個別に確認する必要があるため、導入・管理の負担が大きくなります。

そのため、直接契約は、十分な決済取扱高があり、個別の契約交渉や管理に対応できるファミレスや大手チェーンなどの大規模な飲食事業者が中心です。

個人事業主や小規模な飲食店は特に決済代行会社がおすすめです。初期費用・月額費用が無料のサービスもあり、少ない初期負担で導入できます。詳しくは下記の記事もご覧ください。

2. クレジットカード決済を導入する4つのステップ

飲食店にクレジットカード決済を導入する流れは、次の4ステップです。

ステップ1. 必要書類の準備・申し込み

導入する決済サービスを選び、公式サイトから申し込みます。店舗名・所在地・代表者情報・入金先口座などを登録し、必要な書類を提出します。

飲食店では、サービスや審査内容によって飲食店営業許可証、本人確認書類、店舗の外観・内観写真などが必要です。追加提出を求められる場合もあるため、事前に必要書類を確認してください。

ステップ2. 加盟店審査

申し込み後、カード会社や決済代行会社による加盟店審査が行われます。

店舗の営業実態や事業内容、提出書類などが確認され、審査に通過すると決済の利用が承認されます。

審査期間はサービスやカードブランドによって異なります。また、Visa・MastercardなどとJCBでは審査完了のタイミングが異なる場合があります。

ステップ3. 端末の受け取り・初期設定

審査通過後、決済端末を受け取って初期設定を行います。Wi-Fiなどの通信設定、店舗情報の登録、POSレジとの連携など、店舗の運用に必要な設定を済ませます。

ステップ4. 決済テスト・利用開始

初期設定が完了したら、カードの読み取りや決済処理、レシート発行などが正常に動作するか確認します。

決済が承認されたカードブランドと端末の動作を確認できれば、クレジットカード決済の受付を開始できます。電子マネーやQRコード決済も導入する場合は、それぞれの申し込み・審査状況も確認してください。

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飲食店にクレジットカード決済を導入する4つのメリット

飲食店にクレジットカード決済を導入するメリットは、機会損失の防止、客単価の向上、会計業務の効率化、インバウンド対応の4つです。

1. クレジットカード非対応による機会損失を防げる

クレジットカード決済に対応することで、支払い方法を理由にお客様が来店を見送る機会損失を防げます。

キャッシュレス決済の利用は年々増加しています。経済産業省が公表した2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%となり、金額ベースで現金決済を上回る規模に達しています。また、キャッシュレス決済額のうちクレジットカードが82.7%を占めています。

飲食店のお客様の6割がキャッシュレス派!年代別の支払い方法も調査【OREND独自調査レポート】 | OREND(オレンド)

さらに、ORENDが全国の20〜60代の男女500人を対象に実施した独自調査では、飲食店でよく使う支払い方法として64%がキャッシュレス決済を選択しました。

2. 客単価の向上が期待できる

クレジットカード決済に対応すると、お客様は手持ちの現金を気にせず注文できるため、追加注文や高単価メニューの購入につながる可能性があります。

また、高額なコース料理や大人数の宴会・会食でも、来店当日にクレジットカードで支払えることが分かれば、まとまった現金を用意する必要がなく、予約のハードルが下がります。

OREND独自調査では、飲食店を選ぶときに、56.6%がキャッシュレス決済への対応を事前に確認し、36.4%がキャッシュレス非対応の飲食店を避けることがあると回答しています。

この結果からも、クレジットカード決済への対応は飲食店選びの重要な判断材料となっていることが分かります。

3. レジ業務・現金管理の負担を削減できる

クレジットカード決済は、釣り銭の受け渡しや現金の集計作業を減らせることもメリットです。

カード決済分の売上は決済サービスに記録されるため、取引履歴や売上金額を管理画面で確認できます。POSレジと連携すれば、会計金額の二重入力も削減できます。

また、レジに保管する現金が少なくて済むため、釣り銭を準備する手間が減り、盗難リスクの軽減、レジ締めの効率化にもつながります。

4. インバウンド・訪日外国人客に対応できる

クレジットカード決済を導入することで、訪日外国人客が日本円の現金の持ち合わせを気にせず支払える環境を整えられます。

Visa・Mastercard・銀聯(UnionPay)などに対応していれば、訪日外国人客は普段使っているクレジットカードで会計できます。

インバウンド向けの決済については下記の記事で詳しく解説しています。

飲食店のクレジットカード決済に関する注意点

飲食店でクレジットカード決済を導入する際は、決済手数料の扱いや、予約キャンセル時の請求方法についても理解しておく必要があります。

1. 決済手数料はお客様に上乗せできない

クレジットカード払いの場合だけ、現金払いより高い料金を請求することはできません。

決済手数料をお客様の支払い金額に上乗せすることは、カード会社の加盟店規約で原則禁止されています。規約違反が確認されると、是正指導や加盟店契約の解除につながる場合があります。

飲食店は決済手数料を店舗側の経費として負担し、現金とクレジットカードで同じ料金を設定する必要があります。

2. キャンセル料・無断キャンセル時のカード決済

飲食店では、予約の直前キャンセルや無断キャンセルによって、食材費や売上の損失が発生することがあります。

こうした損失への対策として、予約時にクレジットカード情報を登録してもらい、キャンセル規定に基づいてキャンセル料を請求する方法があります。

ただし、通常のクレジットカード決済端末を導入するだけでは、無断キャンセル時の自動請求には対応できません。予約時のカード登録とキャンセル料の請求に対応した予約システムが必要です。

無断キャンセル対策に役立つサービスは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【比較表】飲食店におすすめのクレジットカード決済端末|料金・手数料一覧

飲食店におすすめのクレジットカード決済端末について、料金・手数料・機能を一覧で比較しています。」

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【30秒診断】お店に合うクレジットカード決済端末は?

選ぶのが大変な場合は、いくつかの質問に答えるだけで、お店におすすめの決済端末がすぐに分かります。

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飲食店におすすめのクレジットカード決済端末を比較

ここからは、各サービスの特徴や料金、飲食店での使いやすさを詳しく紹介します。

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飲食店の会計スタイル別|クレジットカード決済端末の選び方

飲食店のクレジットカード決済端末は、レジ・テーブル・カウンターなど、会計を行う場所や方法によって選び方が異なります。

レジで会計する店舗(レストランなど)

お客様がレジに移動して会計するレストランなどでは、据え置き型の決済端末や、レシートプリンターを内蔵したオールインワン型がおすすめです。

レジに端末を設置するため、持ち運び機能よりも操作性や会計スピード、POSレジとの連携を重視します。

例えば、stera packやJMSのVEGA3000、Squareターミナルなどがおすすめです。1台でクレジットカード決済からレシート発行まで対応できます。

テーブルで会計する店舗(コース料理店・個室居酒屋など)

テーブルで会計する店舗では、持ち運びできるモバイル型の決済端末がおすすめです。

スタッフがお客様の席まで端末を持っていけば、クレジットカードを預かってレジまで移動する必要がありません。個室やテーブル席が多い店舗でも、その場で会計を完了できます。

例えば、SquareターミナルやJMSのVEGA3000 Mobile2がおすすめです。バッテリーとレシートプリンターを内蔵しており、テーブルでの会計に対応できます。

カウンターで注文・会計する店舗(カフェ・テイクアウトなど)

カフェやテイクアウト店など、注文と会計を同時に行う店舗では、会計スピードとレジ周りの省スペース化が重要です。

小規模な店舗なら、スマートフォンやタブレットと接続して使うコンパクトなカードリーダーがおすすめです。一方、会計件数が多い店舗では、レシートプリンターを内蔵した一体型端末も便利です。

例えば、Square リーダーやAirペイは省スペースで設置でき、stera packはレシート発行まで1台で対応できます。

屋外で会計する店舗(キッチンカー・イベント出店など)

キッチンカーやイベント出店など、屋外で決済する店舗では、モバイル通信に対応した持ち運び型の決済端末がおすすめです。

固定のインターネット回線がない場所でも決済できることに加え、バッテリーの持続時間や持ち運びのしやすさも重要です。

例えば、JMSのVEGA3000 Mobile2はLTE通信に対応しており、端末単体で屋外決済ができます。また、AirペイやSquare リーダーもスマホと一緒に使うことで、キッチンカーやイベント会場で使用できます。

券売機を利用する店舗(ラーメン屋など)

ラーメン店など、券売機で注文と会計を行う店舗では、キャッシュレス決済に対応した券売機がおすすめです。

通常のクレジットカード決済端末を別に設置すると、スタッフが会計に対応する必要があるため、券売機による省人化の効果が薄れてしまいます。

すでに券売機を導入している場合は、現在の券売機にキャッシュレス決済機能を追加できるか確認する必要があります。

券売機の種類や選び方については、「飲食店への券売機導入のメリット・選び方を解説した記事」で詳しく紹介しています。

飲食店向けクレジットカード決済端末の選び方6つのポイント

飲食店向けのクレジットカード決済端末は、費用だけでなく、入金サイクルや対応する決済方法、POSレジとの連携など、日々の店舗運営に関わる機能も重要です。

1. 初期費用・月額費用・決済手数料

決済端末を選ぶ際は、初期費用・月額費用・決済手数料を含めた総費用を確認します。

現状、カード売上が少ない店舗では、固定費が発生しない月額料金無料のサービスがおすすめです。
一方、カード売上が多い店舗では、月額料金がかかっても、決済手数料が低いサービスの方が総費用を抑えられる場合があります。

また、端末代金が無料になるキャンペーンや、中小事業者向けの手数料優遇プランもあります。毎月のカード決済額をもとに、実際の負担額が少ないサービスを選ぶことが重要です。

2. 入金サイクル

売上がいつ銀行口座に振り込まれるかも重要です。

決済サービスによって、最短翌営業日、週1回、月数回など入金サイクルが異なります。また、振込先の銀行によって入金日や振込手数料が変わる場合もあります。

特に個人経営の飲食店や開業直後の店舗では、翌営業日入金など、売上を早く受け取れるサービスがおすすめです。

3. 対応するクレジットカードブランド・電子マネー・QRコード

決済端末を選ぶ際は、クレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済にも対応しているか確認します。

代表的な決済ブランドは、次のとおりです。

決済方法主なブランド
クレジットカードVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club
電子マネーSuica、PASMOなどの交通系IC、iD、QUICPay
QRコード決済PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY

店舗の立地や来店客の年齢層によって、利用される決済方法は異なります。

例えば、駅周辺の店舗では交通系IC、若年層の利用が多い店舗ではQRコード決済、訪日外国人客が多い観光地では海外発行のクレジットカードへの対応も重要です。

店舗のエリアや客層を考慮し、利用頻度の高い決済方法に対応した端末を選ぶことが重要です。

4. POSレジとの連携

すでにPOSレジを導入している飲食店では、現在使用しているPOSレジと決済端末が連携できるかを確認します。

POSレジと決済端末が連携していれば、レジの合計金額を決済端末へ自動反映でき、金額の二重入力や入力ミスを防げます。

また、決済結果をPOSレジに反映できるサービスなら、現金・クレジットカード・電子マネーなどの売上をまとめて管理できます。

5. 会計スピード・操作性

飲食店では、ランチタイムや週末など、短時間に会計が集中する時間帯があります。そのため、決済処理の速さとスタッフの操作のしやすさも重要です。

タッチ決済に対応した端末なら、お客様はカードやスマホをかざすだけで支払えます。また、画面の案内が分かりやすく、操作手順が少ない端末なら、スタッフの操作ミスやお客様への説明にかかる時間も減らせます。

ORENDで独自調査したところ、導入後に決済端末の操作が難しいことを後悔している店舗はとても多いです。

6. 通信環境・トラブル時のサポート体制

クレジットカード決済端末を導入するには、インターネットなどの通信環境を準備する必要があります。

Wi-Fiや有線LANを利用する端末では、店舗のインターネット回線が必要です。
一方、4G・LTE通信に対応したモバイル端末なら、Wi-Fi環境がなくても決済できます。

また、決済端末の故障や通信トラブルでカード決済ができなくなると、会計や店舗運営に支障が出ます。
特に夜間や土日祝日も営業する飲食店は、営業時間中に電話で相談できるか、故障時に代替端末を手配してもらえるかなど、トラブル発生時のサポート体制も重要です。

フェスやイベントに出店する飲食店におすすめのクレジットカード決済サービス4選

スマホにアプリをインストールするだけでクレジットカード決済ができるアプリを紹介します。対応する決済方法はアプリごとに異なります。

サービス名 イメージ 初期費用 月額費用 対応決済 決済手数料 入金サイクル 振込手数料 審査期間 POSレジ機能 レシート発行 iPhone Android

Square(スマホでタッチ決済)

Square(スマホでタッチ決済)の決済イメージ

0円

0円

カード
QRコード

2.50%~

最短即時

無料

最短15分

〇

メール送信
SMS送信
プリンター対応

〇

〇

Tap on Mobile(JMS)

0円
Android端末無償プレゼント

0円

カード
電子マネー
QRコード

2.48%~

月2回/

月2回:無料
月6回:

約2~4週間

✕

メール送信

✕

〇

stera tap

stera tapの決済イメージ

0円

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カード

1.98%~

三井住友:無料
その他:220円(税込)

iPhone:最短15分
Android:5営業日

問合せ

メール送信

〇

〇

Airペイ タッチ

Airペイ タッチの決済イメージ

0円

0円

カード
QRコード

2.48%~3.24%

3・6回/月

無料

最短15分

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※Airレジ連携可

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スマホが決済端末になるタッチ決済アプリ一覧比較表

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