経済産業省の2025年のデータでは、キャッシュレス決済が全体の支払いに占める割合は現金の支払いを超え「58.0%(162.7兆円)」まで拡大しています。
一方、決済端末はサービスによって手数料や導入費用、機能が異なるため、店舗の規模や業種に応じた選定が必要です。
この記事では、おすすめのキャッシュレス決済端末の手数料や料金・機能が一覧で分かる比較表、人気サービスのおすすめランキング、各サービスの特徴やお店に合った選び方まで解説します。
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“title”: “キャッシュレス決済端末は「費用・対応決済・使いやすさ」で選ぶ!”,
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キャッシュレス決済端末とは
キャッシュレス決済端末とは、店舗でクレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの支払いを受け付けるための機器です。
決済端末で受け付けられる主な決済手段とブランドは次のとおりです。
| 決済手段 | 主なブランド |
| クレジットカード | Visa、Mastercard、JCB、American Expressなど |
| 電子マネー | 交通系IC(Suica、PASMOなど)、iD、QUICPayなど |
| QRコード決済 | PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAYなど |
最近では、端末代金が無料のサービスや、個人事業主・小規模店舗向けに決済手数料を低く設定したプランも用意されており、費用を抑えて導入できます。
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キャッシュレス決済端末の種類
キャッシュレス決済端末は、使える場所や必要な機器によって、大きく4種類に分けられます。

1. 小型リーダー型|省スペースで初期費用を抑えられる
小型リーダー型は、スマホやタブレットと接続して使用するコンパクトな決済端末です。端末自体が小さいため、レジ周りのスペースを取らずに設置できます。
レジ周りをコンパクトにまとめたい店舗や、導入時の費用を抑える場合にもおすすめです。
| サービス名 | |||
|---|---|---|---|
| 端末 | ![]() |
![]() |
![]() |
2. 据え置き型|レジカウンターで会計する店舗におすすめ
据え置き型は、レジカウンターなど決まった場所に設置して使用する決済端末です。
他の種類と比べて画面が大きいため、金額が見やすく、操作がしやすい点も特徴です。レジカウンターで会計する店舗や、端末を持ち運ぶ必要がない店舗におすすめです。
| サービス名 | ||
|---|---|---|
| 端末 | ![]() |
![]() |
3. モバイル型|客席や店外へ持ち運んで決済できる
モバイル型は、バッテリーを内蔵し、Wi-Fiやモバイル回線などの無線通信に対応した持ち運び可能な決済端末です。
レジカウンターだけでなく、客席や店外へ端末を持ち運んで決済できます。テーブル会計を行う飲食店や、イベント、移動販売など、会計場所が1か所ではないお店で活用されています。
| サービス名 | |||
|---|---|---|---|
| 端末 | ![]() |
![]() |
![]() |
4. オールインワン型|決済やレシート発行を1台で完結
オールインワン型は、クレジットカード・電子マネー・QRコードなどの決済機能に加え、レシート印刷などの機能を1台に集約した決済端末です。
スマホやタブレット、外付けプリンターなどを別途購入する必要はありません。周辺機器を減らしてレジ周りをすっきりまとめられます。
上記で紹介した「据え置き型」と「モバイル型」の両方に、オールインワン型の端末があります。
| サービス名 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 端末 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 端末の種類 | 据置型 |
モバイル型 |
モバイル型 |
モバイル型 |
キャッシュレス決済端末の比較一覧表|手数料・料金・機能を徹底比較
ここでは、おすすめのキャッシュレス決済端末を人気順に並べました。各決済端末の手数料、費用、入金サイクルを比較表で整理します。
どの端末を選べばよいか分からない場合は、次の「おすすめ決済端末診断」をご利用ください。
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【30秒診断】最適なキャッシュレス決済端末は?
決済端末は、業種・会計場所・料金・POSレジの利用状況によって、おすすめのサービスが異なります。
比較表を見ても候補を決められない場合は、質問に答えて自分のお店に合う決済端末を選んでみてください。
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"title": "あなたに最適な決済端末は?"
}
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キャッシュレス決済端末を比較|おすすめランキング順に紹介
ここからは、おすすめの決済端末を人気ランキング順に紹介し、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。
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キャッシュレス決済端末の選び方
ORENDでは、キャッシュレス決済端末の選定・導入に関わった250人を対象に、端末選びで重視したポイントを調査しました。

調査では、決済手数料の安さ(49.2%)と使いやすさ(46.0%)が特に重視されていました。ここからは、料金や操作性に加え、対応決済、入金サイクル、POS連携、契約条件など、決済端末を選ぶ際に確認すべき7つのポイントを解説します。
決済手数料
決済手数料は、キャッシュレス売上が発生するたびに継続してかかるコストです。
たとえば年間のキャッシュレス売上が1,000万円の場合、手数料率が0.5%違うだけで年間約5万円の差になります。そのため、キャッシュレス売上額が大きい店舗ほど、手数料率の差による金額差も大きくなります。
詳しくはキャッシュレス決済額別シミュレーションもご覧ください。
ただし、キャッシュレス売上額が月50万円程度など小さい店舗では、決済手数料よりも月額費用などの固定費を抑えることが重要です。売上額が小さいと、決済手数料も小さくなるためです。
また、「1.98%〜」などの最低料率には、中小企業限定や月額プラン契約などの条件が設定されています。自分のお店が最低料率の適用条件を満たしているかまで確認することが重要です。
決済手数料が安い(1.98%~)決済端末とその条件▼
こちらがカード手数料が1.98%から利用できる決済端末とその条件をまとめた表です。
| サービス | 端末 | 安い手数料の主な条件 |
| 🥇 stera pack | ![]() | Visa・Mastercardが1.98% スモールビジネスプランを契約。初年度の月額無料、2年目以降月額3,300円。中小企業で、Visa・Mastercardの年間売上見込み2,500万円以下などが条件 |
| スマレジ・PAYGATE POS | ![]() | Visa・Mastercardが1.98% 中小事業者向け基本プランを契約。月額3,300円。新規加盟店の中小事業者で、Visa・Mastercardの年間決済額2,500万円以下などが条件 |
| STORES決済 | ![]() | Visa・Mastercardが1.98% スタンダードプランを契約。月額3,300円。年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件 |
適用には条件があるため、詳しくは下記の解説をご確認ください。
クレジットカードの決済手数料について詳しく比較したい方はこちらの記事をご確認ください。
使いやすさ・操作性
決済端末は毎日の会計で繰り返し使うため、画面の見やすさや直感的に操作できるかどうかが会計スピードに影響します。

導入前に、公式サイトで操作イメージを確認しましょう。 初めて使うスタッフでも画面を見ながら迷わず決済できるか、決済方法の切り替えや取消・返金などもスムーズに操作できるかがポイントです。
端末費用・初期費用・月額費用
決済端末を導入する際は、端末代だけでなく、毎月の費用や必要な周辺機器まで含めて確認することが重要です。
「端末0円」でも、スマホ・タブレットやレシートプリンターの購入、月額費用が必要になる場合があります。主な費用は以下のとおりです。
| 費用 | 必要になる場合 |
| 端末費用 | 端末を購入する場合。サービスによっては無償レンタルやキャンペーンで0円の場合あり |
| 初期費用 | 導入手数料や初期設定などにかかる費用。無料のサービスが多い。 |
| 月額費用 | サービスによって発生。月額0円のサービスもあり |
| スマホ・タブレット代 | 小型リーダー型でスマホ・タブレットとの接続が必要な場合。手持ちの対応端末があれば不要 |
| レシートプリンター代 | 紙のレシートを発行し、決済端末にプリンターが内蔵されていない場合 |
端末代だけで判断せず、お店で必要になる機器や固定費まで含めて確認してください。
端末代+初期+月額が無料の決済端末▼
各サービスの導入コストと必要機器を比較すると、以下のとおりです。
Airペイ、stera pack、JMSは無料で始められます。Squareもスマホでタッチ決済を使えば、端末費用は無料で、月額費用は一切発生しません。
無料のクレジットカード端末やその条件を比較したい方はこちらの記事もおすすめです。
入金サイクル
売上金が銀行口座へ振り込まれるまでの期間を示す「入金サイクル」も重要な比較ポイントです。

入金のタイミングはサービスによって異なり、翌営業日に入金されるものもあれば、月数回・月1回などの場合もあります。仕入れ、人件費、家賃などの支払いが多いお店では、入金までの期間が短いほどキャッシュフローを安定させやすく、資金繰りの負担を抑えられます。
売上を早く受け取れる入金サイクルの早い決済端末▼
Squareは最短即時入金、stera packは毎日の入金サイクルを選ぶことができるため、資金繰りを安定させたい個人事業主や小規模店舗におすすめです。
| サービス名 | 端末 | 入金サイクル | 入金手数料 |
|---|---|---|---|
![]() |
即時入金 |
0円 |
|
![]() |
毎日/月6/2回 |
三井住友:0円 |
対応する決済方法
決済端末を選ぶ際は、対応ブランドの多さだけでなく、来店客の年代で利用率が高い決済方法に対応できるかも重要です。

東京都が2025年11月に都内在住者3,017人を対象に実施した調査では、年代別に見ると、すべての年代でクレジットカードの利用割合が最も高く、次いでQRコード決済が多く、20〜40代で利用割合が高い結果となっています。駅周辺のお店などでは、SuicaやPASMOなど交通系電子マネーの対応も検討して下さい。
| 決済手段 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代以上 |
| クレジットカード | 41.0% | 45.7% | 38.1% | 40.0% | 37.9% | 41.7% | 43.3% |
| 電子マネー | 9.4% | 8.1% | 11.6% | 9.6% | 10.4% | 9.6% | 7.8% |
| QRコード決済 | 14.8% | 17.0% | 18.6% | 19.4% | 16.5% | 13.5% | 7.8% |
対応決済の種類が多い決済端末ランキング▼
| サービス名 | 端末 | 対応決済ブランド数 |
|---|---|---|
![]() |
92種類 |
|
![]() |
81種類 |
|
![]() |
71種類 |
インバウンド向けのキャッシュレス決済について詳しく知りたい方は下記の記事をご確認ください。
POSレジとの連携
すでにPOSレジを導入している場合は、利用中のPOSレジに対応している決済端末を選ぶのが基本です。

連携できる端末なら、POSレジで商品・メニューを選んで会計金額を確定すると、その金額が決済端末にも自動で連携されます。決済端末に同じ金額を手入力する必要がないため、二重入力の手間や入力ミスを減らせます。
各サービスのPOSレジ連携一覧▼
各決済端末と連携できるPOSレジの一覧です。既にPOSレジを導入している方は連携ができるか事前に確認しましょう。
| サービス名 | 端末 | 主な連携POSレジ |
|---|---|---|
![]() |
Airレジ |
|
![]() |
Airレジ、スマレジ、ユビレジ、ORANGE POS、funfo、BCPOS、メガネのレジ、StarPOS CS、Bionly |
|
![]() |
BCPOSシリーズ、POS+、NECモバイルPOS、スマレジ、Uレジ、ORS、GPOS just、Foody Pocket |
|
![]() |
スマレジ |
|
![]() |
スマレジ、POS+、Okageシリーズ、ユビレジ、据置型POSレジ(JET-Sなど) |
|
![]() |
リアレジ、ユビレジ |
|
![]() |
STORES、スマレジ、ユビレジ、Bionly、Salon Answer、POS+、Orange POS、poscube、Loyverse POS、NEXPO、Okage DX、かんたんレジ |
|
![]() |
スマレジ、ユビレジ、funfo、Aiony、poscube |
POSレジをこれから導入する方はこちらの記事もご覧ください。
契約期間・解約条件
サービスによって最低契約期間が設定されており、期間内に解約すると解約金や残りの端末代が発生します。
特に、端末0円や割引キャンペーンは、一定期間の利用が条件になっていることがほとんどです。途中で解約すると、無料だった端末代の支払いやキャンペーン特典の返還が必要になる場合もあるため注意が必要です。
契約期間・違約金がない決済端末▼
導入までの日数・加盟店審査
申し込みから利用開始までにかかる日数は、サービスによって異なります。
キャッシュレス決済には加盟店審査があり、審査に通過しないと利用できません。開業日やイベント日が決まっている場合は、審査や端末の発送に時間がかかることを考え、1か月前を目安に申し込んでおくと安心です。
導入までの日数が短い決済端末▼
もしすぐに利用する必要がある場合は、Squareがおすすめです。Squareは申し込みがオンラインで完結し、面倒な契約手続きもないため、Visa・Mastercardなどのクレジットカード決済を最短当日から利用できます。
| サービス名 | 端末 | 契約条件 | 導入までの目安 |
|---|---|---|---|
![]() |
契約期間:なし |
最短当日 |
|
![]() |
契約期間:1年間 |
1週間~1ヶ月 |
|
![]() |
契約期間:3年間 |
最短約2週間 |
サポート体制・故障時の対応
キャッシュレス決済端末は、故障や通信トラブルが発生すると決済できなくなり、売上機会の損失につながります。そのため、サポートの受付時間や問い合わせ方法、故障時の対応が重要です。
特に、土日祝日や夜間も営業する店舗では、営業時間中に電話サポートを受けられるかがポイントです。また、端末が故障した場合の交換対応や、代替端末の貸出有無も確認が必要です。
【業種別】おすすめのキャッシュレス決済端末と選ぶポイント
決済端末は、飲食店や美容室、小売店など、業種によって必要な機能が異なります。ここでは、業種別におすすめの決済端末とその選定理由を紹介します。
| 業種 | おすすめのキャッシュレス決済端末 |
| 飲食店 | Airペイ、Squareターミナル |
| 美容室・サロン | Airペイ、Squareリーダー |
| 小売・アパレル | stera pack、Squareターミナル |
| 個人事業主・個人店 | Airペイ、Squareリーダー |
| キッチンカー・移動販売 | JMSのVEGA3000、PayCAS Mobile |
| クリニック・歯科医院 | stera pack、STORES決済 |
飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末
飲食店では注文から会計までの連携と、客席で決済できることが重要です。
AirペイはAirレジ・Airレジ オーダーと連携でき、Squareターミナルは端末自体にPOSレジを搭載しており、持ち運んで決済からレシート発行まで1台で完結します。
美容室・サロンにおすすめのキャッシュレス決済端末
美容室・サロンでは高単価メニューや店販への対応と、予約・会計をまとめて管理できることが重要です。
AirペイはAirレジで施術・店販売上を管理でき、SquareリーダーはSquare 予約と組み合わせて予約から会計まで連携できます。
小売・アパレルにおすすめのキャッシュレス決済端末
小売・アパレルでは商品・在庫管理に加え、決済手数料やポイント・免税対応も重要です。
stera packは低料率に加えてポイント・免税アプリを追加でき、Squareターミナルは商品・在庫管理から決済・レシート発行まで1台で対応できます。
個人事業主・個人店におすすめのキャッシュレス決済端末
個人事業主・個人店では売上が少ない時期でも固定費を抑えられることが重要です。
Airペイは端末・月額費用0円で導入でき、Squareリーダーも月額0円の小型端末です。
キッチンカー・移動販売におすすめのキャッシュレス決済端末
キッチンカー・移動販売では固定回線がない屋外でも使え、持ち運びできる端末が必須です。
JMSのVEGA3000は端末・月額0円で4G回線・バッテリー・プリンターを内蔵し、PayCAS Mobileは屋外でも1台で決済できます。
クリニック・歯科医院におすすめのキャッシュレス決済端末
クリニック・歯科医院では医療機関向けの料金プランがあるかが重要です。
stera packは医療機関向けプランでVisa・Mastercardが1.50%、STORES決済は医療特別料率でクレジットカードが1.30%〜となっています。
キャッシュレス決済端末の導入方法と流れ
キャッシュレス決済端末は、決済代行会社を利用することで複数の決済手段をまとめて導入できます。一般的な流れは次のとおりです。

1. 決済代行会社に申し込む
まずは、Square、Airペイ、stera packなどの公式サイトから申し込みます。
店舗情報や代表者情報、振込先の銀行口座などを登録し、必要な書類を提出します。サービスや業種によって異なりますが、本人確認書類や営業許可証、店舗の営業実態が分かる資料などが必要です。
書類の提出方法やタイミングはサービスによって異なるため、申し込み画面の案内に従って手続きを進めます。
2. 加盟店審査を受ける
申し込みが完了すると、決済サービスやカード会社による加盟店審査が行われます。
審査では、業種や取扱商品、店舗の営業状況などが確認されます。審査期間はサービスや決済ブランドによって異なり、数日から数週間程度かかる場合があります。
審査に通過すると、承認された決済手段から順次利用を開始できます。
3. 決済端末を設置・設定する
決済端末を用意したら、利用開始に必要な設定を行います。
カードリーダー型は、決済アプリを入れたタブレットやスマートフォンと端末を連携します。紙のレシートを発行する場合は、別途レシートプリンターも接続します。
一方、プリンターを内蔵したオールインワン型は、インターネット接続や端末の初期設定を行い、レシート用紙をセットします。
最後に決済が正常に処理されることを確認したら、キャッシュレス決済の受付を開始します。
キャッシュレス決済端末を導入するメリット
キャッシュレス決済端末を導入すると、支払方法を増やせるだけでなく、会計業務や現金管理の負担も減らせます。主なメリットは次の3つです。

1. 支払方法を増やして販売機会を広げられる
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などに対応できるため、手持ちの現金がない顧客や、高額な商品・サービスの代金を現金で持ち歩いていない顧客にも対応できます。
現金しか使えないことを理由に購入を諦めたり、ためらう顧客を減らせます。
2. 会計業務を効率化できる
キャッシュレス決済では、現金の受け渡しやお釣りの計算が不要になるため、会計時間を短縮できます。
また、POSレジと連携すれば、売上・決済履歴がデータとして記録され、会計情報の反映や売上集計も自動化でき、手作業による集計業務を減らせます。
3. 現金管理の負担を減らせる
キャッシュレス決済の割合が増えると、店舗で扱う現金も減ります。釣銭の準備やレジ締め、現金の保管・管理にかかる作業を削減できるため、日々の店舗業務を効率化できます。
キャッシュレス決済端末を導入するデメリット・注意点
一方、キャッシュレス決済端末には、決済手数料やトラブル対応など、導入後に継続して発生する負担もあります。導入前に次の4点を確認しておくことが重要です。

1. 月額費用や決済手数料などのランニングコストがかかる
キャッシュレス決済端末は、決済ごとにかかる決済手数料に加え、サービスによっては月額費用も発生します。
キャッシュレス決済額が小さい店舗では、固定費を抑えるために月額0円のサービスがおすすめです。一方、既に売上が大きい店舗では、月額費用がかかっても決済手数料率の低いプランを選ぶことで、トータルのランニングコストを抑えられます。詳しくはキャッシュレス決済額別シミュレーションもご覧ください。
2. 支払方法が増えるとスタッフの対応も増える
クレジットカードや電子マネー、QRコードなど支払方法が増えると、それぞれの決済操作や取消・返金方法をスタッフが覚える必要があります。
操作がシンプルな端末に加え、マニュアルや動画などのサポートが充実したサービスを選ぶと、教育にかかる負担を減らせます。
3. 通信障害や端末故障で決済できなくなる
キャッシュレス決済は、通信回線や決済システム、端末を使用するため、障害や故障が発生すると決済を受け付けられない場合があります。
電話やチャットなどのサポート体制と、トラブル発生時の対応時間を事前に確認することが重要です。
4. 取消・返金や不正利用への対応が必要になる
決済後の取消・返金に加え、不正利用やチャージバックカード利用者からの申立てによって売上が取り消される仕組み。紛失・盗難されたカードを第三者が使用した場合など。への対応が必要になる場合があります。
こうした対応はサービスによって手順やサポート内容が異なるため、取消・返金の操作方法や、不正利用・チャージバック発生時のサポート体制を確認して選ぶことが重要です。
キャッシュレス決済端末の費用をシミュレーションで比較
決済端末は、表面上の決済手数料だけでは「どこが一番安いか」を判断できません。
実際に店舗が負担するランニング費用は、「月額費用+決済手数料」で考える必要があります。
キャッシュレス売上によってお得な決済端末は変わる
こちらは、月の決済額に応じて実際にかかる年間のランニング費用をまとめた表です。
キャッシュレス売上が少ない場合は、月額料金の影響が大きくなります。
キャッシュレス売上が多い場合は、決済手数料率の差が年間のランニングコストを大きく左右します。
| サービス | 端末 | 端末料金 | 月50万円 (年600万円) | 月100万円 (年1,200万円) | 月200万円 (年2,400万円) | 月300万円 (年3,600万円) | 月500万円 (年6,000万円) | 月1,000万円 (年1億2,000万円) |
| Airペイ | ![]() | 0円 (通常27,720円) | 約15.5万円 | 約31.0万円 | 約62.1万円 | 約116.6万円 | 約194.4万円 | 約388.8万円 |
| Square リーダー | ![]() | 4,980円 | 約15.6万円 | 約31.3万円 | 約62.5万円 | 約117.0万円 | 約195.0万円 | 約390.0万円 |
| Square ターミナル | ![]() | 39,980円 | 約15.6万円 | 約31.3万円 | 約62.5万円 | 約117.0万円 | 約195.0万円 | 約390.0万円 |
| stera pack | ![]() | 0円 | 約16.9万円 | 約29.8万円 | 約55.7万円 | 約103.9万円 | 約170.5万円 | 約337.0万円 |
| JMSおまかせサービス | ![]() | 0円 | 約15.5万円 | 約31.0万円 | 約62.1万円 | 約93.1万円 | 約194.4万円 | 約388.8万円 |
| STORES決済 | ![]() | 0円 (通常27,720円) | 約16.9万円 | 約29.8万円 | 約55.7万円 | 約112.5万円 | 約184.9万円 | 約365.9万円 |
| PayCAS Mobile | ![]() | 0円 (通常78,800円) | 約19.1万円 | 約34.3万円 | 約64.7万円 | 要見積もり | 要見積もり | 要見積もり |
| スマレジ・PAYGATE POS | ![]() | 0円 (通常39,600円) | 約16.9万円 | 約29.8万円 | 約55.7万円 | 約110.1万円 | 約180.8万円 | 約357.6万円 |
費用シミュレーションの計算条件・補足▼
このシミュレーションでは、各サービスを利用した場合の年間ランニングコストを比較しています。
年間費用は、12カ月分の月額料金+年間の決済手数料で計算しています。
決済手段の構成比は、2025年の国内キャッシュレス決済実績をもとに、クレジットカード・デビットカード86.1%、電子マネー3.7%、QR・コード決済10.2%として計算しています。
カードブランドやQRコード決済ブランドによって料率が異なる場合は、比較条件を統一するため、各プランで利用できる最低決済手数料率を使用しています。
端末代、スマートフォン、タブレット、レシートプリンター、インターネット回線などの導入費用・周辺機器費用は含まない
実際の費用はカードブランドやQRコード決済ブランドの利用割合、料金改定、キャンペーンなどによって変動
- Airペイは中小事業者向けディスカウントプログラムの料率を使用し、適用条件を超える売上帯では通常料率で計算
- Squareは中小事業者向けのカード決済料率2.50%、電子マネー・QRコード決済3.25%で計算し、月300万円以上は低料率を適用せず3.25%で計算
- stera packはスモールビジネスプラン、月額3,300円で計算し、月300万円以上では通常料率を使用
- スマレジ・PAYGATE POSは月額3,300円で計算し、月300万円以上では通常料率を使用
- JMSおまかせサービスは中小企業応援プログラムのカード決済手数料2.48%を使用し、月300万円までは低料率、月500万円以上は通常料率3.24%で計算
- STORES決済はスタンダードプランの年間契約を使用し、月300万円以上では年間決済額3,000万円以上の料率を使用
- PayCAS Mobileは中小事業者応援プログラムと電子マネーオプションを使用し、月額3,300円で計算。低料率プラン対象外の売上帯は要見積もり
キャッシュレス売上が「月50万円」程度なら、月額料金がかからない「Airペイ、SquareやJMSおまかせサービス」の年間ランニングコストが低くなります。
一方、「月100万〜200万円程度」になると、月額料金が発生しても1.98%などの決済手数料が低い「stera pack、スマレジ・PAYGATE POS、STORES決済」の年間ランニングコストが低くなります。
「月300万円」を超えると年間決済額が3,600万円以上となり、中小事業者向けの低料率プランを利用できないサービスもあります。 一方で、この規模になると決済額が大きいため、決済手数料を個別に調整できる場合があります。通常料率だけで判断せず、個別見積もりを依頼して実際の費用を確認してください。
下のシミュレーターでは、月商やキャッシュレス比率、決済手数料を入力して、自店舗に近い条件で総費用を試算できます。
ご利用上の注意点・免責事項
・本シミュレーターの結果は概算値です
・実際の手数料は契約条件により異なる場合があります
・導入前には各決済サービス会社へ正式にお問い合わせください
免責事項
・計算結果の正確性について保証いたしません
・本ツールの使用により生じた損害について一切責任を負いません
・ご利用は自己責任でお願いいたします
推奨
・実際の導入検討時は複数社から見積もりを取得し、各決済サービス会社にご相談することをお勧めします。
計算時の注意点・ポイント
- 月商は平均値で入力:繁忙期と閑散期を考慮した年間平均を使用
- キャッシュレス比率は現実的に設定:導入初期は30-40%、定着後50-60%程度が一般的
- 決済方法の比率:迷ったらクレジットカード60%、QRコード30%、電子マネー10%で試算


































